FoxDotの特徴を数点。
FoxDotのチュートリアルを訳してみてるのですが、いわゆるプログラミングに関わる用語、属性とかエフェクトとか設定、そういう説明が主体のようなのです。
特筆する点としては、パターンと言われる、独自のコーディング方法(この表現でいいのかな?)で、これで偶発的というか、思いもつかない、突拍子もないメロディーやコード進行が作れるかもしれないという点でしょうか。
これね、やり方はわかるようになったんですけれど、じゃあ、実際にこれで印象的な曲が作れるのか、というとそうはいかないでしょう。
メロデイ、コード進行など出つくしちゃったよね、なんていわれることもありますが、同じコード進行で数々の名曲が作られていますし、それとメロディやリズム、音色など、組み合わせでまだ音楽って作れるものだと思うんです。
そこで、偶発的にメロディが作れるなんて機能はすごく素敵なものに聞こえるんですが、自由度が高い分、不協和音や禁忌に聞こえる音使いなどもできるので、この点は注意が必要でしょう。
理論に基づいて、がちがちにコード進行を組み立てて、メロディを乗っけていくという方法もFoxDotではできますが、Live Codingを売りにしている以上、こういったやり方はあまり歓迎されないのかもしれません。その一方で不協和音を避けるとなると、メロやコード進行で自動生成のようなものは避けられてしまうかもしれないですよね。うまく響かない。となると、コードはdur=4程度の白玉を鳴らす。もしくは同じコードで、ベースのみを変えていくとか、あまり音を詰め込まない方法の方が、やりやすいかもしれないです。
またはリズムは音階が無い分、自動生成は使いやすいかもしれないですが、細かいリズムを打つやり方は、ドラムンベースなどでも使われてたと思いますが、頭の一拍目でデカい音でベース音が鳴るので、その後にどれだけ音を細かく打っても、あまり問題にはならないんですよね。こっちの方が使いやすいかもしれません。
まずはかっちりとメロディやコード進行を作っていって、リズムを合わせてじっくり作ってみるのがいいと思うんです。音階など音楽の要素を数値で表しているので、この点ではFoxDotは使いやすいと思えます。そして慣れていけば、偶発的な音楽生成というのものの良いところが見えてくるような気がします。
ということで、いろいろと遊んでいく道筋が見えました。
結構いいツールだと思います。
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