覚悟はしていたけれども(関節痛から診断が下るまでの話)

明らかに表れた最初の症状(収まらなかった痛み)

ある日目覚めたら、首が回らなかった。寝違えたのかと思ったけれど、痛みの種類が違う。左右に首を倒すことと、横を向くことは出来なかったけれど、前後は何の問題もなく動くから、「なんか変」くらいにしか思ってはいなかった。流石に1週間もすれば治るだろう。それがかれこれ2か月半くらい前。

2週間経っても、全く首の痛みは引かなかった。その痛みは右肩の方にまで広がってきて、いつの間にか、左手首にも激痛を伴うようになった。首が動かない時点ですでに運転は辛かったけれど、手首の痛みで握力が明らかに低下している(痛くて握れない)上に、手首を捻る動作がほぼ不可能な状態になって、ハンドルを握ることも辛くなってきたので、さすがに病院に行った。
関節痛だから、とりあえず整形外科。ただ、ある予想があったので、もう一つ診療科を掲げている整形外科を選んだ。

最初の病院(整形外科に計3回)

整形外科ではレントゲンを撮って、特に骨に問題はなく、薬は痛み止めにロキソニンとセットで胃薬のムコスタ、あとは湿布を1週間分処方され、とりあえずそれを飲んで過ごした。ロキソニンとムコスタのセットは当然のごとくよく処方されるので、過去何度も飲んだことはあるし、発熱時の処方が多かったが、痛み止めとして使ったことももちろんあって、良く効く薬として認識していたのだけど、これまでの明らかに効いている感じがせず、結局関節痛いなぁと思いながら1週間を耐え、再度病院へ。

2度目の病院の日は、痛み止めを飲んでいるはずなのに、痛い箇所がどんどん増えて、左足首や左手親指の第一関節まで痛むようになってしまって、私の予想は確信に近づいていた。その日には、先生も同じ予想をしたらしく、血液検査をした。血を抜くのは、献血が趣味なので慣れっこなのだけど、まさかの3度失敗されて、ちょっと笑ってしまった。
血液検査の結果は薬が無くなったころには出るからと言われ、また同じように、7日分のロキソニンとムコスタと湿布を処方してもらったのだけれど、それに追加して、ステロイドを5日分。ステロイドは、『試してみたい?試すなら出すけど、効くかを見るのに5日分だけ。』と言われて、この痛みが減る可能性があるなら試さない選択肢が無いくらいには常に痛かったのと、痛む箇所が明らかに増えていたので、処方してもらうことにした。

このステロイドが、劇的に効いた。ステロイドを飲んでいた5日間は、明らかに痛みが減って、左手首以外の痛みは消えて、痛みの残っている手首もかなり痛みは軽減されて、びっくりするくらい普通に生活が出来た。2か月ぶりの痛みのない生活だったこともあって、こんなに快適なのかと驚いたくらい。このステロイドの効果で、私の予想はほぼ確定。あぁ、やっぱりか。その覚悟をもって、3度目の病院へ。

3度目の病院の日は、既にステロイドは飲み切っていたので、普通にあらゆる関節の痛みを我慢して病院へ。開口一番、先生が『ステロイド、効いたでしょ』って言いだしたから、あぁ、思った通りだなと。
血液検査で炎症が出ていて、『リウマチだろうね。紹介状書くから。ダメな曜日とか、ある?』ってなった。

紹介状をもらってリウマチ科へ

2日後、紹介された病院のリウマチ科へ。人生で一番たくさんの部位のレントゲンを撮り、検査の採決は6本くらい取られ、結果、診断は当然のごとくリウマチで、人生において通院で最高額(入院は超えなかった)を支払い、お金をおろしていて良かったと胸をなでおろした。会計に2時間半待たされた(1時間ちょっとで確認は入れた)のは、流石にイラっとした。

抗リウマチ薬などを処方されたのだけれど、いつも行っていた大手ドラッグストアの処方箋薬局に1つ薬がなくて、電話でいくつかの薬局に電話して確認し、電話で確認して、あると言うから行った薬局にも、この薬が来るまで1時間かかると言われ、電話した意味…とは思ったが、仕方がないので食事に行き、薬を手に入れて家に帰ってくるまで、約8時間。マジ地獄。

予想の理由と今後の対策予定

そんなこんなで、長くなりましたけれど、リウマチという完治のない(痛みの軽減とか、完解はする)病気になってしまった。幸い、骨にはまだ明らかな症状は出ていないらしい。別で心配なところはあるらしいけれど、まぁ、それはそれ。とにかく、痛みが引くといいなと思いながら、薬を飲む日々。予想していたのは、母親が30代後半の時点でリウマチに罹患していて、その時の痛がり方とかを覚えていたことが一つ。過去、ここまでではないけれど、手首の痛みは出やすかったし、数か月前には膝の痛みに3週間ぐらい悩まされたりと、今思えばいろいろなところに時々痛みは出ていたのが二つ目。なってしまったものは仕方ないし、痛みが引いて、関節の動きが戻ってこないと出来ないことはどうしても出てくるので、対策を少しずつ講じていこうとは思っている。
強い痛みが出ると洗髪とか地獄なので、薬の効き方によっては、髪の毛は短くしようかな、と思っている。料理するにしても、調理器具フライパン大きいので全てを賄うスタイルだったけれど、片手じゃ持てなくなるかもな、とか。着るものも、被る系の服だと脱着が大変になる可能性があるから、今後買うときは考慮しないとな、とか。

痛いところが多すぎる

あんまり痛みに弱い方ではないと思っていたのだけれど(靭帯切ったり、扁桃腺取ったり、ぎっくり腰になったりしたけど、今のところどれよりも辛い)、これはなかなか辛い。多分、痛む箇所が多いのが要因の一つなんだと思う。時間が許せば半日寝続けられるくらいには、良く寝るタイプなのに、寝返りで目覚めるなんて、本当に驚いている。そのあとも何とか眠るんだけど、目覚めたら目覚めたで、とにかく体が動かない。現状、手首、膝、足首、肩、ありとあらゆる関節が痛いので、立ち上がるのに気合と覚悟が必要。
ある一定レベルに動けるようになるまで、2~3時間かかってしまって、階段は1段ずつしか階段は下りられないわ、左足引きずらないと歩けないわ、服を着るのも一苦労、今まで片手で持っていた荷物も持てない。スマホとか玉ねぎ1個の重みに手首が耐えられなかった時は、マジで焦ったし、今のところ、何をするにも今までの3倍以上の時間がかかっている。

経過は気が向いたら書きます

今後、ここに経過を書くかは決めていない(楽しいことではないから)けれど、30代で罹患する人も多い病気だし(一番多いのが40代だったかな?)、痛み止めしか処方されない時期があったりで、診断が下るまで時間かかるし、1ヶ月も我慢せずに、さっさと病院に行けばよかったなというのがあって、これを書いている。
私の場合は、体を使う仕事ではないから、できるだけ動かさないように生活できたこと、なんだかんだで動きに気を付けていれば耐えられたこと(痛みで目覚めることはまだなかったし、我慢できない時はテーピングで手首を固めてた)、痛みの変遷を自覚したかったのもあって、市販薬を一切飲まなかったことで、あまりにも治らない、酷くなっていることに気づいたから、痛みが出てから約1ヶ月半くらいで病院に行った。
もし、市販の痛み止めを飲んで、それが効果があって、それによって我慢できていたら、病院に行くのはさらに遅れただろうし、私は幸い、今のところ骨には見えるくらいの以上はないらしいけれど、市販薬を飲んで、それが効いて、病院に行くのが遅くなっていたらどうだったかはわからない。

痛みは我慢しがちだけれど

痛みは誰かと比べられないから、このくらいの痛みで病院に行くのはどうかなって思うことはあると思う。薬を飲んで耐えられるなら、病院には行かない選択をする人もいるかもしれない。それで収まることも、確かにある。でも、痛みはそれだけで症状なのだなと。左手首を動かしたときの痛みが最も強いのでサポーターで固定しているが、やはり痛みは生じるし、動かしたら痛いかもという恐怖は拭えないから、痛みを我慢しすぎないって大事だなと改めて思う。

年齢を重ねるということ

30代から40代って、女性の体は変わっていくとはよく聞くけど、確かに大事にしないといけないんだなと実感している。痛みでイライラするのに同時に禁煙とか多分無理だったから、禁煙禁酒を始めていて良かったなと思っている。実は、大問題なのは、太ってしまったことなんだけど。

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