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プレゼン力の向上

プレゼン力の向上について

木下斉さん主催するLocally Driven Labs(LDL)の公民連携推進議員の定例報告会を行いました。以下リンクはLDLの活動紹介です。

https://note.com/fumihirookazaki/n/ne15023de7706

報告会は近藤みほさんに取り仕切ってもらいながら、各自取り組み状況を話してもらいました。実のある勉強会になるように色んな制約を設けています。1人10分以内で完結すること、みんなからのフィードバックは5分以内という決まりのもと進められます。

11月度定例会の目次については近藤さんが書いてくださったので、僕は定例会をレベルアップしていくために、人に聞いてもらえる報告の仕方について考えを整理してみます。

皆さんがどんな気持ちでプレゼンをされているのか分かりませんが、僕は自分の番がくるまで自分の喋ることで頭がいっぱいになり、どんな順番で喋るのか頭の中で流れを反芻しているうちに、人の話が耳に入らなくなります。

何度も頭の中で繰り返していると、うまく行くイメージが湧いてきます。しかし、いざ登壇すると、思い描いていたパフォーマンスと違って、しどろもどろになります。目線を高く保つことを忘れて肩が落ち、声量は細り、余計な説明をしてさらに泥沼から抜け出せなくなります。

合宿で得たこと

つい先週、僕は都市経営プロフェッショナルスクールの合宿で岩手県へ合宿に行ってきました。合宿に挑む前に課題がありました。プレゼンを失敗する原因は、練習の数が足りないことと、準備に時間を割いていないことの2つだということを踏まえて、月に100人以上に対して自分の実現したい事業の説明を行いました。

毎日5人に話をして20日間かかります。たまたま道ですれ違った友人の腕を掴んで聞いてもらわないと達成できない数です。僕は議会活動と自分の飲食店の仕事中に人と会うことも多かったので、立ち話でも3分ほど話して感想を聞いてみます。店に常連さんがいたら横に座って「ちょっと聞いてください」と言ったり。

自分がやりたいことを喋り続けて分かった貴重なことは、仲間が増えるということでした。目指す場所に共感してもらえたら、一緒に何かやろうというふうに発展します。応援してくれる人も増えました。何かに向かっていることを示すと、周りの人は手伝いやすくなるみたいです。

合宿でもう1つ理解したことは、自分のことを知っている人と、自分のことを知らない人とでは、伝わる内容がぜんぜん違うということです。僕は地元人間ですから、日頃は知っている人と話すことがほとんどです。知らない人と話す時、ほとんどの人は他人のことに興味を持ちません。スクールであれば、コーチに詰め寄ってお願いをすれば話を聞いてもらうことはできますが、内心、下手なプレゼンを聞いてげんなりしてるんだろうなと想像します(笑)。

できれば、聞いてもらう相手を楽しませながら、自分の事業案に対してフィードバックをもらいたいです。というか本来、魅力的な事業は人を楽しませる要素があるはずだと考えれば、そもそも事業がよくないかもしれません。ともかく、事業自体を見つめ直すことは時々必要ですが、ここでは伝え方の工夫をもっとしていかねばならないということを書かせてもらいました。

伝え方の工夫

伊藤羊一著『1分で話せ』はまさに伝え方の工夫について書かれています。この本で僕が学んだことは、すごくざっくりですが、「求めることを最初に述べよ」ということです。欲望を隠すな、端的に望みを言え、誰に何をしてほしいのか、を伝えることだと理解しました。求めていることを最短距離で伝えて、自分の望み通りになれば、それ以上の結果はありません。

かと言って、欲望をそのまま伝えても「何であなたに協力しなければならないのか?」と返されてしまいます。どうしたら相手をその気にさせることができるんだろうと思うと、「短く、分かりやすく、シンプルに」という論理に加えて、「面白い、もっと聞きたい、一緒にいたい」という相手の興味関心をひく提案になっていないと相手に乗ってもらえません。

そこで、僕がきのう定例ミーティングでバイオガス発電のことを話しましたけど、誰の興味関心をひけたのかというと、斉藤達也さんはタイムリーにバイオガスプラント建設計画が立ち上がっているので知識欲に訴えかけることができたと思います。その他には、費用対効果が悪くない事業で、第一次産業で困っている人も多い課題であることから、事業アイデア自体として気をひくことができたかもしれません。しかしそこは、僕がプレゼンを時間内に話し終えることができなかった締めの悪さを反省して、また来月の報告会に挑みます。


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