昼間のパパは男だぜ

 クリエイターは、おだてて、讃えて、褒めそやしてやると、やる気が出て創作意欲が出る。だからファンレターや感想を送れ。とよくいわれる。クリエイターが創作をやめてしまったあとから「好きだったのに」とか言われてももう遅い。

それって、現代の家庭内での父親の権威が低下したことと相似形に見えてくる。


 昔は家父長制の概念が強く、父親すげえ!と父親ageの風潮だった。だから威張ってたし、それに見合うだけ働いたし金も稼いできた。
現代では典型的に父親は疎まれるようになり、家庭内に居場所がなく家に帰りたくないのが普通になった。そして、父親になって一家の大黒柱をやろうとする人自体が減った。

それは、クリエイターが心無い発言やアンチに疲弊、あるいは反応の薄さから、同人活動や創作活動を辞めてしまうのと重なって見える。


承認欲求を卑しいものと捉える風潮がよくわからない。
「褒めること」というのは、そんなに出し惜しみするようなものなのか?もっとカジュアルに褒めればよいのでは。

例えば「モテたくて音楽を始める」とか、よくあることじゃないですか。

他者の評価をモチベーションにするな。という風潮。一理あるけど、一理ない。