ティフ研トークでエニアグラムを紹介したい


この度ティフ研オンラインサロンにてティフ研トークを担当することになりました石橋恭子です。
みなさま、前代未聞と言えるこの状況下、いかがお過ごしでしょうか。
今年は元々東京オリンピック開催に伴い、中小企業診断士一次試験試験も7月に前倒し措置が取られるなど通常とは違う予定ではありましたが、オリンピックも延期となる非常事態、今(4月29日現在)のところ当初の予定通り試験開催となってはおりますが、私は今年の受験は控えようかと考えております。またしてもみなさまのお仲間となって共に活動出来る日が遠のく可能性がありますが・・命あっての活動ですから。自分と家族と仲間の命のためと思って日々外出自粛生活を送っております。

さて、トークテーマについて、あれこれと考えを巡らせて参りましたが、今回私からは、「エニアグラム」というものをご紹介したいと思います。エニアグラムとは、私たちの性格を9つのタイプに分け、それぞれのタイプの特徴から自分自身や相手の行動や考え方に気が付くきっかけにしようという自己成長システム、コミュニケーションツールになるものです。MBAプログラムに採用されたり、ソニーやトヨタなど大手企業の研修に利用されるなど、世界中で一定の評価があるものなので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
私は元々心理学専攻(認定心理士)で産業カウンセラーの資格を取得しており、人材派遣会社の営業や、病院専門のコンサルタントとして特に院内の人間関係やコミュニケーションに重点を置いた活動などをしてきた中で、自然と、「この人にはこんな話し方をすると伝わる」「この人はこう言っているけど本音はこう感じているのではないか」といった洞察力を身に着けてきたと自負しています。その感覚でしかなかったものを具体的なツールとして確立していたのがエニアグラムであったと後から気が付き、今はエニアグラムの勉強にのめりこんでいます。

次回のティフ研オンラインサロンは5月23日を予定していますね。
それまでにみなさまも、自分のタイプについて仮診断してみてください。
ネットで「エニアグラム」「エニアグラム 性格診断」など検索すれば、関連のページがわんさか出てきます。エニアグラムの診断は無料で出来ます。また、簡易診断で10か20の質問に答えればOKのものから、100を超える診断テストが用意されているページもあります。いずれも自分の本質を知る仮診断でしかありませんので、気軽に素直な気持ちで受けてみてください。

ちなみに私はタイプ7ウィング8という本質を持っているというところで今は落ち着いています。この文章を書きながらも、タイプ7っぽさ出てるなぁと我ながら笑っちゃってます(笑)タイプ7って、思考が「未来思考」で、起きてもいない未来のことばっかりを考え行動する癖があるんですね。冒頭、中小企業診断士一次試験について書きましたが、こういうのがまさにタイプ7。まだこの状況がどうなるかわからないし、試験は今日(4月29日)現在「実施する」と言われている事実があるのに、気持ちは未来にばかり向いていて、受験しようかな、しないほうがいいかな、でも今年受けなかったら来年も「診断士候補生」のままだわ・・などと考えを巡らす。これを、他のタイプ、例えば現実思考タイプの人は「今は実施すると発表されているのだからそのつもりで準備するべきだ」と考えるし、過去思考タイプの人は「前例がないからわからない」と考えたりするのです(あくまで「そう考える傾向がある」ということ)。そんな「現実思考」「過去思考」の人たちが私の言動を見ると、不安になったりイライラしたりしてしまう可能性があるんですね。それに私自身が「気が付く」ことがとても大切で、気が付くことによって、自分の考え方を改め自分を落ち着かせることが出来たり、言動を変えることで自分の思っていることを適正に伝えることが出来たりするようになる。結果として、周囲とのコミュニケーションも円滑になるというのが、エニアグラムの考え方です。

エニアグラムは基本的には性格を9つに分け、そのタイプごとの特徴を見ていくところから始まるのですが、前後のタイプ(タイプ2ならタイプ1やタイプ3)に影響されたり、ストレス状態によってレベルが9段階も上がったり下がったりすると言われていますので、同じタイプでも18通りの状態があると考えられます。もっと細かい考え方を取り入れていく方法も組み合わせると2000通りを超えるタイプに分類出来る計算になり、同じタイプでも似ていない人がいることの説明にもなっていますが、まずは9つの性格というところから興味を持っていただければいいなと思っています。

エニアグラムを知ることが、会社の人間関係やお友達、ご家族との円滑なコミュニケーションの一助になりますように。

ではみなさま、5月23日にオンラインで元気にお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?