エニアグラム活用

エニアグラムは大きく分けて9タイプありますが、それぞれのタイプについての事例は挙げていたらキリがないので一旦お休みし、今日は活かし方について考えてみようと思います。

タイプ診断をして、誰だれはこんなタイプ!というだけでは、あまり意味がありません。
そもそも、タイプ診断そのものが思い込みや役割としての回答から導き出され、本来の自分のタイプではない可能性がありますので、簡易診断だけでタイプがわかるとは思わないほうが良いのがエニアグラムの浸透を妨げる要因のひとつだろうと思っているのですが、診断テストのようなものを受けて自分のタイプに当たりを付けたら、「本当にそうだろうか」と自問を続けて欲しいと思っています。

そういったことを重ね、自分のタイプがわかってくると、徐々にアクションを変えることが出来るようになってきます。

例えば、私はタイプ7です(まだ自問は続いています)。
人の説明を大抵は最後まで聞かず「だいたいわかった!やってみるわ」というタイプです。やってみたけど出来なかった、ということも当然有りの前提で動き出します。
ところが、それを許せないタイプが存在します。
例えば、タイプ1。タイプ1は「常に正しくありたい」という欲求を持っていますので、私が間違えること前提で動き出すことが信じられません。
例えばタイプ6。タイプ6は「安全でありたい」と思っています。私が何かを出来なかったらどうなってしまうのか、心配で気が気ではありません。
タイプ1もタイプ6も、理由は違えど「絶対に間違えたくない」ので、間違ってもいいじゃん、やり直せばいいじゃん、なんてことは通じないのです。
ちなみにタイプ3とかタイプ5とかは私がやってみて失敗しても何とも思いません。
タイプ2はもしかすると失敗するのを待っているかも!?(失敗したら助けてあげられるから)

では、タイプ7(だろうと思っている)の私は、どうやら自分とは違うらしいタイプの人を前にどうしているのか?
「だいたいわかった!」と言わないように気を付けるようになりました。
この一言で、例えばタイプ1やタイプ6の人は明らかにネガティブになりますので、言わなければ良いのです。
それでその場が円滑になるのだから、とっても簡単!

さらに、あれこれ色々な意見が出ていてアクションが出来ない時、とりあえずやってみれば良いと考える私はイライラしがちでしたが、そう思うのもタイプ7だからと冷静に思えるようになってきましたし、イベントの企画やトライ&エラーで試行錯誤出来る場面に積極的に出ていくようになりました(そして、じっくり考える場面はちょっとだけ登場するようにしています(笑))

相手のタイプがわからなくても、自分のタイプがわかっていれば、自分のしがちな言動がわかってきます。それに気が付けるようになるだけで、自分をコントロールし相手へのアクションを変えることが出来る。
こちらからの関わり方が変われば相手の反応も変わりますよ。

是非みなさんにも、エニアグラムを活かして、より良い毎日を過ごしていただきたいと思います。


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