ブリキの太鼓 : 俺の映画鑑賞記録

ブリキの太鼓
1979年
ギュンター・グラス監督

[8月は戦争関連映画を観る!月間]

1979年西ドイツで製作された映画で、時代背景は第一次世界大戦後の自由都市ダンツィヒ。

胎児目線での出産シーンや、比較的大きめな魚を拠り所としたウナギ漁は中々衝撃的で、ホラー映画よりホラー要素を強く感じました。
衝撃的な映像表現が好きな人には堪らないんじゃないかな。

原作はドイツの作家 ギュンター・グラス氏が1959年に発表した同名の長編小説。
小説の内容をかなり忠実に再現したとの事で、戦争による市民が受けた抑圧から生まれた数々の精神的問題を描写した様に鑑賞通して感じました。

太鼓を用いた印象的な場面に、軍楽隊による行進シーンで、映画主人公のオスカルがブリキの太鼓でワルツのリズムを打ち、マーチをワルツに変えるシーンがありました。
打楽器の打音とリズムってこの様に他に波及する事は多くあるんですよね。
打音は人に影響するという良い例だと思います。
とても興味深い場面でした。

#俺の映画鑑賞記録

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