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エッセイ 『仔牛の涙』 vol61〜晩夏の時に歩く   白壁の町と金魚ちょうちん〜

エッセイ 『仔牛の涙』 vol61
〜晩夏の時に歩く
   白壁の町と金魚ちょうちん〜



2022年8月22日
柳井市散策

湯田温泉町を離れて「やない駅」で下車
ライブセットの荷物では
一人散策は難しい

安い宿にもう一泊する為に
柳井市に移動

宿宿に荷物を預けて
朝から白壁の町を散策

逆方向に道を間違えてしまったり
よく歩いたよ
自分の感覚の衰えを痛感した

雲が多い空だが残暑の日差しは
容赦なく照りつける

観光客はまばらだが
この閑散とした町に吹く風が
一人旅にはたまりません

僕は
小路や古寺が好きなんだ

小路から吹き抜ける晩夏の風に
押されて歩く視界の先に

軒下に金魚ちょうちんが泳ぐ
白壁の町が130mほど続く道

長閑な昼下がり
風鈴の音色で白壁の町に響く

金魚ちょうちんの隙間に
風鈴が風と遊んでる姿は
日本の夏だと一人思ったりしてた

心癒される最高の時に
感謝です。

余談ですが
山口線の車窓から見る
キラキラと輝く福富の海
素晴らしい

もう少し窓ガラスは
綺麗にして欲しかったなぁ

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