映画業界 ハラスメント体験記【奴隷日記#10】
訣別の狼煙、周到なJ太郎!前回の記事から数日が経った日のこと。この日は現場へアキさんだけを送っていった。その後、私とJ太郎は別シーンの家の掃除に向かった。清掃の他に、仕込みの美術(家具)を買い出し、運び込んだ。ずっと愚痴を吐いてはいたが、作業だけは手を止めず続けていた。そんな我々は、反逆の狼煙を上げる。
この日、アキさん抜きでの作業途中、ナガサワさんが遊びに来る。彼も美術助手としての仕事がない一人だった。実際には仕事はあるのだが、何度も言うように、ギャラを払いたくないが為に