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個人版ボロクソDEシネマ

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こちらでは、新作旧作問わず、傑作駄作問わず、忖度なしで、私的映画鑑賞の感想を書き綴ります。見た作品を全作というわけではありませんが、定期的に書いていきます。
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記事一覧

映画鑑賞記録 #4

ご無沙汰してます。ようやく10本映画を見たので、#4の更新です。今回は、かなりいい映画に出会えました。特に新作は、今年ベスト級の作品がチラホラ。最近は、なかなか映画館に足を運べずな生活でしたが、来週からは毎週1本見に行く習慣を作ろうとルームメイトと話しています。とはいえ、いきなり来週何を見ようか、悩み中です。金曜以降なら無条件でシャマランの新作を見ますが、如何せん、見に行く曜日が火曜なもので、、、 今のところ、候補は『シングフォーミー、ライル』『グリッドマン』『The So

映画鑑賞記録 #3

新作の撮影もあったことから、前回の映画鑑賞記録から1ヶ月空いてしまいましたが、久しぶりに更新です。今回は、ドラマ作品は#4の1本、映画は#18〜#30までの13本です。これまでの記録方法とは違うメディアで書き置きしたので、各作品、やや長めの感想になっていますが、ご了承ください。最後に、これは書きたい、と思った作品の感想を長めに書いています。ご興味ある方は、有料部分にはなりますが、ぜひご購入いただけますと幸いです。100円に設定してます。 ガンニバル / 片山慎三 2023

¥100

映画鑑賞記録#2

こんにちは。 最近、なかなか映画を見る時間が作れず、寂しい堂ノ本です。 この頃は、今冬、撮影予定の短編映画の準備で忙しく、改稿やらスタッフィング、キャスティングと大忙しです。ただ、今年度が終わるまでに撮影できそうな目処が徐々に立ち始めて、やる気に満ち満ちています。 さて、今回は8本の映像作品を鑑賞しました。1本はドラマ作品。1本はアニメーション作品です。 今回のベスト映画は、文句なしで『水俣曼荼羅』です。原一男渾身の本作は、実に6時間半に及ぶ大作ですが、鑑賞後、もっと長

映画鑑賞記録2023 #1

最近、システム手帳を持ち始めて、ご満悦の堂ノ本です。 今年から手帳の方に映画鑑賞ログを取るようになって、同時に読書のログも取り始めたので、その備忘録も兼ねて、ここにも載せます。 大したことは書いてませんが、何か見る時の参考になれば幸いです。 映画・連続ドラマ・アニメーション作品を合計10本鑑賞するごとに記録して行こうと思います。 今回のベスト映画は、日本映画専門チャンネルで録画していた『ワイルドツアー』。一緒に見た恋人は、めちゃくちゃ退屈していたけれど、すごく楽しんだ。年

5月に見た映画について

こんばんわ。早くも上半期最後の月、6月がやってきましたね。 なんとなくですが、5月病のようなものにかかっていたのかもしれません。 映画の本数も少なめになっており、ついに彼女に、ひと月の鑑賞本数を抜かされました。ショックです。。。 5月に見た映画の発表! 今月は、13本。鑑賞本数の少なかった4月より、さらに減ってしまいました。ここ最近、ピンク映画を見れていないこと、それから主に10年代以降の作品群ばかりに偏ってしまっていることが、気になります。 新作鑑賞は6本(劇場鑑賞は5

4月に見た映画について

ご無沙汰してます〜 4月の頭に、これからは毎週更新していくよ〜なんて、お知らせしつつ、 思ったより忙しい社会人生活で、時間が取れませんでした。 とはいえ、そろそろ新生活にも慣れ、大阪芸術大学映像学科の機材番として、徐々に余裕も生まれ始めてきました。 この辺のお話はまた今度描いてみましょう。学生時代は感じなかったいろんなことが楽しく感じられます。 4月に見た映画発表!! 4月に鑑賞した映画を、日付順に遡って振り返ります。 さよならテレビ  東海テレビのドキュメンタ

『春原さんのうた』を想って。

こんばんは。今回は1/29にシネヌーヴォで鑑賞した『春原さんのうた』について、書こうと思う。いや、この書き方は不透明な気がする。春原さんのうた、を見て、考えてしまったことを書こうと思う。 映画評だとか感想文とは少し異なるので、映画の出来不出来が気になる方には、特に参考にならないことを前書きする。 ただ、春原さんのうたを見て、何がしかを書きたくなったというのは、その映画の最も鮮明な感想ではないだろうか。 映画の外部 私は普段、映画を見て映画の外部の話をすることを嫌う。例

那須博之『美少女プロレス失神10秒前』

こんばんわ。堂ノ本です。今日はボロクソDEシネマのお時間です。 #4になる今回は、やはり以下の記事を理由にロマンポルノを上げさせていただきます。→日活ロマンポルノ50周年記念、本当にこれで終わるのか? 監督、那須博之について いやあ、いい写真だ。めちゃくちゃかっけえ。 今回紹介する映画は、1984年公開の那須博之監督作品です。那須さんといえば、『ビーバップ・ハイスクール』が有名でしょうが、やはり彼もロマンポルノからキャリアをスタートさせた監督です。 私の私的那須博之

小沼勝『いんこう』〜おねショタロマンポルノ〜

はい、お久しぶりのボロクソDEシネマです。この前の記事で、予告していた通り、にっかつロマンポルノ50周年記念として、ロマンポルノの映画紹介・レビューをしていこうと思います。 今回の作品は『いんこう』という、言わずと知れた名匠・小沼勝監督の作品です。ロマンポルノの中では、かなり終盤の作品で、1986年公開の映画です。ロマンポルノが88年に終わりを告げるのだとすれば、まさに最終盤という感じですね。 この頃になると、いわゆるアダルトビデオが台頭してきて、日活もそれに呼応するよう