見出し画像

私とダウ90000

私が初めて彼らを見たのは2021年のM-1グランプリだった。3回戦ぐらいから話題になって、私も男1女4の漫才を拝見した。私はその瞬間、一目惚れをした。

そこからはYoutubeに上がっているダウ90000のネタを漁りまくった。前団体であるハリネズミのパジャマのネタも多く見た。一気にハマって、M-1準々決勝のネタは何回見たかも分からないくらい見た。

その年のM-1グランプリは残念ながら準々決勝止まりとなり、彼らの姿をM-1で見ることは無くなったが、その後に行われた第3回本公演「ずっと正月」の配信を買った。

圧巻だった。人生で演劇と言うものを初めて見たが、90分があっという間に感じた。蓮見さんの考える固有名詞やフレーズが当時の私(今もだが)に刺さりまくった。元々ああいった恋愛系の作品が大好きなので、見終わったあとに部屋で叫んだ。丁度めちゃくちゃに恋愛を頑張っていたときだったから余計に深く突き刺さった。

特に「楽しそうに話してくれてた? でも本当に好きな人と話す時はもっと楽しそうだからね」というセリフ。なんでそんなこと言うんだよって。気付かないフリしてやってたのに。頭がおかしくなりそうだった。現にちょっとおかしくなっていたと思う。

この「ずっと正月」を見て、ダウ90000の沼から抜けられなくなった私は、彼らが出ているライブの配信や彼らの名前が出ているネット記事などをとにかく見た。今でもYoutubeのラジオも欠かさず聴いているし、2回聴くこともざらにある。

そして、10月。私は初めてダウ90000を生で見た。第4回演劇公演「いちおう捨てるけどとっておく」だった。恋愛系を期待していた私からしたら少し物足りなかった部分もあったのだが、それでも十分に楽しめた。配信も買ってめちゃくちゃ観た。私がダウ90000を見せたい人にも見せることが出来た。その人も楽しんでくれていたから本当に嬉しかった。

また、先日第5回演劇公演「また点滅に戻るだけ」も生で見た。こちらはダウ90000らしく恋愛模様も描いたものだった。同級生同士の複雑に絡み合う人間関係。伏線回収がエグすぎて、こちらも約2時間が一瞬だった。私が見たのは昼公演だったけど、夜公演だったら帰り道感情がとんでもないことになってたと思う。残念ながら一緒に見に行っていた人が居なかったのでプリクラを撮ることは出来なかったのだけれど。

ダウ90000に出会ってなかったら多分もっとつまんない人生だったと思う。それくらい私の中でとてつもなく大きな存在になっている。まだ成長途中の彼らだが、私のこれからの人生をたくさん色付けてくれることだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?