末っ子気質だからなのか若いからなのか(もしくはその両方で)助かった話
(相変わらず中身の無い駄文です)
こんにちは、四人兄弟の末っ子です。
姉が二人、兄一人います。
僕は自他共に認める「末っ子気質」です。
末っ子気質については各自ググってください。
調べて出てきた特徴の半分くらいは僕に当てはまります。
正直いい年した大人が「末っ子気質だから~」とか意味わからないと思いますが、たぶん末っ子気質って刺さる人には刺さるんですよ。
で僕は若い。
29歳(当時ですら28歳)なので全体で見れば全く若くない。
若くないんだけど、介護事業所の管理者としては若いんです。
そんな要素が先方に刺さったからなのか、
「謝罪に伺ったら最終的に先方がフォローを入れてくれた」経験が二件ある。仕事をしてたら急に思い出したので軽く懐古しようと思う。
ケース1
経緯
・非常に奥様思いで、細かい要望を下さるご家族様がいた。
・弊事業所はおまぬけさんが多くて不手際が続いた。
・とあるミスで直接伺って謝罪することになった。
呼び鈴を押し、謝罪の面持ちで旦那の登場を待つ。
過去に何度も怒られており内心は「また怒られる…」と謝罪だけでなく気落ちしているのもあって表情は相当暗かったと思う。
まあ明るい顔で謝りに行くのも変なんだけど。
ドアが開いて旦那登場。
サトウ「この度は大変申し訳ございませんでした」
旦那「まあ上がって」
…あー。ボッコボコに怒られるわ。
懇々と説教されるわ…。
旦那「で、どうするの?」
サトウ「はい。つきましては~のように対応いたします」
旦那「でも前もそれで改善されなかったよね」
サトウ「はい…」
旦那「その人(今回ミスした人)クビにするしかないよね」
サトウ「」
旦那「どうせ前もその人でしょ」
サトウ「」
旦那「サトウさんも大変だよね」
サトウ「!?」
旦那「俺も----で管理職してたからさ。わかるよ。
いるんだよ。そういうやつって。
どんなに言っても言われたことをやらないようなさ。
結局すごい簡単な仕事しか振れなくなるんだよ。
でも周りの士気も下がるしさ。
ミスしたらこうやって上の人間が頭下げてさ。
簡単にクビにできないのもわかるんだけどさ。
まあこっちも信頼して預けてるんだからさ。
どうにか頑張ってよ。サトウさんも」
サトウ「……はい」(涙目)
サトウ「本日はお忙しいところお時間いただき大変申し訳ございませんでした…今後ともよろしくお願いいたします…失礼いたします…」
…?何も解決してないし、なんならそんなに怒られてない…?助かった!!
(怒られてはいるし何も解決に向かってないし助かってもいないけど、
予想していたよりも怒り要素が少なかったから安堵しているだけ)
ケース2
部署内で転倒事故が起きた際、
・職員から俺への報告が不十分
・俺から職員への指示が不十分
・職員から家族への報告が不適切
・その後の対応も不十分
という不十分尽くしの最悪ケースがあった。
いつものように謝りに行くサトウ…
(と言いつつも時系列的にはケース1よりもずっと前の話)
細かい内容は省きます…というかこの件の直後に交通事故に遭ってしまって記憶がだいぶ上書きされていて…あまり覚えていない。
ただご家族様から
「こういう時って本当はもっと上の人間が出張ってきて謝るべきなのよ。
会社はサトウさんを庇ってあげるべきなのにね」
「こうやってサトウさんみたいな真面目な良い子が辞めちゃうんだよね~」
とフォローしていただいた。
どうして怒られつつも相手からの同情を誘うことが出来たのかというと、
俺が末っ子かつ若手だからだ!!!!!
これが刺さる人には刺さる!!
刺さらない人にはむしろ逆効果!!!
末っ子気質でよく言われるのは「甘え上手」なんですけど、
「弱い部分を晒すことに抵抗がない」ことだと思ってるんですよ。
刺さる人には「しょうがないな~」とフォローしてもらえるし、
刺さらない人には「甘えてんじゃねぇ!てめぇでやれよ!」とキレられる。
そして末っ子気質の人は無意識に「甘えていい人」と「甘えるべきじゃない人」とをジャンル分けしており前者には超懐く。
俺は当時若手管理者だったから先方も「しゃーないかー」とハードルを下げてくれる。
それが上手く効いたのが上述の二例である。
まず反省した-見ようによっては憔悴した-表情で先制攻撃。
これで相手は怯む。
そしてとにかく相手の言い分を聞く。相手が提示を求めるまで改善案は出さない。
というか相手の言い分を聞きながら「どうすれば相手が納得してくれるか」を考える。
こっちで考えてきた付け焼刃の改善案が通用するようなら電話だけで解決している。
直接謝罪に赴いている時点で一筋縄ではいかない+誠意を見せるべきである相手であるということだ。
刺さる人はこの時点で「うーん…こいつに言ってもなぁ…こいつが悪いわけじゃないしなぁ…立場的に責任取るのはこいつだけど…」と思い始める。
そしてそれでも俺は謝り続ける。
そのうち相手は「こんなに責めちゃかわいそうか…」と思うのだ。
若くてよかった~~~~~~
終わりです。
好きな言葉は「恐縮です」
得意な言葉は「お言葉に甘えて…」
完
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