「他人の人生背負うな」

旧友が掛けてくれた言葉である。
本当に目からウロコで、かつ的確な表現だった。

私は昔からどうしても他人軸で生きてしまうフシがあり、友人やパートナーの事ばかり考え、何なら本人以上だったかもしれない。

パートナーが患ってしまった時も。
私の方が治療法やコミュニティなどの情報収集に積極的だったし、私と居て幸せなのか、私が幸せにできるのか、そもそも結婚出来そうもないのに関係を維持しているのは不毛でお互いにメリットが無いだとか。

色々考えすぎて疲れてしまった。
本人が消極的に見えることに責めたい気持ちがあったし、やりたくてやっていた筈のことが辛くなっていた。

半ば別れる気でそれを相談したところ、タイトルの言葉を貰った。
ほろっとウロコが落ちて、「ああ、だから辛かったんだなあ」と納得した。
どうも一緒くたにしがちだった私は、その日から心がけている。

最近忘れかけていたが思い出したので書いた。
誰かも、辛くなったときは他人の人生背負ってないか考えても良いかもしれない。

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