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機は

「神風が吹いた」

同じような夢を何度となく見た
それはしあわせな気持ちの夢とは程遠い
強いて言うなら奇妙な夢だ

夢の中で過去の家族を垣間見
その中に自分が居ることもある
取りようによれば悪夢にもなるその夢の世界で
そのおどろおどろしさの中で私の目は活きていた

現存の世界を漂うように実体を有うさないのであれば
夢の中では生霊が如く精気を帯びている

ああ、そうゆうことだったのか

10年かけて振る舞っていた綺麗事の本性は
深層で陽を見る時まで
じっと機を待っていたのか

検索を掛けてみると思わぬ手堅を獲られた

神風が吹いた


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