確信と感覚

バンコクから成田へ向かう飛行機にて。

「あのとき」感じたことを言葉に残した。

出発は22:50。


・・・・・


浮き彫りになる
道と川と雲

どこまでも続いてそうで続いていない。

灯る道がまるでマグマのよう

雲の上はやはり眠い

光を求めるように
光から遠ざかる

太陽が消えるだけでこんなにも
色を失うことを知った

続いてると確信できる星空を初めて見た

ジーニーがいるのも不思議じゃない世界を感じた

1番好きなものが更新されてしまった

いくら息を飲んでももう元には戻れない

初めて"なにか"がわたしにもわかった。

曖昧な世界が愛おしく 深く 永遠に続くんだろうと悟った

数少ない誰かたちと秘密を共有した

わたしが見つけた何かは
きっと誰かの何か
そいつも自分のものだと思い込んでる

光の闇に飛び込んだらどうなってしまうのだろう

こめかみが痛もうと下を見るより
美しい上を見上げていたい

上の世界はきっとわたしの一生分はへでもない

すべてにとっては、小さなことで
わたしにとっては、きらめきで

死ぬんだとわかった。
大きく小さな美しさを見つけてしまったから

今なら死んでもしょうがないと。
それなら笑顔で離れようと。


・・・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?