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イナックス シャワートイレ サティスの電源点滅リセット方法

2015年秋。INAX(イナックス、LIXIL、リクシル)のタンクの無いタイプのシャワートイレ(温水洗浄便座)の電源ランプ(LED)が速く点滅し始めました。点検を受けるように促すサインだそうです。電話で問い合わせたところ、リセット(点滅解除)の方法を教えてもらえたので、記録しておきます。下の動画です。

リセットの手順
Satis(サティス)タイプのDV-117という型番の機種です。サティスタイプの初代かと思います。2001年製造のものなので、かなり年数もたっています。
2000年~2005年に製造されたDV-100系のサティスならばこの方法でリセットできる可能性が十分あるので試してみる価値はあると思います。ノーリスクですので。DV-100系はDV-111,DV-113,DV-114,DV-115,DV-116,DV-117,DV-118の7機種かと思います。
最初に症状が出たのは2015年の夏ごろで、電源ランプが速く点滅し始めました。10年程度使用するとそうなるらしいです。その後、秋ごろになって、お尻用とビデ用のシャワーのノズルが2本同時に出てきたり、引っ込まなかったり、ともかく挙動不審状態になりました。INAXのサービスに電話したところ、出張見積もりだけで最低7千円ほどかかるということでした。少し迷いましたが、それなら洗浄機能無しでこのまま使うしかないとあきらめて電話を切ろうとしたら、
「リセットして様子を見てもらえませんか。」
とINAXの方がおっしゃって、電話をかけながら丁寧にリセットの手順を教えてくださいました。その通りやったら電源ランプの点滅はなくなりましたがノズルの挙動不審は治りませんでした。しかし、もう一度同じ操作をしたらノズルの挙動不審もなくなりました。
しかし、それから1年。2016年11月11日。また同じような症状となりました。
前回教えてもらった方法で同じようにリセットして様子を見ます。今後のこともあるのでメモあるいは備忘録として動画に記録します。
とりあえず電源ボタンの点滅は治り、2回リセットしたらノズルの挙動も正常になりました。
次は何時頃症状が出る(ようにプログラムされている?)のでしょう。

電源ランプが早く点滅した時のリセットの方法

1.お尻パワフル弱とビデ弱を同時に20秒以上押して、
2.ピピっと鳴ったら電源ボタンで電源を切り、
3.コンセントを抜き、10秒してから
4.コンセントをさして10秒してから
5.電源ボタンで電源を入れる。

これを1回やったら電源ランプが正常になり、
2回やったらノズルの挙動不審も治りました。

同じ頃に作られたSATIS DV-117 であれば上記の方法でリセットできるはずです。

DV-100シリーズならば同じ方法でリセットできる確率は高いと思います。もしできなくても、
INAXメンテナンス(0120-179-411)に電話すれば教えてもらえると思います。
もし教えてもらえなければ、
「現にDV-117で教えてもらった人がYouTube動画でUPしているのにどうしてダメなんですか?」
とお聞きになればよろしいかと思います。

INAX NEXTプログラム
INAX(LIXIL)によれば、電源ランプの点滅は、 シャワートイレ「点検時期お知らせ表示機能」だそうです。
この機能は、INAX独自の自主製品保守推進制度「INAX NEXT プログラム」の一環です。INAXによれば、
>末長く製品を使用していただくために、
>お客さまをバックアップする取り組みが
>INAX NEXTプログラムです。
ということです。
シャワートイレ「点検時期 お知らせ表示機能」についてINAXによれば、
>シャワートイレには、
>長年のご使用で製品が安全に使用されているか、
>また部品の劣化故障がないかを確認する
>点検時期お知らせ表示が搭載されています。
>点検時期お知らせ表示機能とは
>INAXのシャワートイレはこの機能を、2001年から搭載しており、
>他の設備機器でも展開し始めている安全上有効な機能です。
>長年のご使用による部品劣化や故障がないかを
>確認する点検時期をお知らせする機能です。
>機能が働くと電源ランプが点滅します。(機種によって異なります。)
>点滅は、使用開始から10年前後で、標準的な使用条件の下、
>安全に使用できる期間を終了する時期に合わせています。
>点検時期お知らせ表示が点滅したら、
>INAXまでお問い合わせください。
>製品の状態を確認し、点検や修理をご提案させていただきます。
>※点検・修理は有料です。

言った者勝ち
無料解除作業の申込書を郵送してもらって書けば無料で点滅解除でできるとブログに書いてありました。言った者勝ち(苦情を言った人だけに対応する)みたいです。ただし解除作業だけで点検は有料らしいです。これはどうかと思います。
がんこおやじのチャレンジ日記
2015年の記事です。今は対応も変わっているかもしれません。

バックアップする取り組み?
バックアップする取り組みとは、ずいぶんアフターサービスが良いという印象を持ちますし、それはユーザーを囲い込んで固定客化するために考え出されたプログラムなのかと思います。しかし、内実は無料じゃなく有料なので全く逆の意図を感じます。ここからは個人的な見解ですが、有料点検(有償点検)を強制されているようで、非常に「感じ悪い」です。ノズルの動きなどの機能がおかしくなるのもわざと仕組まれていると思えてきます。つまり、「INAX NEXTプログラム」は一定期間使用すればユーサーにお金を払うことを強制するようなプログラムであるかのように思えますし、ユーザーを騙すみたいで非常に悪い印象を持ちました。そんなことをしてもユーザーは囲い込みどころか結局離れていくだけだと思います。そのようなことに知恵を絞るくらいなら、もっと良い製品を作ることに尽力すべきだし、それは長い目で見れば会社の利益につながるはずだと思います。INAXにはそういう力があったと思うしもっとプライドをもってほしかったです。「INAX NEXTプログラム」なるものが実施されたのは2001年であり、ファッショナブルなサティスはTOTOを凌ぐ勢いがあったと思います。その頃はブログ等でユーザーの意見が発信されることは想定外であったと思います。しかし、今では「INAX 点滅」で検索すれば多くのユーザーが懐疑的な意見を発信しています。モグラたたきのように苦情に対応するよりも、大多数の物言わぬユーザーに誠実な対応をしなければメーカーの信用に関わってきます。情報はすぐに大多数の人が共有する、そういう時代なのだと思います。目先の利益を求めてユーザーを欺くようなことをしてもすぐにバレて全世界に魂胆が露呈されます。それは結局メーカーの不利益になります。その意味では嘘がつけない良い時代になったように思いますし、メーカーの真の力が問われている時代だと思います。

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