【FF14】ぼくがかんがえた黄金のレガシー①(6.55部分)

※二次創作です
※メイン未クリアです
※シナリオ初心者が「こうだったらいいな」という願望を元に書いています
※6.55から変更がある想定です

オールドシャーレアン
クルルが、棚の中から手形を見つける。
クルル「……ずいぶん古い手形……内容によっては、きちんと保管しておかないと」
手形のアップ。
クルル「これ、ガラフおじいちゃん宛てだわ! 送り主は、「トライヨラ連王国」のグルー……ダメ、かすれてて、ほとんど読めない」
クルル「うーん、ほかに何かわかることは……」
クルル「トラル大陸における「黄金郷」の調査依頼、ですって……!?」
クルル「変ね……」
クルル「バルデシオン委員会がそんな活動をしていたなんて記録、ひとつも見た覚えがないわ」
クルル「あら?」
クルル「中に、まだ何か……」
封筒の中に耳飾りが入っている。
クルル「珍しい意匠の耳飾りね。依頼の内容と、何か関係があるのかしら?」
クルル「トラル大陸に黄金郷……おじいちゃんは、そこへ行ったの……?」

6.55クエスト「明日への一歩」

石の家
タタル「あっ! 冒険者さん! お待ちしておりまっした!」
タタル「お話したいことがあるので、中に来てくれまっせんか?」
選択肢「わかった」
タタル「おねがいしまっす!」
選択肢「もう少し待って」
タタル「中で待ってまっす!」
選択肢「タタルさん丸くなった?」
タタル「え……っ!? 久しぶりに会うとバレまっすか……!?」
クエスト受注「明日への一歩」

石の家の内部
クルル「あら、<名前>。あなたも呼ばれたの?」
タタル「クルルさん、<名前>さん!」
タタル「えっへへ、今日はでっすねぇ……おふたりに、プレゼントがあるのでっす!」
クルル「プレゼント?」
冒険者(首を傾げるモーション)
タタル「世界どころか、ヴォイドまで救った冒険者さんには、暫しのバカンスを楽しんでほしいのでっす!」
選択肢「バカンス?」
タタル「そう! 光の英雄から、ひとりの冒険者に戻るときが来たのでっす!」
選択肢「まだ世界を救いたい」
タタル「根っからの英雄なんでっすね~! さすがでっす!」
選択肢「タタルと一緒にいたい」
タタル「えっ! えっへへ、ありがとうございまっす!」
タタル「おふたりは、トラル大陸をご存知でっすか?」
クルル「!」
タタル「エオルゼアから遥か西に位置する大陸で、多種族を束ねるトライヨラという国がありまっす」
タタル「海が激しく、限られた船でしか到達できないことから、未踏の土地も多いらしいでっす」
タタル「リムサ・ロミンサの伝説の冒険家「ケテンラム」さんが長い航海の末にその海を突破し、エオルゼアから初めてトラル大陸に渡ったとされていまっす」
クルル「つまり、何が言いたいの?」
タタル「ふっふふ――この、トラル大陸こそ、冒険者さんの次の舞台に相応しい場所だと思うのでっす!」
選択肢「ワクワクしてきた」
タタル「さすが<名前>さん、話が早いのでっす!」
選択肢「何か企んでる?」
タタル「そっ、それは……」
選択肢「まだエオルゼアにいたい」
タタル「エオルゼアを愛してくれているのでっすね……!」
クルル「<名前>が未知の場所に冒険に行く……とても素敵なアイディアだけれど、どうして急にそんな提案を?」
タタル「うっ……。べっ、別に、大繁盛商店として、未知の大陸との伝手があったら更に商売の幅が広がって利益がガッポガッポ……なんて思ってないでっす!!」
クルル「なるほど……」
冒険者(肩を竦める)
クルル「私を呼んでくれたのはどうして?」
タタル「ふふふっ、タタルの情報網を甘く見られちゃ困るでっす! クルルさんも、トラル大陸への上陸方法を探していると聞きまっした!」
クルル「!」
タタル「これを機に、ふたりで、トラル大陸へ上陸してみてはいかがでっすか?」
クルル「でも、船には限りがあるんでしょう?」
タタル「お任せくっださい! しっかり、トラル行きのチケットを用意してありまっす!」
タタル「せっかくのお休みなんでっすから、のんびりバカンスしてきてくっださいね!」
タタル「そしてトラル大陸でも、宣伝をお願いしまっす!」
クルルと目を合わせて肩を竦める冒険者。
アイテム入手「トラル行きのチケット」

石の家の内部
クルル「思わぬ展開になったわね……」
頷く冒険者
クルル「トラル行きの船は、オールドシャーレアンから出るみたい。せっかくだから、暁のみんなに挨拶していきましょうか」

オールドシャーレアン
バルデシオン委員会分会
グ・ラハ・ティア「(名前)! どうしたんだ?」
クルル「ラハくんに話したいことがあって来たのよ」
グ・ラハ・ティア「オレに?」
クルル「私たち、トラル大陸に行くことになったの」
グ・ラハ・ティア「!」
クルル「タタルさんから、バカンスを楽しみながら、新大陸の伝手を作って欲しいって頼まれて」
グ・ラハ・ティア「そうなのか……! 待ちに待った新しい冒険じゃないか、よかったな、<名前>!」
選択肢「ラハも一緒に来る?」
グ・ラハ・ティア「!! お、オレも……!? す、少し考えさせてくれ」
選択肢「行って来るよ」
グ・ラハ・ティア「ああ、行ってらっしゃい! どんな冒険になったのか、しっかり聞かせてくれよな」
選択肢「まだエオルゼアにいたい」
グ・ラハ・ティア「はは、オレたちもあんたにはいてほしいと思ってるよ。いつでも戻って来てくれよな」
クルル「実はね、私もトラル大陸に行きたい理由があるの」
クルル「あなたにはまだ伝えてなかったわよね、聞いてくれる?」
冒険者、頷くモーション
クルル「ありがとう。書斎を整理していたときのことなんだけれど、この手形を見つけたの」
ガラフ宛の手形を見せる。
グ・ラハ・ティア「これは……?」
クルル「おじいちゃんに宛てられた手紙よ。送り主のところは良く見えないけれど……トライヨラ連王国、って書いてあるの」
グ・ラハ・ティア「トライヨラ連王国って、トラル大陸にある異種族国家じゃないか」
クルル「ええ。中身は、「黄金郷の調査依頼」――」
グ・ラハ・ティア「黄金郷……?」
クルル「バルデシオン委員会に調査を依頼したのかもしれない。この耳飾りも一緒に入っていたの」
クルルの耳飾りを見せる
クルル「もしかしたら、トラル大陸に行ったら、おじいちゃんのことが何かわかるんじゃないかって。だから、私も行って来る」
グ・ラハ・ティア「クルルにとっても、大切な旅になるってことだな……。わかった、バルデシオン委員会のことはオレに任せて、後悔のないようにしてくれ」
クルル「ラハくん……。ありがとう」
グ・ラハ・ティア「クルルのことは、任せたぞ!」
頷く冒険者
グ・ラハ・ティア「そして、あんたが無事に帰ってきたら、教えてくれよな。新しい大陸での冒険のこと」

ヌーメノン大書院
ヤ・シュトラ「あら、珍しい組み合わせね。どうしたの?」
冒険者、説明するモーション。
ヤ・シュトラ「そう、トラル大陸に……。未知の大陸だなんて、今まで以上に胸躍らせてるんじゃない?」
選択肢「ワクワクする」
ヤ・シュトラ「ふふ、そうでしょうね。思い切り楽しんでいらっしゃい」
選択肢「そうでもない」
ヤ・シュトラ「あら、月にまで行ってくると、ちょっとやそっとのことじゃ高揚感を感じられなくなるものかしら?」
選択肢「ママと離れるのが寂しい」
ヤ・シュトラ「……ママ? 一体、だ、れ、の、ことかしら?」
クルル「私の用事もあるのだけれど……」
ヤ・シュトラ「黄金郷、だったかしら? 未知の大陸の秘境、好奇心がくすぐられるわね。もし、貴方たちに解明できないような謎があったら、いつでも呼んで頂戴。駆けつけるわ」
クルル「頼もしいわ、ありがとう」
ヤ・シュトラ「エオルゼアのことは私たちに任せて、貴方たちは貴方たちの冒険を楽しんでいらっしゃい。折角の「休暇」なのだから」
クルル「そうえいば、サンクレッドさんやウリエンジェさんがどこにいるか知っているかしら?」
ヤ・シュトラ「さあ……。あのふたりも、自由に過ごしているのかしらね。もしかしたら、トラル大陸で鉢合わせる、なんてこともあるかもしれないわね?」
クルル「ふふ、そうだったら面白いわね」

知神の港
アリゼー「ねえ、ちょっと! エオルゼアを離れるって聞いたんだけど、本当!?」
アルフィノ「アリゼー、少し落ち着いたらどうだい?」
アリゼー「これが落ち着いていられますかっていうの……!!」
選択肢「バカンスに行ってきます」
アリゼー「バカンスってどういうこと!?」
選択肢「ふたりも一緒に来る?」
アリゼー「え……っ!? い、いいの? じゃなくて、まず、どこに何しに行くのか教えなさいよ!」
選択肢「まだエオルゼアにいたい」
アリゼー「そ、そうだったの……?! 私、てっきりあなたが遠くに行くんじゃないかって……」
クルル「実はね……」
説明するモーション、暗転
アルフィノ「トラル大陸に……!?」
アリゼー「やっぱり遠くに行くんじゃない……!!」
クルル「私の用事もあるのよ。おじいちゃんの手がかりを掴みたいの」
アルフィノ「黄金郷、か……それは、君にとっては堪らない話なんじゃないか?」
アリゼー「…………ふうん」
アルフィノ「アリゼー、君もしっかり見送らないといけないよ」
アリゼー「そうね。私たちも、この休暇を利用して、色々やってるんだから」
クルル「ふたりが、ガレマルドの人たちのことを一生懸命考えているのは聞いているわ」
アルフィノ「ああ。ラザハンとの通商条約が交わされたことを皮切りに、彼らはいくつもの国と関わりあっていくことになるだろう。その中には、元属州も含まれる。種族や主義主張が異なる国家との付き合い方について、更に研究していくつもりさ」
アリゼー「ねえ、貴方たちが向かうトライヨラ連王国って、正にそういう多民族国家よね?」
クルル「ええ、そう聞いているわ」
アリゼー「なるほどね……。よくわかったわ、アルフィノ、私たちも家に戻って作戦会議よ!」
アルフィノ「アリゼー!? と、とにかく、気を付けて。何か困ったことがあったら、いつでも呼んでくれ!」
クルル「ふふ、ふたりがいつもの調子で、助かったわね。束の間の別れとは言え、しんみりしたくはないもの」
クエストクリアー!

クルル「これで、オールドシャーレアンにいるみんなには挨拶ができたかしら」
クルル「サンクレッドさんやウリエンジェさんにも会いたかったけれど……仕方ないわね」
クルル「貴方も、準備は良い? 旅の準備ができたら声を掛けてね」
クエスト受注「旅立ちの前」
クルル「準備ができたかしら?」
クルル「それじゃあ、船に行きましょう」


エレンヴィル「おたくらは……」
クルル「あら、エレンヴィルさんじゃない! グリーナーのお仕事?」
エレンヴィル「いや、今回は私用でな。おたくらこそ、この船に用か? これは、トラル大陸行きの船だぞ」
クルル「ええ、私たちも、その船に乗りたいの」
チケットを見せる
エレンヴィル「それは珍しい。エオルゼアから向こうに渡るのは、俺たちグリーナーや、物好きな冒険者ぐらいだぞ」
選択肢「物好きな冒険者です」
エレンヴィル「世界を救ったおたくが、か?」
選択肢「エレンヴィルに会えてうれしい」
エレンヴィル「は? それこそ物好きだな」
選択肢「本当はエオルゼアにいたい」
エレンヴィル「悪いことは言わない、考え直した方がいい」
クルル「でも、知った顔がいて心強いわ。ねえ、<名前>」
頷く冒険者
エレンヴィル「やれやれ……。大陸へ渡るやる気があるのは結構だが、俺たちも今困ってるんだ」
クルル「騒がしいようだけれど、何かあったの?」
エレンヴィル「足止めを食らっててな。このままだと、出航の予定が随分遅れることになる」
船員「また魔物が出たって?」
船員「そのおかげで海も荒れるわ、出航できないわ、全く散々だぜ……」
エレンヴィル「……と、いうわけだ。航海の予定の先で大きな魔物が出現して、大幅に予定が遅れている」
クルル「大丈夫なの?」
エレンヴィル「早めに気付いて出航を止めたから人的被害は出ていないが……」
クルル「なんだか、うずうずしている人がいるみたいね?」
エレンヴィル「まさか、おたく、魔物を退治に行こうっていうんじゃ……」
選択肢「もちろん!」
エレンヴィル「はあ……やっぱり、物好きだな」
選択肢「クルル、頼んだ」
クルル「わ、私? あなたも、一緒に行ってくれるのよね……?」
選択肢「もうエオルゼアにいよう」
エレンヴィル「ああ、それがいいかもしれないな」
クルル「ねえ、<名前>。もし退治に行くなら、私も一緒に行かせてほしい」
エレンヴィル「大丈夫なのか?」
クルル「ええ。私も――戦えるようになったから」
エレンヴィル「…………。もし、そういうつもりがあるなら、船員に声を掛けてみるといい」

船員A「あ、あんたは、世界を救った英雄じゃねえか……!」
船員B「なあ、このままだと船を出すことができねえんだ……助けてくれ!」
クルル「一体、何があったの?」
船員A「この先に小さな無人島があるんだが……いつの間にか、そこに魔物が巣食っているらしくてな」
船員B「トラル大陸に渡るにはその島の近くを通る必要があるんだが、魔物のせいで海が荒れるわ、近付いたら威嚇されるわで船を出すことができねえんだ」
船員A「あんたならちょちょいのちょいだろ! 頼むぜ……!」
クルル「でも、その島にはどう行ったらいいの?」
船員B「小舟を出すことならできる。近くまで行ったら泳いでもらうしかねえんだが……」
クルル「ですって。どうするかは、貴方に任せるわ」

船員A「引き受けてくれるのか! 助かるぜ……!」
船員B「小舟を用意するから待っていてくれ!」
※イベントバトルの警告

小舟
クルル「本当に荒れてるわね……」
クルル「これじゃあ、船を出すことができないのも納得だわ」
クルル「……どうして、私がついて来たのかって顔ね。ふふ、そうよね……」
クルル「これまでの冒険で、私はずっとサポート役だったもの。ハイデリンに会うため、アイティオン星晶鏡から星海に潜ることになったときだってそう。ウルティマ・トーレにみんなを送り出したときだって、そう……」
クルル「だからね、きゃあ!」
大きく揺れる船
船員A「これ以上はまずい! 悪いが、船から降りて、島を目指してくれ!」
船員B「あんたらが無事だったら、必ず、サービスするからよ……!」
クルルの手を引いて、海の中を潜る

無人島
雷が鳴り響いていて、荒れた天候
クルル「びしょびしょになっちゃったわね……」
クルル「でも、貴方がいてくれてよかったわ。私ひとりじゃ、海に流されて、ここまでたどり着かなかったかもしれないもの……」
クルル「貴方たち……ううん。貴方って、本当にすごいのね」
クルル 魔法を使う
クルル「これで、服は乾いたわ。……行きましょう」

クルル「なんだか、不思議な力を感じる……」
瞳が赤く光っているモンスターが襲ってくる
クルル「! 危ない!」
クルル、ピクトマンサーの技を使って冒険者を守る
倒されるモンスター
クルル「大丈夫?」
選択肢「その力は?」
クルル「こ、これはね……」
選択肢「クルルこそ大丈夫?」
クルル「ありがとう。私は大丈夫よ」
選択肢「見せ場を取られた」
クルル「ふふ。たまにはいいでしょう?」
クルル「……さっきの話の続きになるけれど」
クルル「いつもサポートをするだけで、それがちょっと、悔しかった」
クルル「もっと私に戦う力があれば……ってずっと思っていたわ。だから、終末の一件が落ち着いたあと、隙を見て修練を重ねていたの」
クルル「まずは、戦い方を見直すところから……」
クルル「アリゼーやサンクレッドさん、ほかのみんなだって、自分の能力や状況を踏まえて、戦い方を改めたでしょう?」
クルル「そこで行きついたのが……」
クルル「十二賢者リルムが伝えたという秘術、ピクトマンサーの魔法だったというわけ」
クルル「置いてけぼりはもうたくさん、ってこと!」
モンスターが襲ってくる
バトル開始
クルル「話をしている場合じゃなさそうね……」
クルル「とにかく、これからは、私のことも戦力として考えてもらって構わないから!」
クルル「それにしてもこの魔物たち……何かがおかしいわ……」
クルル「エーテルの乱れを感じる……」

一際大きいモンスターが現れる
一部が機械になっているいびつな形をしている
クルル「あれは……何!?」
クルル「気を付けて!」

バトル終了
スフェーンの影(下半身)が映る
???(スフェーン)「…………」

クルル「今までで見たことのないようなモンスターだったわね……」
クルル「大丈夫?」
頷く冒険者
空が晴れる
クルル「あ、雲が……消えていく……」
青空
クルル「よかった……これで、無事に船が出航できそうね!」
クルル「でも、あのモンスターはよくわからないわ。また同じことが起きないように、ヤ・シュトラさんとラハくんには伝えておきましょう」
頷く冒険者
クルル「それじゃあ、一度、オールド・シャーレアンに戻って報告しましょう」

オールドシャーレアン
船員A「あんたらは! 無事だったか!」
船員B「見てたぜ、一気に空が晴れて、海も凪いでいった!」
船員A「さっすが英雄様だ……!! 感謝してもしきれねえ!」
船員B「すぐにでもトラル大陸行きの船を出すことができるぜ、準備ができたら言ってくれよ」

エレンヴィル「本当に解決したのか……、流石だな」
クルル「これで、いつでもトラル大陸に行けるわね」
エレンヴィル「ああ、俺も感謝しておく。……そうだ、出ていく間、おたくらの仲間が顔を見せに来てたぜ」
クルル「仲間?」
エレンヴィル「赤髪のミコッテ族の……発つ前に、顔を見せてやったらどうだ」
クルル「ラハくんかしら? 行ってみましょう、<名前>」

バルデシオン委員会分館
グ・ラハ・ティア「来てくれたのか、<名前>!」
クルル「エレンヴィルさんから聞いたのよ。どうしたの?」
グ・ラハ・ティア「冒険前に既に冒険するなんて、流石だよな……! じゃなくて、旅立ちに間に合ってよかったぜ! これ……」
クルル「地図……?」
グ・ラハ・ティア「レポリットたちとの交流の証に作られた、最新の世界地図。有り金はたいて買って来たんだ!」
グ・ラハ・ティア「ここシャーレアン島より、さらに西に描かれているのが……次のあんたの冒険の舞台、トラル大陸だ!」

一方、リムサ・ロミンサーー
エスティニアン「次の便はいつ出る?」
乗船受付レットキンフ「ええと、どちらに向かう船でしょうか?」
エスティニアン「東も来たも行ったしな……。なら、次は西だ」
乗船受付レットキンフ「西……西ですか……」

オールド・シャーレアンーー
サンクレッド「どうやら、あいつらも向かうようだな……」
ウリエンジェ「彼(彼女)らもまた、かの地へ? それは……実に数奇な巡り合わせかと」
サンクレッド「まあ、俺たちは俺たちの仕事を全うするだけだ」
ウリエンジェ「そうですね。何処かで道が交わるやもしれませんが、その時は、その時としてーーさっそく、船を探すといたしましょう」
サンクレッド「さあ、とっておきの大仕事だ……俺たちも行くぞ、トラル大陸へ!」

今も心に残る声「…………お前、豊穣海に沈む海底遺跡に行ったことがあるか?
オサード小大陸の北、流氷に覆われたブラインフロストを超えた者のみが辿り着く、秘宝の島を見たことは?
新大陸の、眩き黄金郷はどうだ?

大海原の先に、未知の冒険が待ち受ける。
胸を躍らせ、黄金の旅路へと漕ぎ出さん――

つづく






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