トランジット冥王星とネイタル太陽のスクエアは、苦しさから底力が発動される
11月20日に、冥王星が山羊座から水瓶座に最後の移動をします。
私のネイタルの太陽は天秤座の28度なので、この数年間、山羊座のトランジット冥王星が作るスクエアの影響をずっと受け続けてきました。
また、私のネイタルは、太陽と冥王星が合なので、生まれながらに冥王星の影響を受けてきていることになりますが、
それは生まれながらの合だからなのか、体感としては無自覚なところがあったのですが、
(ただ、人生において極端な経験は度々あるので、それは太陽・冥王星の合の影響なのだろうと思います)
今回のトランジット冥王星が作るスクエアで、ネイタルの太陽・冥王星の合が、とても変革を促される様な感覚があったように思います。
それは主に、太陽・冥王星が位置する5ハウスの領域においてです。
5ハウスの意味する、子どもや、自分を生き生きと表現することなどにおいて、課題が与えられ、それにどのように向き合っていくのか、模索していく期間だったように思います。
個性的な子どもたちの発達に関して、どの様に向き合っていくのか。
自分らしい働き方をするには、どうしていけばいいのか。
5ハウスの太陽は、自分が好きなこと、楽しいと感じることを、社会的な活動や仕事にすることが重要です。
なぜなら、太陽が示す、今世での魂の目的や意志を表す主な現場が、
子どものように純粋にワクワクすること、自己表現を意味する5ハウスに位置しているからです。
私のネイタルでは、5ハウスに土星も位置しているので、
20代など若いころは特に、自分らしい働き方、生き方を望みながらも、
それを思うように実現できていないことに葛藤がありました。
特に葛藤が大きかったのは、サターンリターンの頃だったと思います。
そして、現在は、
火星の年齢域の折り返し地点、ミドルエイジングクライシスの真っ只中です。
ネイタルの冥王星は、蠍座の1度なので、
トランジット冥王星とのスクエアはまだまだ続きますが、
体感的に、トランジットの冥王星が山羊座28度を過ぎ、ネイタル太陽(天秤座28度)とのスクエアを抜けてから、追い詰められる様なしんどさから少しずつ抜けられてきた様な気がします。
やはり、個人天体へのヒットは体感しやすいのでしょうね。
この期間、しんどく感じることが多かったのは確かですが、同時に、やるしかないという状況が生まれ、
生まれながらの私の反骨精神の様なものにもスイッチが入り、
(私のネイタルは、反骨精神の強さが顕著です笑)
普段だと腰が重くなってしまう様な事柄にも、現実的に行動を起こしていく、という覚悟を決めて、スタートラインに立つ事ができた様に思います。
振り返って見ると、スクエアの具現化のエネルギーを有効的に使えた、という事なのかもしれません。
90度のスクエアのアスペクトは、葛藤、試練の様なものを与えるので、
時に苦しさを感じるのかもしれませんが、苦しいからこそ、なんとかしようと行動するエネルギーが湧くわけで、
スクエアは具現化のエネルギー、というのを普段からよく言っていますが、
今回のトランジット冥王星のアスペクトで、よりそれを実感できた様に思います。
ネイタルで太陽と冥王星のスクエアがあるならば、
やはりそれは人生において、一筋縄ではいかない葛藤の様なものをもたらすのかもしれませんが、
それは同時に、生まれながらに、不屈の底力や、通常では到達できなさそうな領域に到達するだけの潜在的なエネルギーを携えている、ということになるのだと思います。
それは、そこに無自覚の時は、運命に翻弄される様に感じてしまうのかもしれませんが、
意識的になり、それすらも恩恵と捉えて使っていく、と覚悟を決めた時に、大きな底力が発動されるのかもしれませんね。
占星術を知っているからこそ、意識的に星のヒットを活用していきたいし、
それを必要な人に届けていきたいと思っています。