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拝啓、幻想の君へ

神尾怜
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原曲:神々が恋した幻想郷

忽然と消えた 君を知る人はどこにもいない
君が生きた証 それすらも見つけられないまま

レールだけが残る この広場で
まだ待っている 君が乗る列車を
走るものはもうない 穿いた隧道(トンネル)は遥か

僕だけが記憶する 誰もが知らぬ君
最初で最後の Love Songの終わりに
滑り出した列車の 最後の汽笛鳴る
いつまでも思い出の 中で生きる君へ

時は過ぎいつか 街の音にかき消されて行く君

ふとよぎる空白を言葉で 埋めてみせても
空しさ振り払えず 響く歌声はもう
二度とここには届かない

何かが足りないまま 何か欠けたままの
世界に響いた 汽笛は空しくて
どこにもいない君へ 終わりなきメッセージ
いつまでも思い出の 中で生きる君へ

祈りはいつでも 届かずに時代は移ろい行く

夜空に広がる ノスタルジア
届く事のない 手紙(メール)に想い重ね
薄れ行く記憶の 中で漂い生きる君

僕だけが記憶する 誰もが知らぬ君
最初で最後の Love Songの終わりに
滑り出した列車の 最後の汽笛鳴る
いつまでも思い出の 中で生きる君へ

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お焚き上げ計画、「Start as Freedom」7曲目です。
随分と間が空いてしまいました。熱中症で死んでました。(えー)
未発表曲です。碓氷峠三部作の最後。残された側の視点の曲ですね。
これの元になったのが5曲目の「My Last Love Song」の別バージョンの歌詞なのですが、歌詞だけ変えるってのも芸がないよねと作った曲です。
当時のデモ音源から変わっている部分も多いのですが、未発表曲なので話のしようがない。
碓氷峠三部作と言うだけあって、やはり碓氷峠が舞台。
正確には、横川駅が舞台と言った方が正しいのかもしれませんが。

今になって思うのは、横川駅から諏訪湖って、電車で行くのかなり大変じゃねえ?ということ。
歌詞から察するに、信越本線の横川~軽井沢間が廃線になる前後なので、1997年前後になりそうなのですが……。
横軽間廃線前を仮想して、経路を調べてみたのですが、横川~小諸(JR信越本線、現・廃線区間及びしなの鉄道)、小諸~小渕沢(JR小海線)、小渕沢~下諏訪(JR中央本線)、という経路になるそうです。片道約6時間だそうです。諏訪大社の下社に行くか、上社に行くかでまた変わります。
もし追うなら、横川~軽井沢はバスに乗り、軽井沢からしなの鉄道です。
東京から諏訪湖へは、普通に中央本線か車とかバイクが良いと思います。横川~諏訪湖も車の方が速いです。(えー)
でも、6時間もかけて会っていたと思うと、なんだかハッピーエンドにしたくなりますね。
そこを描くかどうかと言うと、もう描かないだろうなあ、と思いますが、描くかもしれないなあとも思います。(えー)

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