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grace of day by day

神尾怜
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(ブログより抜粋)
Grace、と聞くと、「Amaging Grace」のように「恩寵」や「慈悲」、「祈り」、あるいは、「優雅」、「上品」なんて言葉を真っ先に思い浮かべると思うのですが、ここでは「猶予」という意味を持たせています。
「日々の猶予」。「執行猶予」、とまで言っても良いかなと思っていますが。
限られた時間の中で、目標を達成する。
その猶予は、余裕を持ったつもりでも、実はあまりない。そんなイメージです。

この曲、実はアレンジでも、ミックスでも悩みました。
この1年(注:2017年)の集大成的なポジションの曲なのですが、そうであるからこそか、面倒に感じても何度も作り直した経緯が。
いわく、バッキングのギターのフレーズが気に入らないだの、ベースのフレーズが気に入らないだの、ドラムスのフレーズが気に入らないだの、アコギが気に入らないだの……。
挙げ句の果てには、音色を作り直せだの、ミックスそのものが気に入らないだの。
年末の毎週音源アップ企画を3週目にして断念した理由の1つです。
もう1つの理由は、疲労。
この曲をミックスしていて、1つ苦手を克服しました。
それはEQの使い方。
どうにも、ブースト側に使う事に苦手意識というか、躊躇する場面が多くあったのですが、それを克服しました。
ブーストすれば一発で解決するものを、何をゴニョゴニョやっていたんだ。
EQはカット方向に使う、という固定観念に囚われていた為ですね。
たかがEQ、されどEQ。どう使うか、どこに使うかで目的も効果も大きく変わってくる、そんな事をより実践的に教えてくれた曲でもありました。
この2017年も、なんだか色々ありましたが、私の1年の集大成、あるいは、この1年をまとめた曲、と言える曲になったような気がします。
【2023/05/30追記】
ミックスし直して再アップするかも

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