藍の発酵煮染め(紫)
今年は庭で蓼藍を育ててみた。
藍は丈夫でどこでも育ちそうな
見た目をしているのに、意外とそうでもない。
畑に種を直播きすると、
芽が出て安心していたら、
いつの間にか消えていることが何度かあった。
土質や環境が合えば、
毎年勝手に出てくるようで、
母親に一度育ててもらうように種を渡したら、
勝手に出てくるから野菜を植えるために、
一部だけ残して刈り取っているという。
自分が育てるとそうはいかない。
今年は、畑に直播きせずに、
プランターに種をまいて、
少し大きくなった苗の状態にしてから、
2、3本をまとめて畑に移植してみた。
苗がひょろひょろとしていて、
大きくなるか心配していたら、
最終的にはワサワサするほど茂っていた。
タデ藍を染めるのに一番簡単な方法は、
ミキサーで葉っぱをすり潰して
青汁を作って染める生葉染め。
せっかくなので、生葉染めもしつつ、
やったことがない染め方に挑戦したくなった。
藍の生葉を発酵させて
紫色に染めることができると、
他の人のブログに書いてあったので、
それをやってみることにした。
染め方については、その方の記事を参考に↓
藍を発酵させるために使う容器を何にするか、少し悩んだけれど、
以前コンポストで使用した
EMエコペールという蓋付きで、
液体だけ取り出せる容器を使うことにした。
何で悩んだかというと、
発酵させた藍は臭くなりそうだから。
匂いがついても良いものを使った方が
良さそうだったので、
結果的にはこれが正解だった。
なんといっても、発酵させた藍は臭かった。
発酵した藍に水を入れ、
更に発酵させて、
そこに溶け出してきたものを
ぐつぐつと煮てから使うので、
台所中に臭いが漂った。
そのうち鼻が慣れてきて
匂いを感じなくなったので、
慣れれば気にはならない。
染めたものは絹だと紫色。
ウールは少し赤みがある小豆色。
豆乳下地処理した綿は紫がかった灰色に。
こんな感じになるものなのかは
分らないけれど、
紫っぽい色になったので、これで良し。
また来年も沢山蓼藍が育ったら
やってみようかな。
発酵させなくても
紫色に染められる方法があるようなので、
それをやってみようか。
藍は奥が深くて面白い。
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