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バンドルダイとは何のこと?

四季を感じながら、身近な植物を使った
草木染めやモノづくりを楽しんでみませんか?


草木染めといえば、植物を煮出して染液を
作って染める(一部例外あり)のに対して、
バンドルダイは、布に植物染料や花びらなど
を巻き込んで蒸して染めること。
シンプルだけれど奥が深い!

まず、染まる植物と染まらない植物は
やってみないと分からない。
市販の植物染料であれば大概染まるけれど、
外に生えている草は、染まらないものも。
例えば、少し硬い葉っぱとか。

そして、植物を転写したかのように
滲ませないで蒸すのが難しい。
布に水滴が付かないように工夫が必要。
模様として染める時には、特に気にしない。

バンドルダイは、通常の草木染めと同様に、
綿や麻は下地処理をすることと、
アルミや鉄などで媒染しておいた方が良い。
鉄の方が染まりが良い印象。

今回は、クサギの実を使ったので、
特に媒染は無しで。
一度冷凍した方が、色素が出るだろうと
思って、冷凍したクサギの実を使用。

方法は至ってシンプル。

今回染めるのは、綿のダブルガーゼ。
あらかじめ下地処理をして乾かしておいた
布の半分に、クサギの実を適当に並べる。

実が落ちないように、布を半分に折る。

布端からぐるぐると巻いていき、
布を巻き終わったら、上から糸で巻いていく。
クサギの実が落ちないように気をつけながら。

巻き上げた布を蒸すこと30分。
水滴が付いても気にしない。
滲んだら模様になるから、それはそれで。

蒸して、少し冷めたら水洗いをして陰干し。
アイロンをかけて完成!

クサギの実で染まった布

滲んだところが模様になって良い感じに。
思ったよりも鮮やかな青色に染まって、
実を煮出すより良いかもしれない。


クサギで染めた布とタマネギで染めた布を
縫い合わせて、ダブルガーゼのハンカチが完成。

これは友達の出産祝い。
沢山使って欲しい。

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