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ハンドメイドアクセサリー作家の顔出し問題

以前、人気のハンドメイドアクセサリー作家さんからお話が聞けるオンラインセミナーに参加したことがあります。
お一人は顔出しで商品撮影をしている作家さん。もうお一人は顔出しをしていない作家さん。
顔出しをしていない作家さんは
「自分の顔が嫌いだから、顔を出したら作品に悪影響を及ぼしそうで嫌だ」
とおっしゃっていました。

すーーーっごく共感です。
私は幼い頃からの様々な経験により、かなり顔にコンプレックスがありますから…

アクセサリーってオシャレアイテムだから、アイテムが素敵に見えるように皆さん写真を工夫しているんですよね。
そこに私みたいな無愛想な平凡顔が映り込んだら邪魔でしか無い…ステキに見えない…マイナスにしかならない…
同様に思っているアクセサリー作家さんは多いはず。

なので、イヤリングの着画を撮影する時はドアップにするか、顔が切れるように編集していました。
サイズ感とか分かりにくいよなぁと思いつつ、やはり顔を出す勇気は出ませんでした。


でも私、最近ショート動画で顔出ししたんです。
きっかけというか、意識が変わった経緯をお話しします。

私は仕事の一環として、とあるYouTubeチャンネルの動画編集をしています。撮影は別の人たちで、私は編集してYouTubeにアップするだけ。
担当した当初はチャンネルが始動したばかりで、撮影する人たちも手探り状態。
最初は声も出さないし、顔も出さない状態で作業動画を撮影していました。
でも次第に声で解説を入れるようになり、最近は顔を出して解説するようになりました。

顔が見えると、メッセージ性の強さが全然違うんですよね。
親近感も湧くし、応援したくなる。信頼できるって思える。
顔の作りなんて関係ないし、ぎこちない表情や棒読みだとしても問題じゃない。
頑張って何かを伝えようとしている人の姿が、見る人の心を動かすんだなって感じたんです。

私はただ可愛いアクセサリーを作りたいわけじゃなくて、明確にコンセプトを持ってアクセサリーを作ってきました。

  • 軽さに特化したアクセサリーで、お客様をアクセサリーの不快さから解放したい

  • 彩り豊かなアクセサリーで、鏡を見るのが楽しくなって欲しい

  • 大ぶりイヤリングは簡単にオシャレが叶う便利アイテムだって知って欲しい

それをしっかり伝えるには、動いている状態を見せる必要があるし、顔とのバランスや、コーディネートなんかも見せる必要があるなと思ったんです。

イベントに出店していたときも、陳列されている商品よりも、私がその場で身につけているイヤリングの方がお客様の目に止まって
「それ素敵ね」
と言っていただけることが多かったんです。
それと同じ状況をネットで作り出すには、やっぱり顔出し動画ということになる。
顔出しはまだまだ恥ずかしいし、どう思われるんだろうって不安もあります。
でも、少しでも視覚的な情報を増やしてイヤリングの魅力を伝えたい。
これからも試行錯誤をしながら、動画を撮影していきたいと思います。

作品を知っていただくためにはイベントへの出店や商業施設での委託販売などしなければいけません。サポートしていただけましたらそういった出店費や委託販売費用に使わせていただきます。