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見守ること
先日、初めて主催者は自分1人という状況で出張ワークショップをしてきた。
色とあそぶ時間の中では誰でも自分の責任で思いっきり表現できる場になるよう心がけている。
毎度開催する前にそのことをどう伝えようかとても悩む。自由な場なのであまり決まり事を作ってしまうのもどうなのか。とか、参考になりそうな絵本を見つけたので持って行ってみたものの導入としてみんなの前で読むのは、『こういう遊び方をして欲しい』というこちらの要望を押し付けてしまうのではないか?とか。
ちなみに絵本は参考図書として持っていってよかったら読んでみてね。という形で置いておいたのだけど、その場で参加してくれた方が導入として読み聞かせをしてくれた。
ということで、今回はどうしても我が子に対してあれこれ口や手を出したくなってしまうけれど、そこをちょっと堪えて見守ってみて欲しい。もったいないも汚れることも気にしない。ということと、この場ではどんな過ごし方をしてもいい。ということだけ伝えてみた。
今回の参加者は小学校低学年の子と幼稚園の年頃の子、それぞれのお母さん、あとは我が家の三女。
具体的なものを描く子、絵の具自体を遊び道具にしている子、混ぜる事を楽しむ子、日当たりのいいバルコニーで敷物を敷いて日向ぼっこをする子。と時間の経過と共にその場でそれぞれが心地よく過ごすことのできる場になっていった。
無意識に我が子に指示を出す場面はわりとよくあるのだけれど、それをいちいち指摘したくなる気持ちも出てきてしまうのだけれど、気になったらちょっと子どもに対してアプローチしてみたり、とにかく私自身が思いっきり表現してみたりした。
指摘して直してもらうこともできるだろうけれど、それはきっと一時的。自分で気づいて自分で行動することがとても大切だと思う。
やってみたいをやりきること、子どものそんな姿を観察すること、お母さんがここでの遊びから自分自身の新しい一面に気づくことがこれから自分のどまんなかに近づく一歩になるのかなぁ。なんて思ったりして。
この日は初めて準備と片付けを参加者さんと一緒にした。
ティータイムセットやおやつを持ってきてくれている方もいた。
皆さん手早いし、素敵な気遣いまでしてもらって、私にはない部分を補ってもらって情けない気持ちにもなったけれど、こうやってできる人ができる事をやることで循環する繋がりを大切にしたいという想いがこの場で実現した。
その場にいる人みんなが自分ごととして心地よく過ごそうとする場はとても居心地良かった。
会を重ねるごとに色々と気づきを頂いて日々試行錯誤。
『見守ること』は参加者さんだけでなく、自分に対しても言い聞かせている言葉なのでした。
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