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定期ホラー鑑賞会 21.04.10

毎月やってる割にはnoteに感想文書くのは久しぶりな気がする。

今回は珍しく心霊ものは一本のみで映画中心のラインナップ。
本日のお品書き。
『事故物件 恐い間取り』
『Not Found 44 ―ネットから削除された禁断動画―』
『必殺! 恐竜神父』
『モンスターハンティング 復讐の狩人』
『ザ・ハント』


『事故物件 恐い間取り』
https://filmarks.com/movies/88726
友人も自分も積極的にこの手のを見ようってタイプではないですが、今後の為にも通っておくべきではあるのだろうと視聴。
リアタイ時に、後半の急な展開にツイッターで界隈が困惑しつつ出した「ハリポタみたい」という感想がこれ以上ないぐらい納得のいくものでした。
複数カ所登場する事故物件の雰囲気はなかなか良かったですね。
それぐらいですかね?言う事は。
え!?皆さんはそんなに語るような感想あるんですか?・・・
あ、所属の問題もあって出てくる芸人が松竹だけなのが違和感とかそういう?🤔

とりあえず、犬鳴村とかもそのうち見ておかにゃなという話し合いは行いました。


『Not Found 44 ―ネットから削除された禁断動画―』
https://www.amazon.co.jp/dp/B08S2YCKD3
長寿シリーズとして心霊ものとしては「44」という一定の意味を持たせられるナンバリングに到達。
というのにいつものノッファンで安心しかないwww
一本目からタイトルみただけで「俺たちがノッファンだ!」という強いアピールを感じる、自己紹介以外の何物でもない王道の自業自得痛い系で始まり、時事ネタ込みのオーソドックスな短編にメインタイトルの前編ときて待ちに待った杉本暴走回。
と思わせておいて時折やってくる、ストッパーになるべき古賀さんやのりすけさんが明後日の方向に進み始めるノッファン暴走回。
あっち系はカッキーよりは多少知ってるもののちゃんと観たことはないが、十分に「ああ、あれの匂わせねw」とニヤニヤゲラゲラしながら見れる、お子様やホラーが苦手な人でも安心の楽しさ。
そして続くFile:5はシンプルながらも近年でも上位の気持ち悪さを抱えたエピソード。
緩急の強さこそがノッファンの強みだなと感じさせられる。
メインタイトルはテーマ的に起こる現象は弱いが、故に重くなり過ぎずノッファンらしいちょっと世の中を斜めに見る着地点で終わり満足感は十分に。
幽霊のみを追い求める人にとってノッファンの立ち位置は受け入れにくい部分があるかもしれないが、心霊系DVDが苦境の業界においては唯一無二のエンタメ性はとてつもない武器であるのは間違いないはず。


『必殺! 恐竜神父』
https://filmarks.com/movies/89005
https://landshark.crayonsite.com/p/13/
基本的に鑑賞会のラインナップを決めるのは友人であり、オレが時々コンマビジョンさんの発表する戦犯リストに載っているのも知らないはずのだが、ここにきてまさかの恐竜神父登場。
とは言え、アンテナに引っかからざるを得ない要素がふんだんに盛り込まれた作品だから仕方がない・・・
ツイッターのとある感想で「冒頭のVFXに度肝を抜かれた」というのを見てはいたが、開幕直後のそれは体に震えが走るほど衝撃的でした。
笑いが止まらず震えっぱなし。
自分の心の中の井之頭五郎が「こういうのでいいんだよ」と大きくうなずくその割り切り方にもう虜。
基本的にはツッコミどころと無駄な間ばかりなのだが「俺の好きな物やカッコイイと思うものをこれでもかって詰め込んだんだ!どうだい!」と監督がつきつけてくる様は、子供が画用紙に書きなぐった「さいきょうのえいが」を誇らしげに掲げてくるそれそのものである。
それを見たらみなさんも全力で生温かい顔をして受け止めてあげるでしょう?
オレは子供もパートナーもいないのでどんな表情かはピンとこないですが。
お気に入りはベトナム回想シーン。
どの森がベトナムかまでは判別できないけど。
まったくもって必要ないシーンにもかかわらず、どこよりもゴア演出に力が入っている謎度合いは凄い。
全力でおバカを繰り広げる作品が見たい人にはお勧め。
きっとみんなゴリアテを好きになるに違いない。


『モンスターハンティング 復讐の狩人』
https://filmarks.com/movies/83781
圧倒的な世界観と美術の作りこみは素晴らしく、モンハンのみならずゲーム好きは堪らないファンタジー作品。
しかし、作品を通して漂う物悲しさやラストのしっかりとしたホラー展開にもかかわらず、基本的な内容が「おっさんがどっか行って、はぁはぁ言いながらぐったりして帰って来る」だけの日常系ファンタジーという今までにないカラー故に非常に評価が難しい映画。
見て損はなかったし、個人的には面白いと思えたのだが、人に薦めるかというと相手を選ぶ。
日本語吹き替えのある作品だけど・・・セリフいくつあるよw
予算や人手はそれなりのはずだが、自分の感じた印象としては「世界最高峰の自主製作映画」といったもの。
ある意味で恐竜神父のVFXと同様に「それでいいんだw」という斬新さ溢れる演出は映画製作の可能性を感じさせる。


『ザ・ハント』
https://filmarks.com/movies/85337
タイトル通り、マンハントを題材としたサイコ・アクション・スリラー。
デスゲーム系ほどではないもののさほど珍しくはなくなってきたテーマであり、本作もストーリーだけならそこまで目新しいものはない。
しかし、社会風刺は入っているもののそこまで強く押し付けてこない上に、一方向からではない視点で皮肉を交えているバランス感のある作りは話に嫌味な気持ちを抱かせない。(本国では色々と論争があったそうだが)
そしてパニックホラーとしてのお約束やすかしはしっかり味わえるし、アクションや展開のテンポの良さから最後まで飽きることなく楽しめる良作。
短いメイキングも付いているが、ゴアシーンにかける力の入れようが異常w
結構短めなネタシーンと言える場所にも金と労力をこれでもかとつぎ込んでいる。
ラストに控えているバトルシーンもとても良い。
最後の最後に繰り広げられる長めの戦闘でありながら、緊張と緩和がしっかりしているのでダレることなく観ていられるのには関心。
決着時は妙なエモさがある。
主人公の表情の動きがとても豊かでそのキャラクター性もよき。
後、ブタちゃんカワイイ、そして可哀想・・・


普段は心霊DVDの比率の方が多いので、映画ばかりだと全部見終わるまでが凄い長時間に感じる。(そんなの作品時間が長いものはないにもかかわらず)
今回は作品的に当たりも多く、笑ったり突っ込んだりが忙しかったのも含めてちょっと疲れた(ノ∀`)

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