Be Skeptical:懐疑的になること
人を疑うことは好きではないが、今日クレーム処理をしていてやはり健康的に疑うことは必要だなと思った。
Be skeptical!(懐疑的になれ)
私が記者時代によく編集長から言われたこと。
「懐で疑う」なかなか漢字の並びも含みがあって個人的に好きだ。
ちなみにニュースはMINTだという話を以前させてもらったが、ジャーナリズムもこの疑う力が求められる。
M=Magnificent(壮大さ)、I=Importance(重要さ)、N=Nearness(近さ)、T=Timely(タイムリー)これらを判断しているのも人なので、事実は事実としてあるが、それをニュースとして取り扱おうと思っている時点で編集長の主観があり、完璧な客観性が持てないのがジャーナリズムの世界。
ただしそのニュースの内容に客観性を持たせられるのは、記者が事実に懐疑的になること。
こんな説明をされた覚えがある。
今日も現場で処理が出来ずに「助けてください!」と上がってきたクレームは、一見簡単そうに見えるが、紐を解いていくと知恵の輪のようにカラクリがあった。
時間はかかったが当日に処理できたのは、「通常は」と「普通のワークフローは」「あの取引先がそんなことをするわけが・・・」という3点を疑ってみたから。
クレーム処理もまさに問題解決だが、事柄を疑って事実の精度を上げていくと観えてくるものがある。
そうすると背景が描け始め、その中のどこが問題領域で、何が問題点で、障害条件になっているかがわかる。問題解決はこの4つがカギ。
この私の文章もぜひ懐疑的に読んでいただきたいと思う。
Be Skeptical!
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