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安田記念 2024 予想

⚫︎予想

◎セリフォス
○ロマンチックウォリアー
○ヴォイッジバブル
○ステラヴェローチェ
△ソウルラッシュ
△ダノンスコーピオン
△ジオグリフ

⚫︎根拠

牡馬牝馬混合の国内マイルG1は安田記念とマイルCSの2つ。

2021と2022は京都競馬場改修の影響で、マイルCSは阪神開催。その2年間の安田とマイルCSの好走馬を比べると、かなり相関がありそう。

例えば、2021年は安田で2.3着だったグランアレグリアとシュネルマイスターがそのままマイルCSで1.2着。2022年は安田4着だったセリフォスがマイルCS1着、安田6着のダノンザキッドがマイルCSで2着、また3着のソダシは阪神と東京どちらでも実績あり。

一方、昨年からマイルCSが京都に戻ったが、2023年は安田2着のセリフォスがマイルCSでは8着と大敗、安田9着だったソウルラッシュがマイルCSでは2着と、安田記念と京都マイルCSで好走馬が全く異なる。

まず要因として考えられるのは、コース形態の違い。京都は3コーナーから上り坂となり、その後4コーナーにかけて下り坂を迎える。そのため、上り坂のところでラップが緩み、下り坂にあたる残り4Fから速いラップを刻みやすい。
よって、京都のマイルだと、一度緩んでからトッ残り4Fのスピード持続力勝負になるため、生粋のマイラーでなく中距離馬が好走しやすいレースになる。1800m以上で実績のあるナミュールやジャスティンカフェが好走したのも京都の恩恵と考えている。(前哨戦マイラーズCも京都ではあるが、G1とはレース質が異なる)

つまるところ、今回の予想でも基本的に東京・阪神マイル実績のある馬を重視していきたい、と思っていたが、、今年は雨。
馬場が渋ると、トップスピードが削がれてよりタフさ=持続力が問われる展開になりそう。
となると、生粋のマイラーよりも中距離馬?

参考までに、不良馬場で行われた2014を見ると、1着は天皇賞秋など2000mでも実績のあるジャスタウェイが1着、3着は前走大阪杯からの距離短縮だったショウナンマイティ、5着は皐月賞2着などの実績を持つワールドエースと中距離馬が台頭している。

よって、今年は稍重〜重馬場を想定し、①東京マイルでの好走が期待できる馬②中距離実績のある馬③重馬場適性のある馬の3つのポイントから予想を組み立てた。

本命はセリフォス
これまでの実績からも東京への舞台替わりは間違いなく良い。前走は安田を見据えたレースで、+12kgと体重を増やしながらも、直線しっかり脚を使い2着。飛びが大きく、窮屈になりやすい内枠よりも外枠はプラス。また、天気と馬場を考えても直線外の方が良くなると踏んでいるので、外枠で良かった。このメンバーでマイルとなればこの馬が主役と言っていいのではないか。

相手には、馬場適性を考慮して香港馬2頭とステラヴェローチェを選んだ。香港馬2頭については実績は申し分ないので、あとは東京でうまく走れるかどうかだけ。今回は天気も味方しているので、大丈夫なはず。
ステラヴェローチェについては、前走大阪杯が想像以上に強かった。直線外に出してからしっかり脚を伸ばして3着。勝ち馬・2着馬がイン前で競馬していたことを考えると、強い内容と言って良い。また、バゴ産駒で馬場を気にしないため、雨はプラスになる。鞍上もダービーを勝った典さんで期待十分。

抑えには、東京へのコース替わりはマイナスだが重馬場適性のあるソウルラッシュ、前走復活の兆しを見せたダノンスコーピオン、Hレベル5歳世代の皐月賞馬ジオグリフ。

以上6頭で勝負。

★安田記念とマイルCSの好走馬

2023
安田記念       マイルCS(京都)
🥇ソングライン    🥇ナミュール
🥈セリフォス     🥈ソウルラッシュ
🥉シュネルマイスター 🥉ジャスティンカフェ

2022
安田記念       マイルCS(阪神)
🥇ソングライン    🥇セリフォス
🥈シュネルマイスター 🥈ダノンザキッド
🥉サリオス      🥉ソダシ
(4着セリフォス)            (4着)ソウルラッシュ

2021
安田記念       マイルCS(阪神)
🥇ダノンキングリー  🥇グランアレグリア
🥈グランアレグリア  🥈シュネルマイスター
🥉シュネルマイスター 🥉ダノンザキッド

⚫︎ラップ考察

勝ちタイムが平均1分31秒台となっており、高速決着となりやすい。追走力+トップスピードの速さ+スピードの持続力と総合力が問われるレース。ただ、今年は雨予報となっており、例年と異なるレース質になりそう。

◆2023
12.0-10.8-11.4-11.8-11.6-11.1-11.2-11.5
勝ちタイム:1:31.4
前後半3F:34.2-33.8
後半4F:45.4

◆2022
12.2-11.0-11.5-12.0-12.0-11.2-11.0-11.4
勝ちタイム:1:32.3
前後半3F:34.7-33.6
後半4F:45.6

◆2021
12.3-11.0-11.6-11.5-11.4-11.2-11.0-11.7
勝ちタイム:1:31.7
前後半3F:34.9-33.9
後半4F:45.3

◆2020
12.1-10.9-11.2-11.5-11.6-11.4-11.0-11.9
勝ちタイム:1:31.6
前後半3F:34.2-34.3
後半4F:45.9

◆2019
12.2-10.9-11.4-11.3-11.2-11.1-11.2-11.6
勝ちタイム:1:30.9
前後半3F:34.5-33.9
後半4F:45.1

↓ヴィクトリアマイルと比較

◆2024
12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7
勝ちタイム:1:31.8
前後半3F:33.8-35.0
後半4F:46.4

◆2023
12.1-11.0-11.1-12.0-12.3-11.3-11.0-11.4
勝ちタイム:1:32.2
前後半3F:34.2-33.7
後半4F:46.0

◆2022
12.5-10.8-11.4-11.6-11.7-11.1-11.3-11.8
勝ちタイム:1:32.2
前後半3F:34.7-34.2
後半4F:45.9

◆2021
11.9-10.8-11.6-11.7-11.6-11.2-10.9-11.3
勝ちタイム:1:31.0
前後半3F:34.3-33.4
後半4F:45.0

◆2020
12.0-10.9-11.3-11.4-11.1-11.2-11.1-11.6
勝ちタイム:1:30.6
前後半3F:34.2-33.9
後半4F:45.0

◆2019
12.3-10.6-10.8-11.1-11.3-11.2-11.5-11.7
勝ちタイム:1:30.5
前後半3F:33.7-34.4
後半4F:45.7

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