京都大賞典2023 考察
◾️コース
京都外回り2400m。コースレイアウトは以下の通り。
3コーナー途中から下り坂で、その後4コーナ〜直線にかけてほぼ平坦。下り坂でペースが上がるため、外に振られやすく馬群がばらけやすいのが特徴。
◾️ラップ考察
京都開催の3年分のラップは以下の通り。
過去3年を見ると、レース上がりは35秒台前半で、差し馬は34秒台の末脚が必要。これといった共通項を見出せず、脚質・枠での有利不利はそこまでないため、素直に能力の高い馬を評価していく。
◾️注目馬
🐎ディープボンド
前走の宝塚記念が強い。
今年の宝塚記念は、中盤が12.3-12.4-12.5とそこまで緩まず、ラスト4Fが12.0以内。先行馬にとってはかなり苦しい展開で、着順を見ても明らかなように初角2桁番で通過していた後方勢が上位独占。ただ1頭ディープボンドだけ、先行して5着に好走。底抜けのスタミナの持ち主。
阪神2400mだと昨年のように直線の上がり勝負になりやすいため、ディープボンドには合わないと思っていた。しかし、今年から京都に戻ることはディープボンドに大きくプラスと考える。
理由は、コースレイアウトで述べたように、3コーナーからの下り坂を使って加速できるから。ディープボンドといえば、和田ジョッキーや川田ジョッキーが「とにかくズブい」という馬で有名。レース映像を見てもジョッキーの大変さがわかる。
実際に京都に限れば、2-1-1-2(うち1回は4着)と相性は良い。また、逃げ馬アフリカンゴールド以外の先行勢が手薄で、早めからスパートをかけていけば展開的にも恵まれやすい。
またこのレースは比較的G1実績のある馬が好走していることから、ここは素直にディープボンドに注目したい。
🐎ブローザホーン
強い4歳世代からはこの馬に注目。ローシャムパークがオールカマーを勝利したが、この馬にも続いてほしい。
数字的にはそこまでの内容ではないが、残り600m手前から一気に加速して早め先頭に立つと、そのまま後続を突き放す内容。
この馬も先行タイプで、今回展開にも恵まれそう。トップスピードが不足している印象を受けるので、上がり3Fの末脚比べになると厳しい。ペースは流れた方がいい。ディープボンドが早めから動いたときに一緒に動いてくれれば、持ち前のスタミナを活かして好走できるのではないかと踏んでいる。
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