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虹ヶ咲2ndライブを視聴しました

視聴しました。
参加しましたという言い方もできる。
最近台頭してきたオンラインライブというやつでした。

つーわけで、これがどういう記事かというと。
どういう記事にしようか。まだ決まってないんだ。決まってないままに書き始めた。だってライブを終えたばかりだから。

限界noteじゃないの?

今まではぼくが限界になったときにnoteのエントリを増やしていたんだけれど、今回は……うーん、どうだろう。
多分、限界noteにはならない。

では何故限界でもないテンションでこのエントリを書いているのかというと、なんか自分でもよくわからんからだ。整理する必要がある。整理する必要があるし、取り敢えず、今の段階でひとつ分かることがある。

ぼくはどうやら、もう虹ヶ咲学園の大ファンのようだ。

ライブを終えたその日に何故限界じゃないの?

まずこのへんを整理したいと思う。
いや、あなたは「ライブ行ったからって必ず限界になるわけじゃないだろ…」と思うかもしれない。それはそう。
でも限界になることも十分に覚悟してたの。だって1stでなったから。


(1stの限界記事)


わかったね。

では何故限界でないのか。
それはね!
オンラインライブだからだよ!

オンラインライブが駄目だっていうのかよ!

違う!

そうじゃねえ、そうじゃねえんだ!
ただ今回はめぐり合わせが悪く、ベストではなかった!

そして、ベストでない中で、虹ヶ咲のメンバーも、スタッフもベストを尽くしたのだと思う。

だから、意義のあるライブだった。

うん、そうだ。
多分ぼくは、そういうことを言語化したくてこれを書き始めた。

大ファンなんだよな……。


そもそも、この2ndライブは当初オンラインライブとなる予定ではなかった。
と言っても、詳細が発表されたのは4月中頃。既にコロナ禍が一過性のものという認識ではなくなってきた頃合いで、内心で(いや無理でしょ…)と感じていたのはぼくだけではないと思う。水面下ではもっとずっと前から動いていたのだろうし、仕方のないことだけど。
オンライン開催が発表されたのは、2ヶ月ほど前だった。随分粘ったという印象もあるが、やはり、仕方がないのだろう。わかんないけど、なんかめちゃくちゃ仕方なさそうだもん。どれだけの人間と組織と金が動いているのやら、もういまいち想像も及ばない。
とにかく、そういう経緯で、このライブは急遽オンラインで行われることになった。

ここで、1stライブの話をしよう。
虹ヶ咲の特徴は、「9人(今は10人)それぞれがソロとして活動している」という点だ。
ラブライブというIPは、それまでは共通して9人のグループユニットだった。まあそうは言っても、これまでも3分割のユニット活動とかソロ楽曲とか普通にあるし、虹ヶ咲もまたユニット曲、全員曲を持っているわけだけど、『主体をソロに置いている』ということはやはり大きな違いを持っている。それぞれの個性を十全に活かすため、1stライブでは様々な演出が行われた。ある者はトロッコでファンの間を巡り、ある者はステージが火を噴いて、この辺はまあ分かる範疇なのだけど、ある者はベッドで眠り、またある者は大量の女児を引き連れてパフォーマンスをした。もーめちゃくちゃ。最高。

2ndライブでも、文字通り十人十色の演出が用意されていたのだと思う。
けれど、急遽無観客のオンラインライブとなって、きっと、これらのいくつかは実現されなかった。いや、多くが実現されなかったような気がしている。
オンラインならではの試みもあった。ARで描いたハートを飛ばしたり、カメラがステージを縫うように移動したり。それは間違いなく新しい可能性で、よくやったと心から思う。けれど、急造であることも否めなかった。

また少しだけ、1stライブの話をする。
このライブは先月末についに映像化され、円盤には30分ほどのメイキングが付いていた(メイキングがだいすき、3時間くらいほしい)。そこには、舞台袖でメンバーの意気込みや感想が収録されていた。
でね、舞台袖、すごいの。
めちゃくちゃ会場の音が聞こえてくる。
なんてプレッシャーの掛かる場所だろう。
なんて、高揚感の湧いてくる場所だろう。
誰の言葉にも、不安と興奮が入り混じっていた。
ぼくを含めたファンの存在が、否が応でも押し寄せてくる。
それは、緊張とともに紛れもない勇気を湧き立たせ、やがて最高の景色で出迎える。最高の景色なんだよ。不思議だよね、一人一人で見れば冴えないおっさんとかなのに。あそこへ立てば、ぼくも無限のエネルギーが湧いてくる自信がある。まあ客席にいてもわりと湧いている。

では、今回の舞台袖はどうか。
そりゃあもう、静かだ。
配信を見ていても会場は静かだ。MCで一人が喋っている時、言葉を区切る度に音が静寂に飲み込まれていく。
ファンのコメントは、どうやらステージ上からでも確認できるらしい。けれど、その静けさは、そこに人がいないという無機質さは、きっと最強のエネルギー源を無慈悲に奪っていた。

これは1日目のライブの最後でわかったことだけれど、かねてより制作がアナウンスされていたアニメは、来月から放送が始まるらしい。びっくりした。つまるところ、収録と並行してライブの準備が進められていたはずだ。きっと、元々この数ヶ月は「頑張りどころ」としてスケジュールが組まれていたのだろう。
そこへこの情勢、当初の予定を変更しての無観客ライブである。どんなに言い繕ったって、万全でない、分の悪い戦いだったと思う。

元々、まだまだ場数の少ないグループだ。正直なところ、安定感のあるパフォーマンスとは言い難いし、不安は表情に現れる。
結果、力を出しきれず悔しい思いをする人がいた。そんな中で、逆境の中にも関わらず、素晴らしいパフォーマンスを見せた人もいる。

ぼくはこれ、優劣にしたくないんだよな!大ファンなので!
ぶっちゃけた話、ぼくは今回結構ブチ上がりモードを外して見守るモードだった!あんまり限界になってないのはそれだからだよ!
でもっ……でもこれ仕方ねえもん!
頑張ったじゃん!応援してる人たちが頑張ったらさあ!!それでもうオタクはありがとうなんだよな!!!

『推す』って、人の努力を我が事のように見守ることなんだよ!!!身勝手だよな!!!おまえががんばれ!!!

でも実際な!!!推してると自分も頑張れたりすることあるよね!!!へんなの!!!

ふー。

そんな感じ。
あとやっぱ、こっちとしても現地にいないと全然違うんだよね。
現地へ行きたいし、仮にもし次もオンラインということになるなら、その時はその時でオンラインに向けて万全の準備が整っているといいよね。
きっと、虹ヶ咲ならもっともっといろいろなことができると思う。ぼくはオタクとアイドルの空間に大量の女児を放り込んできた実績を信頼している。


ぼくはめんどくさい人間なので、手放しで『最高のライブだった』と言うことができない。
でも、大切なライブだった。
それが言いたかった。


ではここからは、ライブの最高ポイントの話をするんじゃないんですか?

変な見出しになった。
いや、ライブの最高ポイントの話をするつもりだったんだけど、だめだこれ。急に語彙消え失せるしどこから語ればいいのか全然わからん。なにこれ?

まあでもぼくはまず璃奈ちゃんの話をするべきですよね。します。

虹ヶ咲のライブは、ステージ上の演者の他に、後ろのモニターにキャラクターを映して行われるんですね。実際の振り付けはキャラクターの振り付けと連動して、没入感を高めるような演出になっているわけです。

璃奈ちゃんの場合は、それだけでなくもうひとつ重要な情報が含まれます。
演者の田中ちえ美さんは、璃奈ちゃんボードを付けてパフォーマンスできないんですね。現代の技術力では虹ヶ咲学園情報処理科生徒のそれに追いつけないからです。


(現代の最先端技術の様子。着実に近付いてはおり、夢が広がる)


つまるところ、ステージで歌う璃奈ちゃんのボードの有無はモニター上の映像で確認することになるのです。

いやまあもう分かると思うんだけど、外して歌っていたの!!!璃奈ちゃんが!!!アナログハートを歌う時!!!

もうこれでまずひと泣きですよね。意味がよくわかってない人はぼくの限界記事を読んでください。上の方にリンクがある。

そんでね!!!ドキピポを歌う時は璃奈ちゃんボードを付けているの!!!
わかる!?!?
ぼくの限界記事を読め!!!!はいもうひと泣き!!!!
どっちもとっても素敵な一人の璃奈ちゃんだよ!!!!!!


……と、ここまで書いてみたんだけど、やっぱだめだなこれ。
文章をまとめる能力が急に欠落するわ。無理だ。

本当にね、いっぱい最高なの。
例えば、歩夢ちゃんを演じる大西亜玖璃さんは、適正があるとは言えないながらも愚直に努力する歩夢ちゃんの姿に自分を重ねて、誰より深い共感で向き合っている人なんですね。重ねすぎてライブの度に泣きながら歌うことになっていたんですけれども。今回歌う新曲の名前は『Say Good-Bye 涙』。そ、そんな子供を谷から突き落とすライオンみたいな曲名ある!?この曲に合わせて、歩夢ちゃんは亜玖璃さんを置いて一足先に大きな成長を遂げました。一緒に歩いていたはずなのに置いていかれてしまい、焦りと苦悩と不安に苛まれたとか。そうだよね。でも今回、3回の公演を泣かずに歌い切り、Say Good-Bye 涙を果たしました。すごいぜ。
村上奈津実さん演じる愛さんの『楽しいの天才』が曲名に違わずめちゃくちゃ楽しそうで楽しくて、というか曲中でバックダンサーの陽キャギャル友と自撮りを始める始末で、楠木ともりさん演じるせつ菜のシャウトは回数を追う度に進化していって、小泉萌香さん演じる三船栞子の「行くよ!」に心を乱されて。
ファンと同じライブグッズを身にまとったメンバーと中継カメラが入り乱れる『Just believe!!!』は、遠隔配信ということを忘れるような一体感を与えてくれて、その他にも語ればきりがない。


さて、これ以上話をまとめるのは今のぼくには難しい。
成功も、失敗も、たくさんあるライブだった。安心感を持って向き合えたと言うことはできないけれど、見届けられたことをぼくは嬉しく思っています。
『推す』ってめちゃくちゃ恐ろしいことなんだよ。赤の他人の成功と笑顔をこんなに祈ること、ある?ないよ。こえー。
そんなわけで、ぼくは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の大ファンです。
おわり。

ところでこれ、言い逃れのしようもなく限界noteですね。限界noteでした。

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