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ライブ感溢れすぎる虹6話の所感書いた

虹6話観た!?!?!?

どう!?!?どうだった!?!?!?

え!?!?

ぼく!?!?!?

ぼくはですね!!!

わ……わかんねえ!!!!!

いやー。わかんない。えへへ。
実はこのnote、もう何度も書き直してるんだ。
最高!!!と手放しで言うには、ぼくはスクスタの璃奈ちゃんが好きすぎた。
いや別にね、最高と言う人たちがわかってないとかアニメ版がどうとかそういう話でなくて、もう単にぼく個人の趣味嗜好の話なの。
かといってね、設定が変われどその根底にあるものは同じ……とも、ぼくはまだ言い切れなくて、でも最高ポイントもめちゃくちゃあるじゃん?

わかんねえーっ助けてくれーっ!!

取り敢えずよかったところの話をさせてくれ

わかんねえけど、まずよかったところから触れていく。
どこから話せば……い、いっぱいある……。

取り敢えず無計画に頭の方から行きますけど、愛さんが初っ端から感情を読み切っていて最高なのは前提として、この時に割引券を差し出した璃奈ちゃんが切ないんですよね。誰かと行けない自分が持っているより、きっとこの人が持っている方がいいんだ、ということを一瞬で判断して、諦めて。きっと、ずっとこういうことを繰り返してきたんだと思うんですよ。それで、翌日学校で「ありがと~、天王寺さんっていい人だね」って言われたりして。その度に、それでも勇気を出そうとしては飲み込んで、相手はそんなの気付かないでどこかへ行ってしまって、そういう……長いな妄想が。そんな感じだよ。ここに、璃奈ちゃんのこれまでと、これからが詰まっている。そういうシーンだと思います。
で、このシーンの暖かいBGMがまじでいいんだよね。このアニメ、BGMがいい~!5話の話なんですけど、果林の部屋でエマさんが勧誘するあたりもすごくいい仕事をしていてびっくりしたんですよ。穏やかな雰囲気から、ピリッとした緊張感が混じり出すやつ。映像とBGMが完全に連動してるけど、これどういう作り方で実現させてるんでしょうね。すげー。劇伴のサントラ絶対出してくれ~。

そんでジョイポリスでの会話で公開される璃奈ちゃんのPV。これ……これキツいんだよな……!だって、バーチャルアイドルとして身を立てるわけでもなく、やむを得ず作られた顔出し無しの自己紹介動画って、どうしたってやっぱ間違ってるんですよ。だけど技術はすごいし、この同好会は個性を尊重してくれるので、みんな受け入れちゃう。そうしたら自分が責めるしかないじゃん。優しくて大好きな場ができて、そこにいてもなお孤独に『このままじゃだめだ』を繰り返して、「私、ここでライブやる!」となったと思うんです。そして、それもみんなは応援してくれる。ぼくはこれ、優しいけれど、勝ち筋の薄い優しさだったと思っていて。こういう時に果林先輩のクレバーな目線が欲しかったんだけど、この人は内心一番楽しみにわくわくしてました。かわいいやつだなこいつ。探偵はもう廃業だよ。

そうして、ライブを前日に控えたころ、僅かなきっかけで璃奈ちゃんの心は折れてしまいます。「私は変われない」という言葉に、暗い部屋のPVが虚しく踊って……ほら……そういうことをする……。
退路を断ち続ける選択って、だいたい1か0の、それもどちらかといえば分の悪い賭けなんですよね。それでも、璃奈ちゃんはチャンスをみすみす逃したくないんです。いつだって変えたい、変わりたいと願っているから。けれどいくら努力を重ねても、根本的な答えを見つけられない限り、勝つことのできない賭けでした。言ってて辛くなってきた。やめてくれ。

閉じ籠もった璃奈ちゃんの下へ集う同好会メンバー。
(しずくの「璃奈さんのところだよっ」すき)

「ごめんね、勝手に休んで」
「ほんとだよ、心配したんだぞ。……どうしたの?」

段ボール璃奈ちゃんと愛さんの会話、いいよね……。なんかこう……謝罪に対して「いいんだよ」と返すんじゃなくて、でも対等で優しくて……塩梅がすき……。
つーか頼もしすぎるな愛さんと侑ちゃんのメンタルケアタッグ。ありがとう。

「みんなはこんなことでって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ。自分の表情が。ずっとそれで失敗し続けてきたから」

真に迫る田中ちえ美の演技。ありがとう田中……もうこれ何度言ったかわからんけど、何度でも言わせてくれ……あんたが世界で一番璃奈ちゃんだよ……ありがとう田中……。

「今はまだ、できないことがあってもいいんじゃない?」

そしてこれよ!!!
ぼくは、許容と肯定、それが虹ヶ咲だと考えてるんですよね。今持てる良さを、絶対に無碍にしない感じ。弱さを受け入れる感じ。個人的には「だったらラブライブなんて出なくていい」と肩を並べるほどに、虹ヶ咲を象徴する言葉だと思います。

「今からでも、変われるんだ」「こんなに、変われるなんて思わなかった」「もう私は、この前までの私とは違う」「今の私なら」「私は、変われない」「私は、何も変わってなかった」「こんなんじゃ、このままじゃ」

6話の璃奈ちゃんが、ここまでで口にした『変わること』に対する台詞です。厳密にはもう少しある。変わりたくて、変われなくて、変えないといけなくて、これまでずっと、自分を追い込んでは尻込みして来たんですよね。きっと人生単位で。痛々しいくらいに、変わることに囚われてきた。
だけどそうではなくて、今の君でも、すごいところは、素敵なところはいっぱいあるんだよ。

これが虹ヶ咲なんだよな……。

かすみんの「駄目なところも武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ」もめちゃくちゃよくて、このアニメ、かすみんがコメディリリーフに堕さずに結構いつも格が高いんですよね。令和の味がする。

そして、せつ菜の「璃奈さんとこういうお話できたの、初めてですね」という言葉を受けて、「もしかして…」と、璃奈ちゃんは気付きます。段ボールを被りながら立ち上がり、カーテンを開け……「これだ!」


いいシーン~!!


……というところでちょっと聞きたいんですけど、
皆さんこれ……ど、どれだかわかりました……?
いいシーンに絆されなかった……!?

ぼくは絆されてた!!!
だって絵面もおもしろいし……
その……やったぜという気持ちでいっぱいで……。

でまあ、後で見直して考えてみたんですよね。

カーテンジャッッッッッてするじゃないですか。
締め切っていた部屋へ、光が差し込むじゃないですか。
でも段ボール被ってるじゃないですか。
えっじゃあやっぱ景色は変わら……

いや…

ま、眩しい陽光は……段ボール越しに届く……!!

これだーっ

塞ぎ込んで、段ボールを隔てて、璃奈ちゃんはようやく自分を伝え切ることができたんですね。いやまあそこまではそりゃなんとなくわかるんだけど、カーテンジャッッッッッ「これだ!」の流れのこと、ぼくはようやく咀嚼できました。シュールないいシーンなので、よくわからなくても「うーんよくわからんがシュールないいシーンだぜ!すき!」となるんですが、今もう少しIQのある好きを表明できるようになりました。うれしい。

そして皆に見守られ、変われない自分の象徴のようだったPVを引っ提げて、璃奈ちゃんボード(オートエモーションコンバート璃奈ちゃんボード!!)が満を持して登場します。床面に映るボードの笑顔に僅かに漏れる感嘆の声。すきじゃないですか?ぼくはすき……。

あ ねえ 今 こう思っていて あ そうじゃなくて ええとあの
伝わんないや なんでだっけ どうするんだっけ あ。あ。あ。。
なんて不完全で 世界はなんだって なんて不確実で 答えはどこだって
説明書なんてないよね まずは 始めてみようかな

ツナガルコネクト……だいすき……。
変わることへの強迫観念から解き放たれた璃奈ちゃんの歌は、気持ちを伝えようとするけれど要領を得ない様子から始まって、この肩の力の抜けた答えに至るんですよね。

違う姿 違う形 なのにどうして 同じ気持ち
繋(ダイ!)がっ(スキ!)てる実感 分け合うぬくもり ありがとう



思いっきり 伝えたいんだ カラフル 笑顔 心地いいの
繋(ダイ!)がっ(スキ!)てく みんなと ここが私の 好きな場所




大好き~!!!

PVずっと美少女出てくる。びっくりした。心臓に悪い。
これどこまで撮影した表情だと思う?全部かな……?
正直これを実際にやれているならここまでの話全部解決しちゃうと思うので、ぼくは途中から固有結界の一部だと思うんだけど、この美少……えっ、び、美少女……なにこれ……?お前……推しの素顔が世界一かわいい……。

一瞬映り込むボード下の口元で無限に泣く。天才の所業。

ああ~~~~~~~~~!!!!!!!

繋がるには変わらないといけないと思っていた璃奈ちゃんは、自分にできるカタチでいいことを知り、本当の意味で孤独を脱することができました。
そして翌日、友人の笑顔に応えるように、その場で描き上げるアナログボード。
ここ、めちゃくちゃ動くじゃないですか。ボードも勿論そうだけど、表情って顔だけじゃないんだよな~!!か~~!!!最高!!!!!いい作品~~~~~~!!!!!

あれ?

ごめん、書き終わったら普通に最高だったわ。
あの、これ筋書きとかじゃなくてまじで「何から書いていいかわかんない……取り敢えずよかったとこから書いてこ…」って始めてこうなっています。あれ?

えっ……ま、まあいいか、アニメ版に対してスクスタ版のどこが好きかって話する?いやもういいかこれ……?
……取り敢えず続けよう。蛇足になったら消すので、消えてなかったら多分ぼくに必要な話なのだと思う。

消えたわ

ごめん消えた。蛇足でーす。

スクスタ版がどれだけよかったかって話はこっちでしてるから、この記事を読んどいて。

設定が変われどその根底にあるものは同じ

同じだわ。同じです。
どっちもとっても素敵な一人の璃奈ちゃんだよ。

あーびっくりした。同じ。

ハッピーエンド

取り敢えずよかったところから書き出したら全てが解決した。
なんか……何がよかったのかな……書いてる途中でカーテンジャッッッッッのところを咀嚼できたのがでかいかもしれない……。

なんかこう、ぼくは璃奈ちゃんと同じくらい璃奈ちゃんボードが好きなので、6話が意外と『ボードの誕生』って感じの話じゃなかったのが引っかかってたんですよね。こうこうこんな過程を経てボードが生まれた……というよりかは、璃奈ちゃんの成長に伴ってボードが出現した……というように見えてた、んですけど。

でもなんか……始め気付いていなかったカーテンジャッッッッッがそこにスッと収まって、最低限ボードの誕生に必要なきっかけがスマートに示されちゃった。
直接の描写はされなかったけれど、目を突くような日差しが、段ボールを隔てて柔らかな光となって、璃奈ちゃんの視界へ広がるんですね。その景色が璃奈ちゃんボードの原風景なんだなって思うと、えっじゃあ……最高ですが……?となるしかなくないですか?なっています。
これ、本当にそういう解釈をさせるつもりで描かれたものなのかもよくわからないんだけど、でもぼくはこれでめちゃくちゃ納得しちゃったんだ。この解を得たぼくは無敵です。

カーテンジャッッッッッ

というわけで、この記事のまとめはカーテンジャッッッッッになりました。
ぼくが6話で一番好きなシーンです。ボード下の口元と並んで一番好き。
絵面は首位ぶっちぎりの独走で好き。

カーテンジャッッッッッ!!!!
よろしくお願いします。









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ジャッ。

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