イロキチガイな私と篠原ともえ氏

有名人の方のお名前をタイトルに持ってきていいものか…?
悩みましたが、入れちゃいました。
ダメだったら後で直そう。


高校生の頃に名付けられた「イロキチガイ」

さて、遡ることウン十年前。

タイトルにあるこの言葉。
高校生の頃、私に

「イロキチガイ」

という素晴らしいあだ名をくれた友達がいました(笑)
名付けてくれたけど、あまり呼んでは貰えなかったし
呼んでもらいたいとも思っていませんでしたね。

しかしながら、言い得て妙。
この方の言葉センスに脱帽。


小さい頃から「色」が好き

更に遡ること十何年。

私は小さな頃から「色」が好き。
100色色鉛筆を早くから保持し、
勝手に持っている漫画本はカラーにしていました。

でも、身に着けるものとしては、常識が邪魔して思うように色が使えませんでした。これとこれを合わせたら変だと思われるかも、とか。

人の目を気にしていたため、
あくまで自分の中の世界だけがカラフルでした。


それを踏まえて、高校生の頃に出会えた篠原ともえさん


篠原ともえさんが世に出てきました。

実は同じ学年で、
しかも私の妹と同じ高校に通っていらっしゃいました。

当初は、彼女の色の使い方に若干苛立っていました。きっと嫉妬も含まれていたし、変人扱いされてしまうだろうに!という心配もしていて
それは自分には出来ないファッションの連続でした。

そんな冬のある日、駅でたまたま彼女を見かけました。
改札に入るところでした。

黒いベレー。白いマスク。黒いコート。
飾りは無く、シンプルなファッション。
(もしかしたら紺だったのかも)
小さな顔。とても小柄で、華奢な体型。

誰もわからなかったようでしたが
オーラというか。
私にはすぐにわかりました。

あの子は、暗い色もちゃんと着こなしている…というショック。

というのも
私は、「色が好き」というもののカラフルだけを求めているのではなく、モノクロも、セピアも、真っ白も、全ての色が好きです。
正直、選べないくらいです。

テレビで見る彼女とは違う色も使う彼女に、急に親近感が湧きました。

もちろん、今思えばあれは全て「お仕事」
彼女のあの突き抜けたキャラを、求めに応じて演じていたこともあったでしょう。

一気に彼女が気になってしまった私は、高校の文化祭にも行きました。
工業高校だったので、芸術系コースとTHE 工業コース(既にあの頃でも希少となっていたやんきー様が存在)の混在する学校で、普通科だった私には不思議な世界観でした。
壁には、彼女を中傷する言葉も書かれていて
学校側で消してあげたりしないんだろうか…と心を痛めたものです。
逆に、彼女に影響された雰囲気の生徒も多かったです。

芸能人で工業高校卒の方は珍しいのでは?
きっと色々と思いをしながら過ごされたことでしょう…。

彼女は表立って文化祭に参加してはいませんでしたが、一瞬だけ見かけました。やはり、小さくて可愛かったんです。


「色が好き」で良いんだということ

そんなこんなで、抑えていた「色」への執着がぶわーっと出てきて
好きな色を好きな組み合わせで使うようになりました。

冒頭の「イロキチガイ」の由来となります。(笑)

篠原ともえさんこそ、名誉ある「イロキチガイ」だと思っています。
もっと色々な思いを背負った、すばらしきイロキチガイさん。

彼女が居なかったら、私はずっと抑えていたでしょう。

当時の愛読雑誌でもあった「Zipper」や「Cutie」を表立って好きだといえるようになったのも、彼女の影響があると思います。
(それまでは隠していました)

今は、それこそオトナなので、当時よりも色の人から見た印象を気にするファッションとなっています。その制約の中で好きな色を見つける楽しさもかんじられるようになりました。
これはこれで、幸せなことです。


アクセサリーを作ってお披露目することで
ちゃんと「イロキチガイ」魂を忘れずに持つことができています。

ただガチャガチャと色を使うだけじゃなく、
色を愛し、色の組み合わせや、単体の色で
真面目に遊んでいきたいのです。



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