見出し画像

ビビッドタイプ、コーデのきほん。②

前の記事書いてからまさかの1ヶ月半たってるというね……生殺し状態で大変申し訳ありませなんだ……。課題とテストと久々の大風邪引いてな……ん?コイツ、盛大に夏風邪引いてんな……?勘の良いガキは嫌いだよ……。

ってこでサクサク、サクサクとビビッドタイプさんです。

前回ではハードタイプ(顔に立体感のあるグループ)にはちょっと難しい『抜け感の作り方』について色々アイディアを出してみました。いかがでしたでしょうか?着こなしの幅が広いビビッドさんなら柔らかい素材ときれいめな色でうまくまとめきれると思います。夏のなのでぜひ。オーガンジー、涼しいですよね。

そして今回はどちらかというと、「きちっとしたい時」とか「おしゃれしたい時」のお話になります。が、あまりきちっとしすぎるのも「ジャケ写撮影ですか……?」みたいになりがちなので、上手に個性を出しつつオシャレに仕上がる方法を考えていきましょう。

てゆうか暑い。パソコンとデッドヒートしてる気分。

髪色を2トーン以上あげてみる


夏なので多少のことは許されるだろうと思って、こういうこと言ってみます。「髪色を上げる」。実に人を選びますね。二学期デビューかよ、みたいな声が聞こえますが、ちょっと聞いてみて下さい。

ビビッドさんはヘアカラーが何色でも似合う……というわけではないのですが、明るい茶髪にするとか毛先だけ派手な色入れるとか、少しアクセント効いたヘアスタイルがよくお似合いの方が多いです。

例えばショートカット。元々のシャドウを感じるお顔を最大限生かしたヘアスタイルは顔周りの髪で全体のバランスを取らなくとも実にカッコよく、短時間でキレイにキマります。ショート+金髪でもばっちりおしゃれ。うう~ん、うらやま。

色を抜いたロングヘアーに2カラーミックスで「アイスですか?」みたいな髪色も不思議とお似合いです。なかなかする勇気ないですけどね。色落ちしても大丈夫な服をお持ちなら、夏季限定で染めてみるのも面白いかと。

さて、こんな感じでどんなヘアスタイルでも上手に消化できるビビッドさん。しかし一番の弱点があります。

黒髪だと異様に重くなる。です。

これね、わざと狙って前髪パツン黒髪ロングストレートならいいんですよ。小松菜奈さんとかシシドカフカさんのカッコよくて女性らしい髪型ですね。モードに決めるなら全然平気だと思います。メイクもアンニュイかきちっと系で済むし。

ただね、これを普段やろうと思うと少し……強いですね。圧が……なんか出てますね……。すごく……近寄りづらい感じ……。

ビビッドさんはここがとても不思議で、髪色にイメージが引っ張られる人がすごく多いんです。

特にヘアカラーの明度で「とっつきやすい」とか「とっつきにくい」など明確に第一印象が分かれてしまうので、服とかメイクよりもヘアスタイル全般を研究して頂いたり、気を遣って頂く方が話が早い場合が多いですね。

なので、髪色変えることに抵抗のない方やイメチェンしたいな~って方にはまず「髪色を2トーン以上あげる」ことを大プッシュしたいと思います。脱色して染めるくらいの明るさでも大丈夫なんですが………なかなかそこまでは、ってなると思うので。

ニュアンスカラーは難しいのでそうだね……なりたいイメージを美容師さんと相談するのが一番でしょう。それが一番無難です。

一応私の見立てを申しておきますと、特にお若い方はグレイアッシュで仕上げるのが一番垢ぬけます。グレーは大人っぽいカラーではありますがちょっとパリピっぽい色味なので、大人っぽく仕上げたい場合は普通にイエロー・ブラウン系で。色ムラ出にくい髪質の人は脱色でも(私は猫っ毛なのでムリ)。イルミナかグレージュも透明感が出る素敵な色味です。

色を選ぶ場合は「少しだけ透明感が出るように」といった注文よりも「髪質の重さを改善したい」とか「髪を柔らかく見えるようにしたい」とかの方が伝わりやすい気がします。

腕の確かな美容師さんなら顔と髪質を総合的に判断してもらえますが、まず前段階としてその方との関係性が出来上がってない時に「顔の雰囲気」や「コンプレックスの改善」をお願いしてもなかなか難しいものがあります。美容師さんは魔法使いじゃなくて人間なので、当たり前に相性がありますしね。

なので、カウンセリングをしっかりしてくれるお店に限ってになるかもしれませんが、「ここをこうしたい」「ここが困ってる」といったふうに疑問点や困り事を正直に相談してみるスタンスだと結構イメージ通りに仕上げてもらえる確率が高い気がします。

私の場合だと、病院に行ってお医者さんと話す心構えでご相談させてもらうので、自分が何で困ってるかメモして、なりたいイメージをスクショしといてお願いするようにしてます。例えば、「髪のべたつきが気になる」「丸顔なので輪郭をスッと見えるようにしたい」のときは、内側を暗く外側を明るく染めてもらって髪に立体感を出してもらうようにしました。

でね、ここまで「染めろ!染めろ!」とさんざん煽っといてアレですが、染めるのはなかなか勇気が要りますよね~~。また、お仕事柄ハデなヘアカラーは難しい方がたくさんいらっしゃると思います。

でも、夏は髪染めに一番良い季節です。

なぜかって???

夏は日に焼けて髪がバシバシに痛むからです。

夏のダメージ蓄積は冬になると静電気となってやり返されるので年中気が抜けません。が、この夏少し色が抜けて0.5トーン髪色が明るくなると思います。もしこの段階で「ちょっと色抜いた方がかわいいかな?」と思った方はそのままの色味を保持したまま1トーン染めてみて下さい。

すると、最初は大した変化はないかもしれませんが、秋あたりに根元が黒くなってくると違いがハッキリ出てくるので、そこで「染めた方がかわいいな」って方はもう1トーン上げる、「やっぱ今のままで」って方は地毛と大差ないので黒染めせずとも冬を乗り切れると思います。

髪色探すのってやっぱ芸能人じゃないので時間掛かります。ヘアカラーも繰り返すとダメージだし、そうならないようにヘッドスパとかケアに行くのもお金も時間もかかりますしね。

髪色オススメするのって……う~ん……美容室って、服やメイクより高価じゃないですか。そんな貧乏人なので今回のチップをご紹介するのは実は相当迷いました。

けど、へスタイルってちょっといじるだけで途端に今までの悩みを解決してくれることも本当に多い。まるで"魔法"みたいです。

使える人限られると思いますが、服は、もうなんでも似合いますから。もう少し髪型について掘り下げていきましょうか。

首元のイメージを操作する


先ほどの続きになりますが、「じゃあ、髪色変えられない場合はどうするよ?」ってことについて考えたいと思います。お仕事柄・学校の規則はもちろんのこと、髪のダメージや管理など髪染めは意外と出費がかさむ分野でもあります。

しかし、ビビッドタイプに限らずハードグループに分類できる2つのタイプは、印象を大きく変えるかなり使える特徴を持っています。

それが、「首元のイメージを操作する」です。

男性的な印象を持つハードグループは女性的印象を持つソフトタイプと比べて、顔の重心が少し下がり気味になっています。そのため顔の下半身にイメージが残りやすいので、顔の上半身(アイメイクや前髪)にこだわるよりもリップカラーや髪型の変化といった顔の下半身の変化を大きく反映します。

この「顔の下半身」がすなわち「首元」になってきます。具体的な方法を順を追ってご紹介。

まず、一時的なヘアカラー・失敗してもダメージが少ないという点で「毛先だけニュアンスカラーを入れる」をオススメします。これはサクッとおしゃれになるので全部染めるのは勇気無い….…って方にもオススメできるし、もちろん狙ってするのも超良いです。まさにビビッドって髪色だぜ。

そして、「ショートカットにする」のもオススメ。首元を軽く軽くしたいんですが、なかなかパーマが反映されない人が多いので切っちゃう方が早いかもしれませんね。あ、パーマでわざと髪の毛傷めてワントーン抜くのも良い手かも。

で、ロングの人は大きく巻いてふんわりさせるとラグジュアリーには仕上がりますが毎日やるには結構キツイ。なので肩から上のボブかショートに思いっきって切った方が、朝のひと手間が減って楽かもなと。勇気ある方はぜひチャレンジしてみて下さい。襟足きれいに切ってもらって下さいね。

そんで一番簡単な方法。ふつうに「髪をくくる」

これだけです。髪をまとめて首元の髪を全部上げてしまって下さい。これやるとなんか女の子っぽく仕上がるというか、モード感が抑えられてライトなイメージなるので、ぜひお気に入りのシュシュやアクセサリーで個性出していって下さい。

ちょっと固めの髪型、横の髪をきちっとピンで留めるとか、遊び心を出すにも金ピン・カラーピンできちっと留めるのが良いと思いますね。ワンポイントモチーフのヘアゴムや細工の細かいバレッタ、マーブル柄のミニバレッタもかわいいです。

パーマとか巻き髪がな……なんかこう……う~ん……「演歌歌手の方?」とか「今日結婚式だった?」ってなりがちなので、なんかニュアンスっぽいふんわり髪型難しいですよね??なんで??(素直)

これは男性にも言えることなんですが、ソバージュ+茶髪も似合うっちゃ似合うけど、ただ黒髪ロングの方が絶対カッコいいし、しかもきちっと後ろでくくった方がキレイなんですよね。ひょっとすると、前からよりも横からのシルエットにこだわった方が良いのかもしれませんねぇ。発見だねぇ。

あまり上にアイテムを持ってこない方が上手にまとまるので、帽子よりもピアスやネックレスにこだわりましょう。ここにも「首元でイメージを操作する」です。

大ぶりアイテムが余計になる人が多いので、出来るかぎりアクセサリーはシンプルなもので。その代わり面白い服や靴でみせましょう。エレガントなときは極細チェーンがキレイです。いぶし銀系のシルバーアクセもオススメ。

あとチョーカーも超オススメです!!男女限らず色気があって良い!!あんま変なタトゥーっぽいやつじゃなくて、普通の合皮とかフェルトのすっごいシンプルなものが良いです。首元に黒のアクセントを持ってくることによって上手くバランスを取ってくれるので、髪を耳にかけてそれだけで完成されますよ!!やって!!!(←ただの好み)

ネックレスは長めのものやワンポイントタイプは避けてもらった方がよくて、鎖骨から上の長さでぴちっとしたサイズ感のものが無難かと思います。しかし鳥の羽がついた謎のやつは似合うという謎な。

基本はベーシックで抑えてもらって、好みでハンドメイド系を入れると良いアクセントになると思います。う~ん……でも男女問わず極細チェーン・鎖骨ワンポイントが似合うからな……やって!!!(←ただの好み)

色ムラ・ダメージ・柄で遊ぶ


そんでやっとこさ服です。服なぁ~~………なんかなんでも似合うので別に大したこと言うアレでもないのですけども……ねぇ……だって困ってないとこんな怪しい記事なんか読まないわけじゃないですか。真面目に書きましょう。

何でも着れますが、固すぎる素材は微妙に苦手傾向にあるビビッドさん。苦手、ではないと思うんですね。たとえば上記の大ぶりアクセも、お店で鏡で合わせたときはとってもお似合いだったと思います。

ただ、それ全体で見ると「余計」になることが多いです。

元からあるイメージが完成されているせいか、余計なものがマジで余計になるのがビビッドさんの痛いところ。「ちょうどいい」の概念がたまに消失します。だから逆に吹っ切って「店員さん??」ってなっちゃうんだと思う。

特に重い素材が難しいので「カチッとなりすぎるからなるべく避けている」というアイテム・素材を何個か隠しているはずです。


当てましょうか。

デニムと合皮でしょ。


特にノーダメージのきれいなジーンズ。色はネイビーやブラックなどで作り立てのおぎゃあな国産デニムっぽい質感のもの。スキニータイプもきりっとしすぎて普段使いには持ってこれないから、裾の長いワイシャツ系ワンピで隠してますね?

あと合皮など立体感があって光沢が強い素材も普段使いでは避けがちです。白やベージュなど柔らかい色味でもなかなか。ヘビ柄とかワニ柄でごまかしてるの知ってるんですからね~。でも似合うからそれでいいよ。

こういう、なんというか「テカテカしてる素材」が意外と苦手なんですね。

多分、「テカテカ」が安っぽく見えてしまうんだと思うんです。立体感のある「テカっ」ではなく、なんかプラスチックみたいな「プラモ感」??なんか「肩を引きちぎって製作した革ジャン感」??みたいな、なんかチープになってしまいますよね~??

同じハードグループでもグリッターは立体感があるものが得意なので、どんなに安物だろうが高見せできます。それに対して、ビビッドは立体感をそのまま反映させてしまうので「立体感がつきすぎる」んですね。またこれです。ビビッドさんの宿命、「意図せず、やりすぎ」です。

じゃあこういう素材を一生避けながら生きるのか?!………それは多分ムリだし、扱い方法のポイントも言ってそこまで難しいものではないので、ここでサッと知識を入れて後は楽しく生きましょう。

デニム・合皮に限らず目の詰まったフェルトやドレス生地、ここぞという場面で使いたいアイテムは光沢感のある立体的な生地で作られていることが多いです。自分が主役の場合は胸張って着こなせますが、そうではないシーンの方が多いこの世の中ですし。


そういうもの使いこなすには、以下の3点を注目しましょう。


まず1つめは「色ムラのあるものを選ぶ」

マーブル柄でも使い込み感のある色落ち・ウオッシュ柄でも良いです。生地自体にすでにムラがあるものを選んでみて下さい。固い印象が緩和されて、だいぶ使いやすくなるはずです。オーガニック・ハンドメイドの場合はエスニックな染め方は避けて、ごく自然についた色ムラのもので合わせてみて下さい。

2つめは「ダメージ加工のものを選ぶ」

先ほどと同じくダメージ加工で生地にムラが出ているものを。傷系もおしゃれなアクセントとして生かせるのがビビッドさんのすごいところです。元の素材をあまりテカテカしすぎてないものを選ぶのもポイントで、フェルト生地のような合皮がオススメ。もちろんワンポイントで持ってくるのが一番賢い方法です。ベルト・バック・スニーカー。クセのある柄を小物で取り入れるのは抜群におしゃれ。

で、3つめは「柄の入っているもの選ぶ」

よ~~っく見ると微妙に柄が入ってるものとも相性が良いです。強いコントラストで作った柄でなく、同系色で合わせた使い勝手が良さそうな方ですね。柄はコーデに勝手に表情をつけてくれる便利なアイテムでもありますが、いかんせん使い勝手が悪い。けれどビビッドさんは着れます。謎ですね。

主張強めの生地を隠すように荒いレースで覆ってあったり、ミックス素材で作ってあるこだわり感満載の柄……っていうか見た目をしたものもきっと素敵。同系色の中にある素材の違いをきちっと伝えることが出来るので、前回も言いましたが同系色ミックスなかなか面白いかも。

一方、強いアクセントで持ってくる場合は「スカーフ柄」を一番オススメします。多分男性でもブルゾンなら面白くておしゃれなんじゃないかな。あえてスカーフ柄をスカーフとして使わないのがポイントです。よ。

ただ、ドットとかただのストライプなど一色でシンプルなものは避けてもらった方が良くて、アーガイルチェックや動きがあるスカーフ柄、コミック柄の方がかわいいかな。ワッペンとか缶バッジ付けた方が楽しいよね。

こんな感じで固い素材に上手に遊び心を投入していって下さい!!面白いネイルとかネクタイも得意だと思うので、小さい部分で面白さを足すのも上級者です。ビビッドさんの場合、大事なのは「ムラ」というか「緩急」なんですね。


さいごに:目の合ったものを買う


もうこれくらいにしとこうかな……。ビビッドさんは汎用性ありすぎて「靴こだわってみたらいいじゃない……?」とか「サングラス……」あ、サングラスね!!アイウェアでイメージ変わる人が多いので、メガネは妥協せず選んだ方が良いと思いますよ!!2、3回眼鏡屋さんに通ってから決めた方が良いと思う!!

なんだっけ。あ、そうだ。

さいごに、ここまで読んで下さった奇特な方へ。

ビビッドさんはまじで工夫次第でなんでも着れるので「好きなもの買った方がいいよ」って話。とりあえず着たいもの買って、それからそれに合わせるコーデ考えた方がおしゃれがきっと楽しくなると思う。

なまじか制服みたいにいつも同じ格好をしててもキマる人が多いので、なかなか普段のスタイル崩すのはめんどくさいって方がいっぱいいる印象なんですよね。

『フランス人は服を10着しか~』的なことだと思うのですが、それで良いなら良いんですが、なんか、今のうちに色んな服着ときたいとか、これからもこういう服着たいって、やっぱあると思うんですよ。

難しいかな、「好き」より「人から見て似合うかどうか」を優先しなければ場面が多すぎて、私には少し息苦しいことが多くて。「好き」と「似合う」が近いところにあるのは、それだけで素晴らしいことです。

それは、ただ単に「恵まれている」ということではありません。

「自分のことをもう少し好きになれる」というチャンスが、ごく近くに転がっているということです。

これをムダにしないわけにはいきませんよね。努力の上に自分を認めることも大事ですが、なんでもなく、ただ自分が好きだと思えることの方が年々大事に感じられる今日この頃です。

なので、謎の雑貨屋さんで目が合った外国メーカーのくつした、旅先で見かけた使いどころが分からない伝統工芸品、スーパーの安売りで出現した虚ろな目をしたマンチカンがプリントされたTシャツ……取りあえず手に取ってみましょう。買うべきか迷ってみましょう。

幸いなことにビビッドさん用のコーデ術は雑誌を読めば手に入ることが多いので、自分のなりたい雰囲気のものを立ち読みしてみたり、購入してバイブル化したり、その中に自分の気に入ったアイテムを入れたりして、どんどん色んなスタイルを取り入れておしゃれを楽しんで欲しいなと思います。


答えなんてなくても楽しいのが、おしゃれですから。

❤は…noteのアカ無くても押せるらしい…えへへ