タイトなし

奥二重×タレ目さんへのMake Tips

新元号・令和となりまして巷では未曽有の10連休とかなってますが、アレ、わたし何だか忙しいよ?アレ??GWは特に予定も入れず、勉強して過ごそうかな~みたいな意識高い系を気取っておりましたが、ありがたいことに突然予定が入りまくりの詰まりまくりで、昨日からやっと掃除とか洗濯とかできるようになりました。

で、実は去年くらいからちょくちょく知り合いにメイクをする機会が増えまして、メイクするだけなのももったいないのでハウツーを書いたイラストも送りつけたりしてたんですね。その画像が溜まって来たので、ここいらで小出しにしていこうかなと思う所存です。

今回のハウツーは「奥二重×タレ目」さんへのMake Tips。

奥二重は本当に奥深くて、一重メイクをした方が良い人と二重幅を潰さないように仕上げた方が良い人とがっつり二分されます。また、まぶたの厚さや重さによって影を入れるか・飛ばすかを見極めなければならないので、アイメイクは本当に悩み所。タレ目についてもガーリーだけどクールに見えない、なんていうお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのでは。

「奥二重×タレ目」のメイクのコツは、

 ①眉毛のライン
 ②アイホール付近のベースメイク
 ③ベースアイシャドウ

この3点さえきっちりおさえておけば、おそらくそれなりにきちんと見えるのではと。奥二重の弱点を上手くカバーしつつ、ほどよくガーリーに、かつ大人っぽい仕上がりを目指してゆきましょう。

では、スタート。

奥二重×丸目×目尻タレ目

まず最初は「丸目×目尻タレ目」さんから。

この方はメイクがあまりお得意ではないので、結婚式に出席する用のメイクを教えて欲しいとのことでして、基本をおさえつつ出来るだけ手順を省き、簡単に華やかになるようなメイクのコツをお伝えしました。

目自体はタテ幅がかなりあるぱっちりおめめさんなのですが、顔の立体感が目立ちにくいタイプだったので、ハイライト・シャドウ・アイシャドウパレットの2番目に薄い色の3つを使い、顔に凹凸を持たせるよう仕上げました。

ここでのポイントは「アイブロウ・アイシャドウどっちも3分割」

形を作るのは割と難しく、例えばアイラインやアイブロウなどは手慣れてないとすぐ失敗しちゃいますよね。それに神経使うのでどうにも時間がかかってめんどくさい。なので、とにかく先に色の使い方を覚えちゃいましょう!ということでこんな感じに。縦割りメイクは簡単に立体感が出るうえ顔全体が引き締まって見えるのでとってもオススメです。

ただ、目がぱっちりタイプの奥二重・一重さんにはぜひトライして頂きたいチップなのですが、私みたいな黒目が強調する一重タイプは圧が出まくりすぎて宝塚かジェリクルキャッツになるのでそこんとこ注意です。

奥二重×丸目

この方は先ほどと基本的には同じなのですが、スキンベースが混合だったのと、いつもナチュラルなお色味しか使ったことがないということで、華やかな休日メイクに挑戦してもらいました。(もらったんかい笑)

スキンベースが混合ってのがね……きっと参考になる人が多いと思うんだよね……。何回も言ってる通りわたしはあんまりベースカラーを信じてないのですが、それを象徴する最たる事例だったのでみなさんぜひこの小さい文字を読んでくださいね。

あ、そう、プロのヘアメイクさんの草場妙子さんが著書で「スキンベースが混合の方はたくさんいるので、その日のその人の状態を見て決める」的なこと書いてらして「それな」ってなったのを急に思い出しました。マジで「それな」でした。

こういうタイプは肌をフラットに整えるのに時間がかかるので、ほどよくカバー力があるファンデーションをお選びになるのが一番手っ取り早いです。イエローで馴染ませた方が良いタイプ。

かつ、この方は毛穴など肌の凹凸も目立たなくしてほしいとのことだったので、クッションファンデ×ハイライトで頬・鼻まわりのの毛穴を全部ぶっ飛ばしてみました。これはね、元の肌色がとても白いから(ミシャの21番)なせる技なので。毛穴関連はツヤ感で飛ばすか、プライマーで埋めるか、肌色を見て判断した方が無難かと思います。

一番注目して欲しいのは「アイブロウマスカラを二種類使いする」こと。お仕事柄「眉毛を剃りすぎるのもちょっと…」って方や、「眉毛剃るのニガテ…」って方にぜひオススメしたいのです。

コレね~、ただ良い感じのベージュがケイトだけなんだよね~。他のプチプラメーカーは黄みor黒が入りすぎててうまく肌となじまないんだよね~。お金持ちはシュウウエムラとか買って頂くとして、ケイトのBR-2だけはナチュラルアッシュという素晴らしきお色なので、みなさんぜひ一本持っておくと心強いと思います。

で、結果的にアイメイク・バイオレットとリップ・オレンジのオサレメイクになりました。インテのクレヨンアイシャドウはラメ感が強いのでポイント使いがよろしいかと。一応2色セットで販売されているのですが、薄い色もザクザクラメなのでシアーで自然な光沢感を出すには他のコスメが必要です。

奥二重×まぶた重め×タレ目

この方はね、上のイラストでこそ明るい印象なんですが、会ったとき「え…老けたね…?」って言ったほどすごい顔がくすんでたんですよね。あ、ちゃんと正面から悪口言えるお友達なので大丈夫です。

で、別にシワが増えたとか、たるみとかシミとか、肌の調子がすごく悪いとか、そういうのではないんです。なのに「老けて見える」。というか「疲れて見える」。もっと言うと「暗く見える」。手持ちに化粧直し用のコスメしか無かったのですが、頑張って若返らせてみました。

まずやったことは、「アイメイクを取る」こと。

これは重め奥二重さんによくありがちなことだと思うのですが、アイシャドウの一番濃い"締め色"を"二重幅"に塗ってる人、いますね?

奥二重の方、一回だけそれやめてみましょう。

この締め色というのはニュアンスカラーとしてメイクに華やぎを持たせるのが一番の役割で、その中でもブラウンやグレーは『瞳の代わりをさせる』のが大きなポイントです。そう、目をデカくする効果は基本無いんですね。

目を大きく見せるには2つ方法がありまして、「瞳の面積を広げる」か「二重によって"目"の範囲を広げる」のどっちかなんです。

後者はアイプチとかで想像できるかと思います。対して前者はカラコンで瞳を大きくする方法ももちろんありますが、締め色に瞳の代わりをさせて錯覚を使って目を大きく見せるのがオーソドックスな方法でして、このような濃い締め色が味方するのは断然一重さんです。

そうなんですよ。一重さんなら普通にパッケージ通り塗るだけで瞳の代わりをさせられます。だけど二重さんなら二重幅が潰れてしまうので、雑誌なんかではニュアンスカラーで仕込むハウツーが多いですよね。

じゃあ、その中間である奥二重さんは?

奥二重さんがまず意識すべきことは、「自分は二重なんだ」と認識すること。まぶたが重かろうが二重は二重。せっかくの二重幅を生かさない手はありません。また、二重さんより少し重い印象を受けてしまうので、特にタレ目さんは二重幅を殺さないアイメイクを選びましょう。

なのでアイホール全体に1番明るいトーンを入れ、二重幅にも2番目に明るいトーンをスッと仕込むだけでOK。特にこの方は目元のくすみが気になったので、ハイライトカラーをガンガン入れてくすみを飛ばすように仕上げました。

これだけでもう全然印象が違って見えたのですが、さらに目力をアップさせたい方はグレーかブラウンのアイライナーをまつげの間にほそーく入れるとさらにキリッとした印象に。ほそーくですよ、ほそーく。

リップはOPERAのオイルティントでうるんと仕上げて、髪は後ろでゆるくくるりんぱにしましたら、「令和は社長になる」と言ってました。や、でも確かに社長に見えるようになったので、ぜひ社長になってくださいませ笑。

まゆげのことと目元のこと

一番大事なまゆげのことに触れてませんでした。

まゆげ!!私はまゆげ描くのがもう大好きなんだ!!でもね、確かにこの方たちは描くの難しい……。なぜか。

「目尻の形に眉尻を下げると、かなり下げる必要がある」から。

でもね、それでいいんです。それであってます。目尻の形に合わせて思いっ切り下げて描いてみて下さい。やっぱね、目尻の形と合ってるのが一番顔がシャープに見えるので、キリっとみせたいなぁとお悩みの方は一回思いっ切り眉尻を下げるのをオススメします。

で、補足なんですが、偶然にもこの方たちみんなクラシックタイプさんだったんですね。

だから全ての奥二重の方に共通ではないと思いますが、なんだかみなさん目元のくすみが一番気になりまして……。で、コンシーラー・ハイライト・ファンデーションでこのくすみを一気に飛ばしてやると、途端に顔が生き生きして見えたんですね。

クラシックの方は肌がマットなせいか「くすみ」に強くありません。なのでツヤ感・パール感のあるもので光沢を仕込むとお顔がキリッと輝いて見えるんじゃないかなと思いました。


今回はこれで以上~~。ちょうどこのGWに連続して奥二重×タレ目の方をメイクしたので、たまには細かい所まで突っ込んだピンポイント個人向けな記事も面白いかなと思ってあげてみました~~。おわり~~。

❤は…noteのアカ無くても押せるらしい…えへへ