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クリアタイプ、コーデのきほん。②

差し色にモノトーンを提唱している前半戦はコチラ。

で、続きです。

まずはクリアタイプのコーデ格上げポイントを復習。

①モノトーンを差し色として使う
②素材と色味のバランスを取る
③顔周りの色で印象を変える

今回は以上の3点について解説しています。

お顔立ちにソフトな雰囲気をお持ちなクリアタイプさん、コントラストの強すぎるハードな色合わせだとお顔の印象が負けてしまうので、それではモノトーンを差し色として使ってはどうか?という所まで前回話が進みました。

また、おしゃれに興味を持ち始めると必ず通る『モノトーンを基調としたベーシックコーデ』、これが上手く行きづらい方が多いので、そこは色耐性のあるクリアタイプの逆手を取って「モノトーン×色」「色×色」をコーデの主軸にしてみましょうということもお話しました。

後半戦ではさらに突っ込んで「黒や原色などコントラストの強い色を取り入れるコツ」「大人っぽい印象を作るコツ」をご提案していこうかなと思う次第です。

それではいってみましょーう!!


②ハード⇔ライトをスイッチしよう


前回①でお話した通り、若々しく瑞々しい印象をお持ちのクリアさんは黒を始めとする"重い" "強い"といったハードなものが苦手な傾向にあります。

例えばスタッズ、革ジャン、エナメルハイヒール、本革靴、大ぶりアクセなど「っょぃ……」みたいなものを付けると多分『中二病』のリアル六花ちゃんになる恐れ大だと思います。

なぜかといえば、クリアタイプはもうはっきりと「童顔」なんですね。「若い」んです。これは子供っぽく見える、ということも含まれますが、「元気そう」「明るそう」「楽しそう」「かわいい」「爽やか」といったライトな要素が第一印象で伝わりやすいということです。

なので、生き生きとしたライトでソフトなイメージの人が先ほどのイカつい服を着ると……う~ん……季節外れのハロウィン的な……よくジャンプに出てくる小悪魔系闇の眷属ツンデレェエエ的な……ちょっと毒々しい感じになりがちでして。それかメイクに自信の無い方だと顔面が完全に置いて行かれるか。

これ、わざとやる分にはかわいくてSo Good!なのですが、普段着だとちょっと浮くっていうか……田舎ではムリっていうか……ハッキリ申し上げると「イキってる」うえに「痛い」になってる人、います。たまに。大学生とか。

オシャレで一番大事なことって、まず「無難」だと思います。でも無難すぎても生きてゆくのにハリがないので、面白いアイテムどんとこい!!で良いんです。着たいもの着る。これが一番。

ただし、やはり似合う似合わないはあるものですから、ではどこで折り合いをつけようか?というのも大切なポイントだと思うんですね。


前置きが長くなりました。ではどうすればいいのか。

クリアタイプさんがお買い物をする際、コーデを決める際に気を付けて頂きたいポイントは、

『色と素材のイメージをスイッチする』

これをやると服のレパートリーも増えるし、服選びも多少ラクになるはずです!!一回でいいから試してみて下さい笑!!


これは言葉で説明すると難しいので例を挙げてご紹介。

皮素材・エナメルなどのハードなアイテムなら、白やパステル、キャメルやベージュなどの淡くてソフトな色のものを。

逆に、黒や濃い色をワンピースやパンツなど面積の大きいアイテムに持ってきたい場合は、レースやダメージ加工など抜け感のあるものをお選びになると良いと思います。

また、アクセサリーならばコントラストの強い金属系なら細めのものを、ビジューやイミテーションなど色味が入っているものなら大ぶりに。皮などの重たい素材は細いベルトのものを選びたいし、遊び心のあるカジュアルなアイテムなら大きめをチョイスするのもオススメです。

このように、

「ハードな質感のものならライトな色味を」⇔「ライトな質感のものならハードな色味を」

といった具合に素材と質感を上手にスイッチして頂くとぐっとお似合いのアイテムが増えるかと思います。


私は「素材」というものもれっきとした「色相」「コントラスト」の一部と捉えているので、パーソナルカラーみたいにあんまり色とか素材を狭めたくない派なんですね。好きな色を着よう教なんです。

特にクリアさんは本当に何でも着れるので、苦手なアイテムでも色味さえ合えば着れるんだよ~、諦めなくてもいいんだよ~、ってことを布教していきたいのです。よ。

2.5 カジュアル⇔シックもスイッチする


ちょっと忘れそうなんでここで先に触れておきます。ちょっとだけ。

先ほどの②を応用して

『カジュアル⇔シックをスイッチする』

のもクリアさんにオススメしたい格上げポイントの一つです。


これはどういうことかと申しますと、前回の下の方で「黒スキニーをダメージ加工してはどうか?」という提案をさせて頂いたのですが、このように「黒・重い+スキニー・カチッとしている=割とハードなイメージ」のものでも、ダメージ加工、つまりカジュアル要素を足してあげると着やすくなるのでは?ということも提唱したいのです。

これはおしゃれレベルが二段階くらい上がるので次回に持ち越したかったんですが、いつたどり着くか分かんないので今書いちゃう。

一番最初に「髪色を上げるとなんでも着れるようになる」とも書いていたと思いますが、クリアさんは出来るだけ明るい髪色にして頂いた方が外国人の子供っぽいイメージに近づくのでホント、死角が無くなる場合が多いです。

この「明るい髪色」というのはつまり「カジュアル」な要素でして、例えば金髪にして自分自身がカジュアルそのものになってしまいさえすれば、あら不思議、オールブラック/オールホワイトなどのシックなコーデでも全然大丈夫なんですね。

アイドルグループ見てると正統派美少女の子は黒髪だと思うんですけど、オシャレ担当の子ってツヤっぽい茶髪にしてたり、結構髪の色を抜いてる場合がとても多くて。そういう子は顔立ちはそこまで美人じゃなくても、誰よりもおしゃれで"美人"って感じしますよね。

なので、まず自分というキャンバスが「重い」「地味」「モサッとしてる」などでお悩みの方は、やはり髪色を上げることをオススメします。

自分というカジュアル要素でシックなアイテムとのコントラストを取れるようになるので、とってもバランスが取りやすくなるんです。

多分コレが一番楽な方法ではあって、アイドルの方って顔立ちがハッキリしてる人以外は大体茶髪とかブロンドにしてますよね。男性でも。そんな感じをイメージして頂けると分かりやすいかな。

ただ、髪色を明るくするのはお仕事柄難しい場合が多いと思いますので、先ほどのようにあくまで"アイテムで"カジュアルとシックをスイッチしていきましょう。

シックなアイテムとはドレスやワンピース、スーツなど「カチッとしてる」「フォーマルな」イメージのものなのですが、このようなものにすでにカジュアル要素が足してあるものを選ぶのがポイントです。

例えば、スーツなら柄がハッキリと入っているもの。ワンピースならワントーンではなくミックス素材やプリント柄。柄といってもビシっとしたストライプよりもドットやボーダーなど細やかなものがオススメ。Tシャツも意外とカチッと要素が強いので、ワンカラーよりも遊び心のあるプリントがいいでしょう。

また、ジージャンやスキニーなどのハードアイテムでもこの互換性は使えて、ダメージ加工やウオッシュ加工だと馴染みよく、ほどよい抜け感も出るのでぜひお試しあれ。

逆に綿やリネンなどひらひらして透け感のある服だと、白や黒などの色味でもいけます。GUなどのファストファッション店でベーシックアイテムを選ぶ際はこういうものも全然使えるので、ハイブランドと上手にミックスして頂くのも面白いと思います。

ビタミンカラー/パステルカラー


最後の③に行く前に、上の二つの補足をしておきたいと思います。

上記の「白/黒というハードな色味をライトな質感で持ってくる」と「シックとカジュアルをスイッチする」。

例えばモノトーンを透け感・ひらひら感のある服で持ってくるとして、多分クリアさんはこれだけではもの足りない印象になるでしょう。

なので、このような場合にはクリアさんに一番味方する色味「ビタミンカラー」と「パステルカラー」のカジュアルな色を差し色として利用します。

ただし、この色たちは使い方が非常に重要で、色に対するイメージがとても明確で訴求力が強いんですね。

どういうことかというと、ビタミンカラーはこどものおもちゃの色、パステルは赤ちゃんのお洋服の色です。

つまり、『子供の色』。

だから似合うっちゃ似合うけど、子供っぽいイメージが払拭し切れないという難点も出てきがちなのが困るところ。

基本この色たちとクリアタイプはとても親和性が高いので、上下どちらかに持ってきてもらうのは全然OKです。むしろそうして下さい。迷ったらこのへんの色を選ぶ。

ただモノトーンになると話が変わってきて、無彩色って他の色のメッセージを際立たせやすいんですね。

なので、服を主張させるというよりも色のメッセージ性が伝わればいいかな、というくらいで使って頂けるとクリアさんの場合はちょうどいいんです。言ってること分かりますか??

例えば笑、モノトーンで面積の大きいものに合わせるときは靴やヘアゴムなど出来るだけ面積を絞りましょう。一番はインナー素材の差し色として使うのが本当にオススメで、"透け"をね上手に利用してる感じがね……オサレなんだ……めっちゃ似合うんだ……。ビタミンカラーなら元気に、パステルなら柔らかい印象になるので……すき……。

あ、スーツのワイシャツでもこれ使えるので!!お仕事で使いたいって方にはニュアンスカラーで微妙に色が入ってるものをオススメします!

③大人っぽい色味とは?


やっとここまで来た……疲れた……。読んでる人もありがとうございます。よ、読んでる……?とは思うけど。長いよね。もうちょいです。

ここまで紹介したのはとてもオーソドックスな方法でして、これさえ避ければ/これさえやっとけばマシになるよというものだったのですが、クリアさんは髪色をいじる意外に少しイメチェンしにくいタイプなので、最後に大人っぽく見せる方法をお伝えしたいと思います。

長いので答え言っちゃうね。

「くすみ色」を使え。

これです。

くすみ色とはいわゆるダスティカラーのことでグレーが微妙に混じってる色味なのですね。最近リバイバルしたのでみなさんご存知だと思います。

ただ、一言にくすみ色といってもモノトーンは色相がとても幅広いのでペールダスティかディープダスティか、またクリーングレーなのか黄灰色なのかでもだいぶ印象が違ってきます。

そこでクリアさんにオススメしたいのは「アイスカラー」。

先ほどご説明したパステルカラーに微量なブルーが混じっているものですね。ちょ、くすみ色じゃねーじゃんって思われるかもなのですが笑、パステルダスティってもうほぼアイスカラーなのでもう一括しました。

そうですね、アイスカラーはニュアンスとしてブルーが入っているので"透明感"があって"爽やか"なお色味です。

ね、クリアさんの特徴そのものって感じしない?パステルよりも大人っぽくて、ビタミンよりもこなれた綺麗な色ですよね~。

これ、なんでかめっちゃ謎なんですけど、アイスカラーをトップスにもってきたとたんなんかこう……「キレイ」になるんですよ。

多分クリアさんがお持ちの透明感をより引き立てているからなのでしょうが、色だけ見ると少し子供っぽいポップな色なのですが、着るとどっこい、スッとした大人っぽい雰囲気に変化されることが多くて。

トップスは元の肌色や髪色と要相談なので当てはまらない方もいらっしゃると思いますが、ぜひ気が向いたら試着してみて下さい。セーターかしっかりとした生地のカーディガンとかがおススメです。これからの季節はジャストサイズのパーカーが良いかな。


クリアさんのまとめ


もうまとめよう。今回のまとめはこちら。

①モノトーンを差し色として使う
②色と素材のハードとソフトをスイッチする
③大人っぽいはアイスカラーで作る


思った以上に長くなって死にそうだ……。こんな感じで普段着のワードローブを作っていくとラクなんじゃないかな、お買い物が楽しくなるんじゃないかなと思いながら書きました~。どうかな~。


最後に。ここまで読んでくださった奇特な方へ。

クリアさんは実は「レインボー/ホログラム」が一番武器になるので、モノトーンに靴紐だけ虹色とか、オーロラカラー細いゴムを腕に付けるのとかもぜひ試してほしいです。

特に男性の方はメイクとか髪型の変化が無い分「オシャレ楽しめねーわ」って方が多い印象でして、あの、男性のオシャレポイントって『腕時計』で大正解なんですよ。正確には『手首』です。

手首が女性の口紅と同じ役割を果たしていると私は睨んでいて、だって男性の場合で顔周りで動かせるものっていったら手首じゃないですか。なので謎の数珠とかじゃなくて「パーソナルな強いメッセージ性を発するもの」として『手首』に力を入れて頂きたいんですね。

というわけで、クリアタイプの男性限定で「マシ」から「え……ちょっとオシャレじゃね……?」になるワザとして、『レインボーを差し色として使ってみる』というのも良いかなと思ってご紹介してみました。

追記:レインボーカラーの派生でオーロラカラーもオススメです。ほどよく光沢感・透け感のある少し柔らかめのアイテムと特に相性が良いので、初夏や冬などパーティーコーデのお供にぜひ。


ん~………………私の趣味と言われたらそれまでなのだけどね爆!!ひゃ~!!

❤は…noteのアカ無くても押せるらしい…えへへ