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鈴木宗男議員に対する維新の対応

鈴木宗男議員が無断でロシア訪問をしたことで、日本維新の会からなにがしかの処分を受けるという報道がある。

鈴木宗男議員は、従来からロシア擁護の発言を繰り返しており、そうした人物を長らく国会議員の副代表に据えていたので、それは日本維新の会の外交スタンス、ひいては安全保障に対するスタンスであることを追認していたのだろうと思う。

そうした中で、今回のことの処分は遅すぎるとも思うが、日本維新の会というのは政策や理念よりも実利を重視する政党でもあるので、マスコミが騒がなければ処分をすることもなかったのではないかとも思う。

そして、今後予想されるのは、今まで自分の選挙のために鈴木宗男議員に尻尾を振っていた腰ぎんちゃく議員たちが、手のひら返しをして、維新の会の幹部に対して、鈴木宗男議員のロシア対応については賛成しませんという態度を取り始める事だろう。

こうした、こうもり議員は日本維新の会の中でも冷遇されていると思うが、これでますます維新幹部による恐怖政治がすすんで、自分自身の意見を何も言わない議員が続出すると思われる。

今でも維新の会の議員に会うことがあったら(特に新人議員)、政治スタンスについて尋ねてみるのもいいだろう。
きっと中身のない返答しかないはずだ。

議員には政党組織のために、保身のために働くのではなく、国民が選んだのだから国民の方を向いてほしいのであるが、現状は国民に選ばれるより、政党から公認されるかの方が議員にとっては死活問題なので、なかなかいい政治を行うのは難しいものだと思うのである。

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