国際結婚の手続きへの道②【東京・スイス大使館での手続き2日目】
いよいよスイス大使館へ
1日目の記事は東京観光についてのみ記載していますのでよかったらどうぞ↓。
チェックアウトした後、軽井沢から展開しているベーカリー&カフェ沢村 広尾プラザへ。いよいよスイス大使館へ向かう日ということで、朝から緊張であまりお腹空かず、コーヒーと小さいパン1つだけ頂きました。出勤・登校前の人達が朝食を食べていて、地元の方で賑わっている印象です。コーヒーも濃すぎず香りが良くて、朝の1杯目にちょうどよかったです。一緒に買ったパンはブリオッシュ的なものかと思ったら中はしっかりしたパンの食感で、小麦の味が感じられて好みでした。ホテルの近くにも同じ沢村さんのタパスカフェがあったのですが、そちらも賑わっていました。
大使館での手続き
スイス人の彼から、絶対に遅れないように、寝坊してないか心配だから朝起きたら連絡してね!と言われていたくらいだったので(どんだけ信用されてないの・・・)、5分くらい早めに着くくらいが良いのかな〜?と、典型的日本人的な、5分前行動の思考で到着したのですが、インターフォンを押して名前を告げると、「まだ早いから外で待ってて」とだけ告げられ雨の中玄関前で待つことになりました・・・まあ、開館前だったので仕方がないですけど、良くも悪くも時間厳守のスイス人らしいな、と外国にいることを実感。感じ悪い人だったらどうしようかなと恐れおののいていたけれど、約束の時間ぴったりに再度インターフォンを押して中に入るとフレンドリーな男性スタッフが日本語でもドイツ語でも英語でも良いよ〜と、とても親切に対応してくれました。緊張が少し解け、もらった書類を埋めていきます。書類の種類は3種類で、①結婚宣誓書 ②それぞれの連絡先詳細や今後の予定などを書く書面 ③それぞれの親の名前 の、①と②にはドイツ語版と日本語版が用意されました。日本語版は下書きみたいな感じで、最終的にはドイツ語版のみ正式な書面として使うとのことだったので、初めに日本語版を埋めてドイツ語版に清書していきました。書いてはいけない場所に書いてしまい、再度やり直しとなってしまいましたがなんとか完成し提出。手数料を支払い(私の時のレートは26,900円 現金でもカードでも可でした)、領収書をもらって完了です。思ったより書類の記入に時間がかかり、トータル1時間くらいでした。
提出した書類
私が今回スイス大使館へ手続きをしに行った際に事前に用意した書類は下記の通りです。
私(日本人サイド)
・パスポート原本
・戸籍謄本 全部事項証明書
・住民票
・婚姻要件具備証明書
※パスポート以外はアポスティーユ証明をつける必要あり
彼(スイス人サイド)
・パスポートコピー
・Personenstabdsausweis コピー
(スイスの役所で発行してもらう身分証明書類)
以上です。私の分は全て地元で揃え、彼の分はメールでデータを送ってもらってプリントしていきました。一番大変だったのは、婚姻要件具備証明書の取り寄せでした。これは国際結婚をする際に、自分はシングルで重婚ではありませんという証明をするためのものです。あまり発生しないのか、法務省のHPを見ても具体的なことがあまり記載されていなくて、とにかく法務省の戸籍を扱っている部署に、私の戸籍謄本を持って行ってみました。そこでは書類に自分と相手の名前をカタカナで書き、その他住所や連絡先を記載して提出。翌日には発行できますので〜と言われて後日取りに行きました。相手の名前をカタカナで書くとき、姓→名→ミドルネームなのか、名→ミドルネーム→姓なのか、はたまた姓→ミドルネーム→名なのか、担当の方もわからず、結局どれが正解かわかりませんでした。証明書は姓→名→ミドルネームで出来上がってそれを使用したのですが、大使館で特に何も言われなかったので正解だったということにしました。そもそも外国人の名前を無理矢理カタカナで表記するのも違和感あるし、こういう公的な書類を交わす時って面倒なことが多いですね。仕方ないですけど。
事前に話し合った方がいい事柄
これは知らないとちょっと慌てるな、と思ったのが、大使館で②の書類に記載しないといけない質問事項です。私たちはあらかじめ、経験者の方のブログを見て話し合って行ったのですが、スイス大使館の情報にも載っていないのでこれから手続きに行く方は注意です。
・結婚式をする場所
・お互いの結婚後の姓
・産まれた子供の姓(まだ決めていません、と保留することもできます)
結婚後の姓に関して、私たちは夫婦別姓を選びました。日本もスイスも、いまだに夫の姓に合わせることが主流で、スイスに関しては2012年まで女性が男性の姓に合わせるという法律があったらしいです。私は正直どちらでも良かったのですが、彼の方がこの保守的な考えに合わせたくない、というのと、将来日本を居住地にする可能性が高いことから、別姓を選びました。ダブルネームが希望だったのですが、調べてみたところ2014年にはダメになったとのこと。
この辺はいろんな意見があると思うのですが、日本もスイスも、もっと自由にそのカップルに合った選択肢が増えれば良いなというのが個人的な意見です。
最後旅とは関係なくなってしまいましたが、以上が私の東京観光&大使館手続きの旅の様子でした!今後、彼のところに私の手続きを受けた旨の連絡が入り、次は彼が役所で手続きをすることになります。経験者の方の記事を読むと、3週間くらいかかるのかな〜?時間もあるので気長に待つとします。
ちなみに、今回の手続き方法はあくまでもスイスで結婚する際の手続き方法一例として記載しました。申請時期によって、必要書類や手順が変わる場合もあるので、詳細はこちらを確認してください。そして、日本で結婚をする場合の手続き方法とは異なるため注意してくださいね。
それでは、読んで頂きありがとうございました。
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