1-1-1 細胞を基準とする生物の分類

こんにちはいろはです。ここでは細胞の大まかなつくりと分類を確認しましょう。

単細胞生物

1つの細胞で、1つの生命として完結する生き物。細胞が分裂することにより個体の数を増やす。

多細胞生物

多くの細胞の集合体として、1つの生命を成り立たせる生き物。細胞が分裂することにより体を作りあげる。

原核細胞

核を持たない細胞。原核細胞では、DNAは細胞内にむき出しの状態で存在している。

原核細胞を持つ生物...細菌類(大腸菌、肺炎双球菌など)、古細菌類(高度好塩菌など)

真核細胞

核を持つ細胞。真核細胞では、DNAは核膜に包まれて存在している。真核細胞には核をはじめとする、固有の働きをもつ細胞小器官(葉緑体、ミトコンドリアなど)が存在する。それぞれの細胞小器官の働きにより、より複雑な生命活動を行うことができる。また、物質を輸送するシステムも存在する。真核細胞生かつ単細胞生物、という生き物も多数存在することに注意(ミドリムシなど)。

真核細胞を持つ生物...動物(ヒト、ホヤ、カイメンなど)、植物(アサガオ、コケ類、シダ類)など原核生物以外のすべての生物

原核細胞、真核細胞とも、細胞膜に包まれ、細胞内は化学反応の場となる細胞質基質に満ち、DNAを持つというところは共通している。細胞膜により外界と生体内を仕切り、物質のやり取りを行っている。各構造、働きの詳細は後日詳しく書く記事にて。

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