海水準の変動

こんにちは。いろはです。
「海洋学」の続きは、海水準の変動についてです。

海は長い年月をかけ姿を変えてきましたが、その中でも最も分かりやすく大きな変動は、海面の高さの変化、つまり海の水の量の変化でしょう。氷期と呼ばれる時期には地球全体の気温が低下し、大陸に氷河が発達します。逆に間氷期と呼ばれる時期には地球全体の気温が上がり、大陸氷河は衰退します。地球全体の水の量はほぼ一定ですから、大陸氷河が発達すれば海水の量は減り、海水面は下がります。逆に大陸氷河が衰退すれば海水の量は増え、海水面は上がります。地球は氷期と間氷期を繰り返し、100mに及ぶ海面の高さの変化をもたらしてきました。氷期は大体10000年ごとに訪れています。これまで経験してきた氷期には名前がついており、ネブラスカ(ギュンツ)、カンサス(ミンデル)、イリノイ(リス)、ウィスコンシン(ウルム)などがあります(括弧外はアメリカ式、括弧内はヨーロッパ式)。氷期と間氷期を繰り返すメカニズムはまだよく分かっていません。

今から6000年前は縄文海進と呼ばれる時期で、海面は現在より約3m高く、現在陸地となっているところも海でした。現在の海と陸の比率は、海:陸=71:29ですが、縄文時代には異なっていたことになります。

またこれはおまけですが、よく言われる「7つの海」とは、北極海南極海北太平洋南太平洋北大西洋南大西洋インド洋を指します。
何で太平洋と大西洋を南北に分けるの?1つじゃん?と思っていることは内緒です。

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