1-1-2-1 生物を構成する元素

こんにちは。いろはです。1-1-2-1では生物に含まれる元素の構成比について触れていきます。

地球上に存在する物質・物体はすべて元素の組み合わせにより成り立っています。そして当然、生物のからだも元素の組み合わせで成り立っています。ただし、その種類は限られています。

ヒトのからだは、主として約20種類の元素で成り立っています。具体的には質量比で酸素63%、炭素20%、水素10%、窒素3%で、これだけで全体の96%を占めることになります。これらは水やタンパク質をはじめとする有機物の主な構成物質となっているため、存在比も大きくなっています。

また、カルシウムは1.5%(そのうち99%は骨や歯に存在)、リンは1%(核酸、リン脂質など)を占めています。さらにごく微量に含まれている元素として、硫黄、カリウム、ナトリウムなどがあります。ごく微量といっても、硫黄はタンパク質を構成するにあたり重要な元素であり、カリウムやナトリウムは細胞内外の情報伝達に関与する(チャネルなど)元素であるため、無くてはならない元素です。

ほかに塩素、マグネシウム、鉄、亜鉛、フッ素、ヨウ素、セレン、ケイ素、ヒ素、ホウ素、マンガンなどがありますが、高校生物の範囲では無いため割愛します。

今回はここまでです。また次回お会いしましょう。

いろは。

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