宇宙の誕生

海洋学をはじめるにあたり、どのように海はできたのかをみていきます。そのために、1番はじめのこの記事は、宇宙の誕生についてのものになります。


私たちの宇宙は、約150億年前にbig bang(ビッグバン)と呼ばれる大爆発によって生まれ、今もなお膨張し続けています。big bang以前の空間はどうなっていたのか、なぜビッグバンが起きたのか、宇宙のソトはどうなっているのかは何も分かっていません。それらを明らかにする材料が何も見つかっていないためです。

現在の宇宙空間を満たしている3-K黒体輻射の存在と、観測出来ている各恒星の間の距離が次第に離れているという観測事実から、宇宙は熱い火の玉として生まれ、今なお膨張を続けており、この膨張速度を逆算することで150億年前のbig bangを推定しています。

big bang直後の宇宙は非常に高温で、物質・原子のもととなる基本粒子の運動は激しく、これらが衝突しても互いに弾き飛ばすばかりで結合することはできなかったと考えられています。

宇宙が膨張を続けるうちに温度が下がり(宇宙空間内のエネルギー量は一定)、衝突してばかりだった基本粒子が結合できるようになり、陽子や中性子などの素粒子が生まれました。それらの結合体として様々な物質の誕生となりました。これら様々な物質はお互いの万有引力(どのような規模であれ、この世に存在するものはすべて万有引力をもっている)で引きあい、宇宙のあちらこちらに星が誕生することとなりました。

次回は地球の誕生についてになります。

いろは。

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