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作品(アート)

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描いたもの、作ったもの、集めました。
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#日記

『デビット・ホックニーについて』と、オンラインストア開設の報告

今日、先ごろ日本で開催の、デビット・ホックニー展のレビューを読んだ。色々、興味深いことが書かれていた。ホックニーといえば、必ず思い出すのが、ニューヨークで出会った先生二人。この二人、絵描きなのだが、とにかく、ものすごくホックニーが嫌い。授業中、生徒に名前も「聞きたくない」と怒ったり、延々と、何がダメかについて、話したり。何にしろ、同時代のアーティストが、ここまで情熱的に嫌うというのは、ホックニー本人と、彼の作品が、感情を掻き立てるということで、凄いことだ。退屈な作品を作ってな

水彩 抽象画ー金曜日に描いたから、タイトルは『金曜日』

ほんとうに、水彩絵の具は、コントロールがむずかしい。 下の絵は、「全然、描けないなー」とくさってた日に、予期せず、友人が誘ってくれて、短いポーズを連続してとる男性モデルを、見ながら描いた。 楽しく描けたので、良い日になった。 適当に描いてるように見えると思うし、実際、何も考えずに描いてるが、モデルがいなければ、この感じは、出ない。 同じモデルが同じポーズをとって、私が同じ状況にあることは、永遠にありえないので、全ての意味で、2度と描けない絵である。

アメリカ大陸の東側、春に思ふ

去年の秋から、市内から、1時間くらいのところにある州立公園で山歩きをするようになった。それで、気がついたのだけど、アメリカ東海外は、とても固い岩盤でできている。ニューヨーク市内でも、公園などに行くと、剥き出しの岩があるのは、そのせいだったのだ。 都会から離れて山を歩いていると、あちこちに大きな岩が転がっている。ニューヨークとニュージャージ州には、ハドソン川という大きな川が流れていて、川岸には、絶壁が切り立っていたりする。 空気の悪い街から、脱出して、自然の近くに行けるのは

アーティストになる

5年ほど前、中国系アメリカ人で、『ミスターウォン』と、私たちが呼んでいたアーティストの、水彩画のクラスをとった。当時、ミスターウォンは、90歳近くで、パンデミックの前の年に、なくなった。 私は、水曜日の夜の、モデルを水彩で描くクラスにいたのだが、ミスターウォンは、月1回20分のデモ(みんなの前で、モデルを描くのを見せる)をする以外、だいたい、座って、自分のスケッチブックにモデルを、筆ペンで描いているか、お気に入りの生徒と話してるだけ。私は、「先生、サボってる〜」と、一人で怒

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[作品の紹介] 日本帰国、スケッチ、スケッチ