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随想(エッセイ)

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その時、浮かんだことを書いたもの
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2024年2月の記事一覧

私の好きな 石垣りんの詩

『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』 久しぶりに読んでみた。 いつも、少し泣きたくなる。 家事が女性だけの仕事だった頃。 毎日、愛情だけでもなかっただろう。好きで家事したり、子供の世話をしていたばかりじゃないだろう。男の我儘に、腹が立ったこともたくさんあるだろう。そんな、私の前にいた女性たち、母や祖母たち。 石垣りん、それを言わずに、読者に想像させる。 最後に、女の涙や悔しさまで、ぜんぶ、ひきつれて、肯定してくるので、かなわない。 この詩は、お説教だと思う人がい

今年のアメリカ:新『南北せんそー』の話など

日本のSNSなど見ていると、ドルが崩壊するのを楽しみ待ってるポストなどがよくあって、なんだかなと、ずっと思ってる私ですが、先日、新『南北せんそー』になるのでは、と英語のSNSで、話題になっていました。1日だけの話で、みんな、別の話題に移ってしまいましたけれど。 20世紀にソ連という国があって、分割、分裂して、ロシアなどができたように、アメリカがなるのではという話、ここ10年以上ずっとありますよね。アメリカ、合衆国なので、詳しい手続きなどは分かりませんが、州は、連邦からの分離