地元で飲んだ日の話

最近地元の友だちと久しぶりに飲みに行った。
焼き鳥が食べたいとリクエストをすると、地元の渋いお店に連れて行ってくれた。
最近の出来事を話ししたり、昔話に花を咲かせた。
時間は21時過ぎ、お店を出る前に最後に一杯と思い注文すると、

「今日はもうお店閉めちゃうので注文は今日はもう取れないんです。2人が盛り上がっていたからラストオーダー取らなかったんだよね。」

とお店の人から言われた。まあ、しょうがないかと2人で会計の準備をしていると、お店の人が続けて、

「コロナでお客さんが来ないから、お店を開いていても赤字になってしまうんだよね。と話かけてきた。今週も団体のお客さんからキャンセルが入ってしまったし。個人経営でカウンターしかないような小さいお店は、持続化給付金でやりくりできてるし、なんならふつうにお店をやるより儲かってるんだよね。ウチみたいにお店が大きいと、給付金だけだとどうにもならないんだよね。」

15人くらい入れそうな座敷と10人くらいが座れるカウンターがある店内に、客は僕ら2人だけ。

「うちは焼き鳥を提供してるけど、テイクアウトはなかなか手が出せないんだよね。やっぱりどうしても、原価率高いのはお酒だし、テイクアウト始めても売り上げにはなかなかつながらないよね」


友だちは市役所に勤めている。
街がよくなるように毎日頑張ってる(たぶん)
店主の愚痴を聞きながら、「そうですよね」と相槌を打っていた。


コロナの第七波がきたらお店を畳むことも検討されているそう。

かなり渋いお店でカウンターもかなり使い込まれていて、すごく雰囲気あるお店。こうやって、残念な形でお店がなくなるのはすごく寂しいと思った日でした。

https://tabelog.com/shizuoka/A2204/A220401/22002988/


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