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譲れない想いと出会った時、

「あ、これ遺しておきたい。」
そう思ったから、ここに書き遺すことにした。


これまでの私は、誰かに道を譲ることばかりしてきたと思う。言い換えるのなら、自分の人生へのこだわりがわからなかった、とも言えるかもしれない。


例えば、10歳の頃。
1/2成人式があって、(みんなのところにもあったかな?)その時、多分、道徳の授業で、将来の夢について発表する機会があった。

当時の私は、保育園の頃に出会った先生に憧れて「保育士」になることが夢だった。でも、その1/2成人式の時、自分以外にも保育士になりたい人が沢山いることを知った。「あ、これ、なりたくても働く場所ないかも…。」そう思った時、”無理だろうな”、”他の誰かがやるなら…”と、やる前からその夢を諦めてしまった。(結果としてその夢は叶えたけれど、その選択をした当時はいろんな意味付けをしていたようにも思う。)

そんなふうに「誰かがやりたい」と思ったことは譲るような、「あ、じゃあ自分はやめておこう」って思うタイプだった。


でも最近、変わったなと思う瞬間があって。



私が「見えないものをカタチにする」「想いをコトバに遺す仕事」をすると決めてから、「それやりたいと思ってました!」とか「同じこと考えてました!」とか言われる機会が増えて。でも、それでも私、保育士の時みたいに「他の人がやるならいいや」とか、「誰かがやりたいならやめとこう」って思わなくなってたんだよね。

むしろ、やりたいけどできてないなら、私が先に道をつくっちゃえ!って。

そう思った時に、これが”本当にやりたいこと”なんだなって。”想いをそのまま遺すこと”。ここに強いこだわりを持っていて、必要性も感じていて。そしてなにより、その可能性を信じている。


自分と対話できる時間って、1日、1か月、1年のなかで、どれくらいあるんだろう。自分の想いに触れ、”今”ここにいる自分を受け入れて、抱きしめて、温められる場所を、時間を、自分のためにどれだけつくれているだろう。きっと、毎日一生懸命に過ごしているからこそ、その時間って、あまり取れていないのかもしれない。”誰かのため”にと、自分を後回しにしてしまうことが多いのかもしれない。だからこそ、思うこと。

日常のなかで、今ある想いに目を向け、心温める時間を、機会を増やしたい。そのきっかけになれる人であり続けたい。


だから私は、corelight(コアライト)をリニューアルすることに決めた。リリースしてから3ヶ月、「あなただけのコトバがある」より一層、その想いが確信に変わる時間だったから。


想い遺すことの価値って、すごいんだよ。
本当に。





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