『ほっぺたに6月の雨』

今日 生まれた優しい物語は
戻れない昨日を変えてくれる

追憶に咲き誇る　美しく優しきもの達は
より華麗な色彩を放つだろう

今日 刻まれた悲しい物語は
まだ見ぬ明日が変えてくれる

陰翳に鎮座する煩悶懊悩さえ
優しさに変えてゆけるだろう

ほっぺたに6月の雨
しんしんと砕け散るアスファルト
誰もいない横断歩道
点滅する青い光

その 刹那を 走り抜けろ

振り返れば雨上がり
安寧の時は満ち
モノクロの目蓋は光を知る

失ったものよりも
手にしたものが多いと彼は言った

忘れる必要なんてない
過去を連れて未来へ行こうと彼は言った

明日の自分が、今日の自分を救ってくれる
今日の自分よ、昨日の自分を救ってやろう

だから 大丈夫 大丈夫

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最近、過去が今に繋がっていることを、
強く強く実感するんですよ。
まぁ、繋がってるって当然のことなんだけどね。

─　書いた当時は、頭では解っていたが、
─　行動するに至らず、理解が浅かった。
─　しかし、時を経て、多くを学び歩き、
─　本当の意味で理解出来るようになった。

先日、そんな言葉に出会った。

今、これらの過去の戯言は、
ようやく私の言葉になったんだと思うのです。
だから、過去の戯言も、どんどん発言していきたいと思っております。

では、また。

私でした。