『未知に満ちる時』

午前中に掃除洗濯を終わらせ 

午後はギターを爪弾いていた

暗黙に歪んだ瞼に 太陽たちは眩しすぎて

永遠に憧れていたいと思った

傷を隠し

固く握りつぶした手を開き 

指の隙間から溢れる陽射しに

目を細める

汚れた涙をバラ撒いて 

言葉に急かされるまま 

喉を切り裂き解き放った想い

怖がりながら手探るものは 

未だ眠気眼の自信と勇気

ありふれたものこそ 

尊く気高く遠いものだと気づけたなら

微かな風の戯れにすら 

微笑みに満たされるのだ


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昔々に書いたものですが、良かったので。

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