妊産婦の死因、自殺がトップ 性教育アドバイザーあやの独り言vol.005
※2018/09/06に掲載した記事の再掲です。
こんにちは✨彩-irodori-保健室、あやです。
朝からこんな悲しいニュースを目にして、衝撃を受けました。
以下朝日新聞の記事↓
「妊産婦の死因、自殺がトップ 産後うつでメンタル悪化か」
「2016年までの2年間で、産後1年までに自殺した妊産婦は全国で少なくとも102人いたと、厚生労働省研究班が5日発表した。全国規模のこうした調査は初めて。この期間の妊産婦の死因では、がんや心疾患などを上回り、自殺が最も多かった。
妊産婦は子育てへの不安や生活環境の変化から、精神的に不安定になりやすいとされる。研究班は「産後うつ」などメンタルヘルスの悪化で自殺に至るケースも多いとみて、産科施設や行政の連携といった支援の重要性を指摘している。」
(2022年度の産後1年までに自殺した妊産婦は65人。依然としてがんや心疾患を上回り自殺がトップとなっています)
なんて悲しい統計。
自ら命を絶つ選択をするまでに、どれだけの苦しみがあったことか・・・。残された人達の悲しみや悔いはどれ程か・・・。
マタニティセミナー、生まれてからの赤ちゃんの話ももちろん大切だけど、パパや祖父母に向けた産後のママの体についてや、フォローの仕方を教える必要性を感じます。
女性の出産は命がけ。ママの体へのダメージは交通事故なみと言われています。
そのうえに産後は、それまで通常の10倍にも100倍にも増えていた女性ホルモン(エストロゲン)が0近くまで急激に下がることで、ホルモンバランスが崩れメンタル的にも不安定。
そこに慣れない赤ちゃんのお世話、達成感が得られない思い通りにならない毎日、慢性的な寝不足。
そんな体も心もズタボロな状態なのに、
「ママだから」
「みんな出来てるんだから」
って、周りに頼ることも出来ずに、1人で頑張って、頑張って。ママになってたった数ヶ月や数年。
1人で何でも出来る訳ないのに、やらなきゃいけないと思い込んで、限界まで無理しすぎてしまうんですよね。
私もこれまで、沢山たくさん、悩んできました。沢山たくさん、泣いてきました。
子どもを授かるまでは、大好きで1番の味方だったはずの夫が、いつの間にか邪魔ばかりする敵に見えてしまう時もあったりして。
ストレスって、自分が気付かないうちに、知らず知らず溜まってしまっているんですよね。
特に意識が夫や子どもにいってしまいがちなママは、自分の気持ちや体調には、鈍感になってしまうものなんだと思います。(正確には鈍感にならざるを得ないのかな)
でも自分からのSOSになるべく早く気付いて、少しずつでも自分の気持ちを吐き出すことが出来れば、自分の毎日を「よく頑張ってるね」って誰かに認めてもらうことが出来れば、押し潰されてしまうことはないはず。
イライラするのも、悲しくなるのも、疲れちゃうのも、頑張りすぎている証拠です。
まだまだ長い育児の道のり。完璧な子育てなんてムリだから、周りに頼りつつ息抜きしながら・・・。
自分の感情に蓋をせずに、漠然とした不安やつらさ、まずは吐き出すことからはじめましょう。
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