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本日のつぶやき 「私の特技」

大人になってから、気がつく特技というのも意外にある。

子どもの時は「自分が出来ることはすべて当たり前 」だし、学生時代は「類は友を呼ぶ」なので、気づき辛いのだ。

私の特技。

それは、「長いこと待てる」

である。

思い出せば、東京ディズニーランドにスプラッシュマウンテンが出来た頃。

待ち時間、3時間。
当時の私は小学校中学年。

家族でディズニーランドに来ていたものの、「3時間も待ちたくない」と親も兄弟も一緒には来てくれなかった。

それでもスプラッシュマウンテンに乗りたい私は、リュックに漫画を詰め込み、一人で3時間並んだものである。

当時はスマホもポータブルゲーム機もそんなに無かった時代に、漫画を読みながらずっと待ってた。

その後も、基本的なところは変わらない。

嵐の東京ドームでのコンサートの物販は、常に3時間待ちが基本だった。

仕事が終わらない友人(私はこの時、土日休みの仕事に転職していたけど、友人は基本平日休みだった)と自分の分のグッズを買うために、3時間並んでた。
この時は、もう大人だったので、ポータブルゲーム機でゲームしたり、スマホで映画見たりしてたな。

そして、私の人生で最長の待ち時間は、高校生〜大学生の時に行った、東京ディズニーランドのカウントダウンパーティーである。

大晦日の午前0時から、午後6時まで12時間以上外で待機である。

この時は友人と2人だったし(※類は友を呼ぶ)、前述の2件と違い、待ち時間のほとんどを座って過ごすので楽と言えば楽なのですが(寒いけど)。

前にこの話を会社でしたら「信じられない」というリアクションをいただいた。

信じられない、なのか。
いや、こっちもそんな長く並びたくて並んでるワケでもないのだが、それしか選択肢がなければそうするしかないまでで……

で、何でこんな話をしているかというと。

今年の春から初めた、娘のダンスの習い事の発表会がありまして。

その付き添いで発表会の会場に来ているのですが。

感染症対策の為に、出演者以外、楽屋へ入れないんです。
当然、保護者の私もダメ。

とはいえ、娘はまだ小学校低学年の為に、置いて行って終わり、というワケにもいかず。

私は一人、会場のロビーで待機なワケです。

先生が「お母さんには長いこと待ってもらうんですけど……」と言ってくれたので。

「大丈夫。
先生、全然大丈夫!」

と言ったのですが、あまり伝わってなかったみたい。

とはいえ、こちらも「大晦日に外でシートに座って12時間以上待った経験もあるので!」と言うワケにもいかないので。

そのまま、そっと娘を預けてきましたが。

暖かい室内で座って待つなんて天国ですよ。

読みかけの本も持ってきたし。(←待ち方は基本変わらない)

ただ、「楽屋に入れないなら廊下で待ってもいいかな?」と座り込み用の新聞紙はそっと隠しました……(地べたへの座り込みに慣れてる)


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