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ちょっとギアナへ引っ越した 出発


旦那の仕事の関係で2年間仏領ギアナのカイエンヌに滞在した。

ギアナに行くと言ったら日本人10人中8・9人はギニアと勘違いしてた。
10人くらいにしか言ってないけど。
紛らわしいのはすごく分かるけど大陸すら合ってない。
さすがにフランス人は知ってる人がほとんど。だけど、中には島だと思ってる人もいる。
白状すると、私自身白地図を目の前に出されてどこか指させって言われたらちゃんと答えられなかったと思う。

ギアナって転勤地としてはかなり人気ない(当方比)。
みんなやっぱりバカンスという誰もが喜ぶ言葉で思い浮かべる青い海の風景がいいらしいのでマルチニックとかレユニオンを希望するらしい。
うん、分かる。フランス人、海沿いでのバカンス大好きだもん。

あと、ギアナは悪いイメージがついてる。
囚人の島流し(bagneと呼ばれる)の場所だったし、領土の95%以上はジャングル。
ジャングル=虫、とかみんな思うよね。
いや、実際虫は多いんだけど。
友人はサバイバルガイドの本を餞別にプレゼントしてくれた。

しかも公務員の場合、海外県給料割り増し手当がギアナだとおいしくない。
ニューカレドニアとかは1.7倍。ギアナはせいぜい4割増し。
なので現地でフランス国内と同じ生活をしようと思うと出費がかなり増えて赤字になる人も。
うちは現地風の生活してたのでそこまで出費は増えなかった。

私は海で泳ぐのが苦手なので(波怖い)、海には特に惹かれず、しかも島だと「何かあった時逃げ場がない!」っていう気がして島も特に惹かれない。
(一体何があるというのか)
ギアナは陸続きで他の南米の国に行けるし、海外県行ったことがないのでいい機会と、旦那が転勤希望を出すのに即OKを出した。
旅行に関してはまたおいおい書くつもり。

あれよあれよと転勤が決まったら、出発はなんと1か月後。普通は準備期間が6か月はある。
ギリギリで転勤をキャンセルした人の代わりだったので、出発まで時間がなかったらしい。

私は仕事の調整もあるので旦那に2か月遅れて出発することにした。
社長に転勤の話をしてあっさりリモートワークの許可をもらう。あっさりしすぎて、こっちがびっくり。
時差があるので、フランス時間に合わせるため朝5時半ごろから仕事して13時半過ぎに切り上げることに。
午後超時間あって、自分時間満喫。

出発までちょっと時間ができたからといっても、結構やることある。
ギアナは黄熱病のワクチン接種必須なので、ワクチンうちに行ったり。引っ越しの準備したり。

船便で引っ越すので7月には荷物をまとめて、私が出発する9月までの2か月一人アパートでキャンプみたいな生活。
家財道具最低限しか残してなかったので、パンとチーズみたいな食事。
この時にだいぶ断捨離できたよ。

海外県に引っ越しするとき、引っ越し先は2か所(うちの場合)。
海外県の住居は会社が家具付きのところを用意してくれるので海外県へは家具以外のものを持っていく。
じゃあ家具はどうするかというと、うちは田舎に持ち家があるので、そのガレージに置いておくことにした。
家がない人はボックスみたいの借りてそこへ入れておくとか。実家に置かせてもらうとか。

何持っていったか詳しいことは忘れたけど、最後にフライパンをスーツケースに詰めたら、その分超過してた。
確か超過しても最大32キロまででそれ以上は重過ぎるらしい。
超過費用75ユーロ払って、32キロに収まらなかったフライパンを空港で処分。
いや、現地で買えるからいいんだけど。それよりなぜスーツケースに入れてまでフライパンを持っていこうと思ったのか。

しかも仕事のパソコン(デスクトップ)を手荷物にしたから、場所取る場所取る。
なぜノートパソコンにしなかったのか、謎。

バタバタしながらもフランスを無事出発したよ。

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