「褫」2021/09/29

・褫奪
某上級国民様の勲章が剥奪されていたらしいというニュースで見かけた知らない単語「褫奪」。

ち‐だつ【×褫奪】
[名](スル)うばうこと。無理に取り上げること。剝奪 (はくだつ) 。「位階を褫奪する」

(https://dictionary.goo.ne.jp/word/褫奪/ より引用)

ちだつ……。どうやら剥奪されるものが勲章や地位名誉である場合に使われる言葉のようだ。まっとうに生きていたら知っていたのだろうか。それとも名誉のある人でないと知ることのない言葉なのか。
まず「褫」って字自体はじめて見た気がする。ごちゃごちゃした字なので思わず書き順辞典(http://kakijun.com/c/892b.html)を参照してしまった。漢検1級だった。
多分私の人生に使われる言葉ではないけど、インプットすとこ。

・続く漫画の可能性
さいとう・たかお先生が亡くなった。
ゆーて私はゴルゴを読んだことは、あったとしても床屋の待ち時間にぱらぱらとぐらいだから、NHKのニュースでゴルゴの画像がいくつか出たときに「ゴルゴが女と騎乗位でセックスしてるコマが出たら面白いのにな」と思う程度で、あとは俺の後ろに立つなとかスイス銀行とか吉野家コピペくらいの知識しか無い。
ただ、「さいとう氏は『自分がいなくなったあともゴルゴを続けてほしい』と表明していた」という話を知り、何だかえも言われん感動があった。
続けてほしいという言葉の真意は知らないし、制作に関わる人達の食い扶持を残すためなのかもしれないけど、作者が亡くなることで強引に最終回になってしまう漫画をつい最近目にしたばかりなので、そうならない可能性を提示する人もいるんだな……と。
「本人が描いてるのは目元のみ」なんて揶揄をされてたこともあったけど、そのおかげでゴルゴが最終回を迎えずに済むのかもしれないと思うと、ゴルゴを続けられるようなシステムを構築したことは漫画家の理想的な形のひとつとして素晴らしいことだと思った。
天才1人の脳みその中に作品世界の全部が詰まってて、その人が終われば作品も否応無く終わってしまうという創作物のあり方を否定するわけではないよ。「もし作者が描けない事態になってしまったとき、どうするか」に、作者が作品や関係者や読者についてどう考えているかが端的にわかるのは興味深いし、できれば私は私の好きな作家が出した答えであれば全て尊重できるようにしたいなって思うだけ。
できればその考え方について、訃報と同時に知ることになるのは避けたいけど。冨樫〜! ハンタの続きどうするつもりなのか教えてくれ〜〜!!
(漫画の話は結局、最後は冨樫義博の話になる)

・変な看板
昨日変な看板を見つけたから写真撮ったんだった。

目に入った瞬間は「クソ下手なキティちゃん」だと思ったんだけど双頭のパンダだった。……パンダだよね?
何から何までよくわからん。見かけたのが夜だったらちょっとビビっちゃう気がする。

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